1974年から1993年まで20年近くに渡って販売され、ボルボを代表する名車として今なお人気の高い240。その中でもポピュラーなのがステーションワゴンの240エステートです。とにかく丈夫で信頼性が高いのが特徴で、カメラマンなどのクリエイティブな職業のユーザーに好まれたため「カメラマンの車」という呼び名でも知られています。設計は非常にシンプルで2.3Lの直4エンジンに日本製の4速ATが組み合わされたもの。輸入車でありながら機関系のトラブルは非常に少なく、今でこそ旧車の範疇に入るかというところですが、維持費が比較的安価なことでも知られています。現在にもまして質実剛健なものづくりにこだわるボルボの姿勢を感じます。