AMCは、少し個性的なモデルを販売していたことでも有名で、その中でもイーグルはさらに独特なモデルでした。イーグルは乗用車にフルタイム4WDを採用し、少し車高を高くしたCUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)と呼ばれるジャンルに振り分けられます。SUVの中のひとつのようなジャンルですが、SUVほど車高は高くなく、ボディはあくまで乗用車という部分から、見た目にも少し異質な存在です。イーグルはCUVながらボディ展開が多く、クーペやコンバーチブルといったスポーティなグレードもありました。販売期間も1980年から1987年、ワゴンは1988年までと長く、個性的なAMCの最終期を飾るモデルになっています。