リンカーンタウンカーはコンチネンタルのトップグレードとして1959年に登場したのが始まりです。1981年には独立した車種となりリンカーンのトップモデルとして君臨してきました。タウンカーとして独立した1981年初代モデルは2ドアもしくは4ドアのセダンタイプV8エンジンを搭載していました。デザインはコンチネンタルとほぼ同じで9年間製造販売されました。1990年からは2代目へフルモデルチェンジ。内外装のデザインを大きく変更し若返りしたモデル。全長5m越、全幅2m弱の大柄なボディのフルサイズセダンでV8エンジンを搭載。この2代目は販売面で大きな成功を収めました。1998年からは3代目へ生まれ変わり丸みを帯びたデザインに変わり、乗車定員6名と特異なレイアウトを採用。内装もオーディオやスイッチ類などインパネを中心に変更が行われ、木目を追加した室内は落ち着いた静かな雰囲気を演出しています。このモデルはリムジンや霊柩車のベース車両としても使われ日本でも見かけたことがあると思います。毎年のごとく細かい改良を重ねながら2011年まで販売されタウンカーの歴史は幕を閉じました。