グラディエーターは、4代目のラングラーがベースのピックアップトラックです。登場当初は正規輸入されていませんでしたが、2021年から日本でも正規輸入が始まりました。中古車市場の規模としては大きくありませんが、並行輸入も行われていたため一定数の市場を確保しています。日本ではピックアップトラックの実用性が低いため、大きく受け入れられている車種ではありませんが、特殊性からも求めるユーザーからは根強い人気の印象です。グレードは、「Sport」「Sport S」「Overland」「Rubicon」の4種類があり、現在の正規輸入はRubiconのみに絞られています。比較的、幅広いグレード展開ですが、買取価格に与える影響は少なめです。車両の状態によっては、上位のグレードを下のグレードが超える価格になることも珍しくはありません。日本で用意されているオプションはほとんどないため、極端に買取価格が上昇するオプションはなく、ボディカラーによる価格差もないと考えて良いでしょう。トランスミッションにATとMTが用意されていますが、こちらも買取価格に影響は与えていません。現在は市場のほとんどが並行輸入車ですが、正規輸入車は評価も高くなるため、正規輸入車が増えてくると今後の価格相場が少し変わってくると予想されます。