ローバージャパンの撤退を経て、新たな輸入元によって2003年に再上陸したローバー75。この復活とともに、ステーションワゴン「ツアラー」が追加されます。エンジンなど基本設計はサルーンのものを受け継ぎつつ、タイヤは1インチアップの17インチに。スポーツワゴンとしての個性を前面に押し出します。ラゲッジルーム容量は最大1200L超で、分割可倒式のリアシートはトランクスルー機構も備えていますので、少し大きな荷物や長さのあるものでも難なく収容できます。また、リアゲート部のウィンドウが独立で開閉でき、多様な使い方に対応します。しかし2005年にはローバーそのものが経営破綻、わずか2年足らずで販売終了の憂き目に合います。