リンカーンLSはリンカーンが1999年から2006年まで(日本では1999年から2002年まで)販売していた4ドアセダンです。5mに迫る全長と1.9mの全幅を持つビッグサイズセダンで世界戦略車として世界各国で販売されました。日本では3L V6と3.9L V8の2グレードを展開、5速ATが組み合わされています。どちらのグレードもレザーシートなど革を使った内装です。V6とV8ではエンジンだけでなく装備内容も異なっておりV8モデルの方が装着されている装備が充実している上級グレードとなっています。V6モデルから追加される装備はメモリー機能(運転席とステアリングホイール)、イージーエントリー&イグジットシステム(降車時にシート位置が下がりステアリングが跳ね上がるシステム)、革とウッドのコンビステアリングホイール、グローブボックス内蔵6連CDチェンジャーが標準になります。

リンカーンの
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現在中古車市場に出回っているリンカーンLSはわずか数台しかありません。日本での販売期間が1999年から2002年とわずか数年間しか販売されなかったこともあり台数が少ないようです。出回っているリンカーンLSのほとんどは装備が充実しているV8が多いようです。

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一見平凡なセダンに見えるものの幅は広くどっしりと構えています。内装はレザーやウッドパネルを使い上質な空間を作り上げています。エンジンはスムーズに回るもののトランスミッションのしつけの甘さを感じるドライブフィール。しかし、少し甘さがあるところが古き良き感覚と楽しむこともできます。乗り心地はソファーのように沈み込むシートとフワッとしたサスペンションでかつてのアメリカ車の雰囲気があり「アメリカ車に乗っている」という感覚を思い出させてくれます。近年の高い完成度の車を知っているユーザーからすれば不満点もあるかもしれませんが昔ながらのビッグセダンを楽しむのには良い車です。アメリカ車ならではのゆったりとしたシート、ふわふわなドライブフィーリングは今となっては新鮮で懐かしさを感じることすらできます。

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