リンカーンコンチネンタルはフォードの高級車部門リンカーンが1939年から販売を開始した歴史ある乗用車です。かつてのアメリカ車の流行であったフラットデッキスタイルを取り入れ4ドア観音開きを採用した珍しい車です。日本でリンカーンコンチネンタルが知られるようになったのは1961年に登場した4代目からでしょう。あのジョン・F・ケネディ大統領がパレードなどで乗っていたのもリンカーンコンチネンタル4ドアコンバーチブルの特殊装備でした。エンジンは大排気量V8エンジンを搭載しています(10代目コンチネンタルはV6ダウンサイジングエンジンを搭載)。デザインは初代から7代目まではフラットデッキで角張っているデザインが採用され、8代目からは丸みを帯びたデザインへ時代の流れに合わせて変化しています。また駆動方式を後輪駆動から前輪駆動へ変更。9代目は2002年まで販売されましたがついにコンチネンタルの名が途絶えてしまいました。それから15年後2017年に高級車にふさわしい最新の装備とダウンサイジングエンジンを搭載してコンチネンタルが復活しました。