9-3シリーズは1998年に登場したサーブの中型車。2003年登場の2代目モデルからはスポーツエステートと名乗るステーションワゴンが誕生します。全グレードでターボエンジンを搭載し、クーペのような尻下がりの曲線的なルーフをもつデザインや縦型のクリアテールなど、スポーツワゴンとしての個性を全面に押し出したのが特徴です。グレードは2L低圧ターボの「リニア」をベースに、充実装備の「ベクター」、高出力な高圧ターボエンジンの最上級「エアロ」というラインアップ。エアロは全車4WDで、2.8L・V6ターボエンジンの設定もあります。2007年に大幅なフェイスリフトを受けて現代的な面構えになり、その後サーブ破綻まで販売されました。