サーブ900の後継として1997年に登場した中型車9-3。2009年にはサーブ初のクロスオーバーとなる派生モデル「9-3X」が登場します。9-3エステートの4WDをベースに35mmのリフトアップやルーフレールなどのボディパーツで武装、ボルボのクロスオーバーシリーズを意識した内容となっています。エンジンは2Lのターボで、これに6速のATの組み合わせ。4WDシステムも「XWD(クロスホイールドライブ)」と呼ばれる独自のもので、特殊なLSDを使って駆動力の配分を最適化するシステム。オフロードでなければ悪路も得意です。しかし2014年、サーブの破綻によって本家9-3もろとも販売を終了します。