コンパスは、ジープのエントリーモデルとして2006年に初代が登場しました。スタイリングはSUVですが、ジープらしいオフロードモデルではなく、あくまでシティユースに向いたモデルです。駆動方式にもFFが用意されるなど、ファミリー層にも使いやすい1台です。初代の初期は昔のジープらしさを残したデザインでしたが、後期になるとスタイリッシュに変化しました。また、現行の2代目MP型ではグランドチェロキーを踏襲するデザインで、エントリーモデルながら高級感を高めています。ここからは、市場の中心になりつつある現行のMP型の買取相場について解説していきます。MP型は2017年に登場した新しいモデルですが、初期ではすでに5年ほどが経過しました。基本的には高い買取相場ですが、初期は価格が落ち着いてきていることから、買取相場には少し幅が生まれています。また、買取相場はグレードによっても変化します。4WDの「リミテッド」とFFの「ロンジチュード」が人気の高いグレードであり、中古車としての評価も高くなっています。ジープと言えば4WDというイメージが強く、コンパスに関しても4WDの方が高値にはなります。しかし、FFでも極端に値段が下がることはありません。これは、コンパスが完全なオフロード車ではないことが影響していると考えられます。