サーブの上級サルーンである9-5。セダンの他にスポーティなステーションワゴンが設定されていました。初代は1997年から2010年まで販売されたロングセラーで、途中で行われたグレード整理では2L低圧ターボエンジンの「リニア」、充実装備の「アーク」、260馬力を発生する高圧ターボエンジンの最上級「エアロ」の3グレード体制へと改められます。2006年に大幅なフェイスリフトが行われ、一気に現代的な面構えに。2010年の9-5シリーズのモデルチェンジではV6エンジンの復活などがありましたが、サーブの不況によりエステートは試作にとどまり、量産化が実現しなかったことでセダンのみの設定となりました。