2011年、マクラーレンはF1、SLR マクラーレンに次ぐ市販量産車として、MP4-12Cを発表しました。アルファロメオ、フェラーリのデザインも手がけたアメリカのデザイナー、フランク・ステファンソンが施したそのスタイリングは、非常に画期的なもので、その後登場する650Sなどのデザインにも応用されています。また、特筆すべきはその車重の軽さ。たった80kgしかないカーボン製のモノセルを使用するなど、軽量化を追求し、最終的に1,336kgにまで抑えられています。さらにエンジンはM838Tと呼ばれる3.8L V8ツインターボを採用。600馬力を発生し、軽さとも相まって最高速度が330km/h、0-100km/hが3.1秒という驚異的なスペックを実現しています。