グランドチェロキーは1993年に初代が登場し、2021年にフルモデルチェンジをした現行型の5代目まで長い歴史を持つSUVです。3代目までは少し古いこともあり、買取相場としてはグレードや年式に関係なく、落ち着いた価格帯です。反対に現行型の5代目は2021年に販売を開始したばかりということもあり、中古車市場にはまだ広がっていません。注目すべきは4代目のWK2型でしょう。WK2型は約11年間、販売された世代になるため、グレードは数多く登場しています。HEMIエンジンを搭載する「SRT8」や、グランドチェロキー最速を誇る「トラックホーク」などは新車時の価格も高いため、買取も必然的に高い価格帯です。ただし、WK2型の主力モデルは、可変バルブ機構を備えたV型6気筒の3.6Lモデルでした。グレードでは「ラレード」や「リミテッド」、2017年のマイナーチェンジ以降では「サミット」などです。高級装備のエアサスも設定されていますが、バネサスのほうが維持費が低く抑えられることから、どちらも買取においては大きな影響がありません。オプションで人気が高いのはサンルーフで、装着車であれば買取価格も高くなります。