ローバーミニは、現在の新世代のミニにもつながる源流モデルです。初代は1959年に登場し、2000年の生産終了までフルモデルチェンジを行わずに販売が続けられました。ただし、マイナーチェンジは定期的に実施され、最終的には10型まで登場しています。それでも初期から見た目が大きく変わることもなく、伝統的なモデルとして現在でも愛されています。販売期間が長いこともあり、年代ごとに様々な仕様が存在しますが、特定の年代ばかりが評価されているわけではなく、基本的にはコンディションの良し悪しで査定額が決まります。とは言え、ミニにおいても年式が新しいことは有利に働くため、最終型のいわゆる97年モデルと呼ばれるモデルが市場の中心になっています。すでに生産を終了してから20年以上が経過するローバーミニですが、全体的には高値傾向であり、今後も状態の良い車両は同様の傾向で推移していくと予想されます。