更新2022.09.08
ボルボを選ぶ人はどんな人か。イメージやモデル別の特徴や評価も解説
外車王SOKEN編集部
ボルボを選ぶ人はどのような人なのでしょうか。数ある輸入車ブランドの中でボルボが気になるということは、他の人とは違うクルマを求めている人が多いかもしれません。しかし、高額な車の購入となると、自分の選択に自信が持てずに悩んでしまうこともあるでしょう。こちらでは、自分にとってぴったりな1台を選ぶために、ボルボの世間的なイメージや特徴・モデルごとの違いについて解説していきます。
ボルボの特徴とは
ボルボは、車としても企業としても多くの特徴を持っており、その懐の深さが幅広いユーザーに愛される理由です。ここでは、そんなボルボが持つ多くの特徴の中から、代表的な4つについて解説していきます。
スウェーデンの自動車ブランド
ボルボはスウェーデンのトヨタ的な大企業です。ボルボグループはトラックや建設機械の製造・金融業まで行なっている一大複合企業で、乗用車部門であるボルボ・カーズは1999年にフォードグループへ分離・売却され、2010年には中国資本の持株会社である浙江吉利控股集団に再売却されました。その後は、思い切ったブランドイメージの改革によってそれまでの大衆車的イメージからの路線変更に成功し、現在ではプレミアムカーブランドとして認知されています。
スウェーデンにおける新車販売台数の約2割を占め、国内トップシェアを誇るボルボは、国民的自動車メーカーと言っても過言ではありません。
安全性を追求している
ボルボの最大の特徴は比類なき安全性の追求です。
ボルボが市販車に初めてシートベルトを採用したのは有名な話ですが、世界的に標準装備化が進んでいる「衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」を、ボルボでは2008年から市販車に搭載しています。
さらに、現在では安全性能だけではなく、パリ協定の期限から10年後にあたる2040年までにクライメイト・ニュートラルを実現し、より人と環境に優しい車作りを目標にしています。このことからも、ボルボは環境と安全面において、世界の自動車業界を牽引するリーディングカンパニーと言えるでしょう。
日本での販売台数が伸びている
ボルボの日本でのヒットのきっかけになったのは、2013年に発売されたV40です。折しも2010年代前半の日本では、ブレーキペダルの踏み間違いによる痛ましい暴走事故が多発していました。当時、他メーカーが販売していた自動ブレーキは、十分な性能があったものの、フラグシップモデルにしか採用されておらず、ニーズの多いミドルクラスの乗用車には普及していませんでした。
そんなタイミングで、上級クラスに劣らない世界最高水準の安全運転支援機能を備えてデビューしたV40は、日本市場に歓迎を持って受け入れられ「日本で最も売れたボルボ」と評される大ヒットを記録したのです。このV40の成功が日本におけるボルボ躍進の起爆剤となり、2018年には国内販売台数が22年ぶりに年間2万台を突破しました。さらに、海外メーカーとしては異例の2年連続でカーオブザイヤーを受賞しています。
北欧らしいデザイン
北欧をイメージさせるボルボの造形は、スウェーデンの生活文化を背景としたスカンジナビアデザインがベースとなっています。
スカンジナビアデザインとは、スウェーデンを含むスカンジナビア半島諸国の伝統的デザインです。その発達には諸説ありますが、厳しい冬が長く、室内で過ごす時間が多い地域の生活様式が、飽きがこなくて長く使えるシンプルなデザインを育んだと言われています。
また、ボルボでは人間の過ごしやすさを中心としたデザイン思想「ヒューマン・センタード・デザイン」も重視しています。ボルボのデザインはシンプルで、悪く言えば地味に見えるかもしれません。しかし、スカンジナビアデザインの文化的な背景やボルボのデザイン思想のこだわりを知れば、創意と工夫に満ちた刺激的なものであることに気付くのではないでしょうか。
ボルボを選ぶ人の特徴は?
ボルボの購入を検討し、レビューなどを見ていると、ボルボの購入層には共通した特徴があることに気が付くのではないでしょうか。それは単に収入や趣味的なものではなく、ポリシーやライフスタイルといった骨幹的な部分での共通点です。ここではボルボを選ぶ人の特徴や、ボルボを選んだ理由について解説していきます。
車に安全性・耐性を求める人
ボルボを選ぶ人にとって高い安全性能は、現在でも最大の購入動機かもしれません。
大切な家族や恋人を乗せて走る現代のクルマにとって、最も大切な機能のひとつが「安全運転支援機能」です。 現在では、軽自動車にまで安全運転支援機能が搭載され、目新しさこそなくなってきました。しかし、現在もボルボの運転支援装置「インテリセーフ」の性能の高さは、他メーカーと比べて抜きん出たものがあります。また、車体構造の安全性はすなわち耐久性でもあり、飽きのこないシンプルなデザインと相まって、1台のボルボを長く愛用しているオーナーが多いのもボルボの特徴です。
高級感のある車に乗りたい人
ボルボを選ぶ理由の一つに「高級感があるから」というのもあるでしょう。
生活に余裕があって衣食住が豊かになれば、次は高級車に乗りたいと思う人は少なくありません。しかし、クルマに求める「高級感」の基準は人それぞれです。威張りの効いた造形にメッキパーツで加飾された黒塗りのクルマに高級感を感じる人もいれば、淡いボディーカラーに控えめながらも品よくまとめられたボルボのようなクルマに高級感を感じる人もいます。高級感のある控えめで上品な車を求めている人には、ボルボはぴったりだと言えるのです。
ボルボは高級車なのかという内容については、以下の記事で詳しく解説しています。
他人と被らない車が欲しい人
ボルボは、他人とかぶらない車が欲しい方にとっての最適解と言えるでしょう。
他人と極力被らないクルマに乗りたい人にとって、国産車ではなく輸入車を選択することは、ごく自然なことと言えるでしょう。さらに近年人気のあるボルボとは言え、国産車と比べると販売台数が少ないので、駐車場で自分の車とそっくりな他人の車の鍵を開けようとする出来事は回避できるでしょう。また上述の通り、ボルボはただの変わった色物的な輸入車ではなく、他のメーカーにはないデザインと高い安全性を両立した素晴らしいクルマです。
他人と被らないことを条件にクルマを探しているのなら、ボルボを選ぶことをお勧めします。
子どもを乗せたい人
ボルボほど子どもを乗せるのに適した車はありません。
ボルボは1990年に世界で初めてビルトイン式チャイルドシート「インテグレーテッド・ブースタークッション」を搭載しました。 これは単にチャイルドシート脱着の手間を省く装置ではなく、乗車する子どもの安全を真剣に考えたボルボの答えです。このように子どもの安全を多角的に考えられたボルボは、子どもを乗せる車として最も適していると言えるのではないでしょうか。
ボルボは、子育て中の女性や小さな子どもの安全を重視する人にもおすすめの車です。
ボルボのモデル別の特徴
ボルボのモデル名は、1文字のアルファベットと2桁の数字の組み合わせで構成されています。
モデル名先頭のアルファベットが表すのは車体形状で、Sがセダン、Vがエステート、XCが SUV です。 アルファベットの次に表示される数字が表すのは車体の大きさで、40がコンパクト、60がミドルサイズ、90 がラージサイズになります。これに加えて、 V40などの最後尾に「クロスカントリー」と付くモデルはエステートモデルをベースとしたクロスオーバー SUVモデルです。
ここでは、モデル別の特徴を元にどのような用途に向いているのかを説明していきます。
セダン
ボルボの高剛性シャシーを楽しみたいなら、セダン以外に選択肢はありません。
セダンは横から見た時に、そのアウトラインが3つの箱で構成されているように見えるので、3ボックスとも言われています。そんなセダンは、難しい工夫を施さなくても、高い車体剛性を実現できるクルマの基本的な車体形状です。特に高い速度域で長時間移動する用途に適しており、ボルボのラインナップの中ではS60とS90が該当します。
S60はスポーツミドルサイズセダンで、オーナー自身が運転を楽しむドライバーズカーです。より大型でラグジュアリーなS90は、家族やVIPを後部座席に乗せて走るショーファードリブンに分類されます。
エステート(ステーションワゴン)
ボルボの王道といえばエステートです。
2000年代以前のボルボの名作と言えば、240やV70といったエステートモデルです。一時は国産車でもエステートモデルが多く存在しましたが、ワンボックスカーや SUV にその需要を奪われ、その数は減少しています。そんな現代において、魅力的なエステートモデルを求めてボルボを選ばれる方も多いのではないでしょうか。
ボルボにはV40をはじめとしてV60・V90と豊富にエステートモデルのラインナップを用意しています。その中でも、V60はミドルサイズスポーツモデルとしてセダンに負けないドライバビリティを保ちながらも、広大な荷室スペースを備えているので、荷物の多いアウトドアアクティビティから日々の長距離移動にとマルチに活躍してくれます。また、同じ60が付されたラインナップにXC60がありますが、XC60はSUVとしてのスタイリングと高い悪路走破性にメリットがあるので、V60はそれらを必要としないセダン的な乗り心地を好む方に適していると言えます。
クロスカントリー
クロスカントリーは、アウトドアスポーツが盛んなヨーロッパで人気の高いクロスオーバーSUVモデルです。
自転車やカヌーといった長尺のギアを車で運搬するときには、ルーフキャリアを使用するのが一般的な方法です。その場合、XC60のような全高が高いSUVでは、ルーフキャリアへの荷物の上げ下ろしが不便なため、車高は高いけれども全高が低いクロスオーバーSUVが好まれるのです。
そんなボルボのクロスカントリーラインナップの中でも、V60クロスカントリーは程よい大きさで日本のアウトドアフィールドにマッチしています。またベースとなっているV60は、ボルボのラインナップの中でもスポーツ性の高いモデルであり、アウトドアフィールドまでの道中や日常の通勤でも爽快な走りを提供してくれるでしょう。
SUV
日本における好調なセールスの土台と言えるのが、ボルボのSUVモデルです。2年連続でカーオブザイヤー受賞を実現しており、XC60とXC40は現在のボルボの屋台骨を支えているモデルと言えます。
SUVモデルの中でも、XC60はSUVモデルの中核をなすモデルであり、新時代のボルボを象徴するモデルと言えます。悪路走破性が高いXC60は、スノーボードやマウンテンバイクなどのアクティブなアウトドアスポーツを楽しむ方に適したモデルです。そんな新時代のXC60と双璧をなすのが、ボルボの伝統的エステートモデルのV60です。V60は高速道路やワインディングでの走行が楽しい、より舗装路向きのクルマと言えるでしょう。
ボルボへの乗り換えなら外車王で査定してみましょう
ボルボの新車の見積もりに行く前に、まずは外車王に今乗っている車の査定に来てください。
長く乗っている外車を売ってボルボに乗り換えるとき、多くの人が選択するのはディーラーでの下取りです。ボルボのディーラーで「ボルボ」を下取りに出すのは高く売れる手段のひとつと考えられますが、「ボルボ以外」の外車を下取りしてもらうのは、決して高く売れる手段とは言えません。
例えば、10万km 走行した2003年式のルノー「カングー」の一般的な買取店での買取価格は15〜20万円ですが、ボルボのディーラーで下取りしてもらった場合は、上記の買取価格より安くなると考えられます。その理由は、中古車が高く売れる自社での店頭販売において、ボルボ以外の外車が売れないからです。そのため、業者間オークションへ転売することを念頭に、オークション相場から買取額を決定しているので、どうしても一般的な買取店の相場と比べても安くなってしまいます。
しかし、外車買取専門の外車王では、オークション以外の多彩な販売ルートを準備しているので、ディーラーや一般の買取店には真似できない高価買取が可能です。
ボルボの新車の見積もりに行く前に、外車王にご相談ください。外車王なら売却に至らなくても、キャンセル料や出張査定料と言った類の請求は一切行なっておりません。輸入車専門の外車王は二重査定なし、素早い全国出張査定と高価買取で、次の車の資金を増やすお手伝いをさせていただきます。
スポーティで乗り心地の良いボルボで快適なカーライフを送りましょう
ここまでボルボに対する世間的なイメージやボディタイプ別の特徴、乗り換えの注意点について解説してきましたが、購入する際の参考になったでしょうか。
車を選ぶときに一番大切なことは、本人が納得して乗れるかどうかです。もちろん、他人からのイメージや評価は大切ですが、そのことばかりにとらわれず、人生に何度かしかない車選びを純粋に楽しんでください。じっくり選んだスポーティで乗り心地のいいボルボは、日常を彩ってくれる最高の相棒になることでしょう。
ボルボを高く買い取ってもらうには
ボルボ を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは ボルボ の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。