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更新2022.09.25

絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.21:富士スピードフェスティバル2022

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きもだこよし

8月の終わりの日曜日。絵描きは早朝より薄曇りな富士スピードウェイ(以下SFW)の西ゲート前におりました。



これから始まる夏の祭典「富士スピードフェスティバル2022」にお邪魔するためです。


こちらのイベントの主催は、雑誌「ティーポ」や「カーマガジン」でおなじみネコパブリッシング。


以前「オーバーヒートミーティング」として、岡山TIサーキットで開催されていたイベントが終了したことを受けて新たに開催された「走る、集う、触れる」テーマにした皆で楽しむためのサーキットを使った体験型イベントです。



早朝から並んで入場したにも関わらず、すでに多くの車両が絵描きの前におりました。


イベントに絡めて同時に各種クラブ単位でもミーティングが開催されており、フィアット500アバルト、ルノーやアルピーヌのスポーツモデルといったクルマのクラブが会場のあちらこちらで集まっていました。このイベントでの走行会の出走待ちをしていたようです。



 
その一方で、スポーツモデルでありませんが、カングー&フレンチミニバンミーティングというキャンパーにも楽しめるコンテンツも忘れてはいません。



場内には内装を総ハンドメイドとは思えないほどみごとな内装のカングーがタープを張りだしdayキャンプを楽しんでいました。


■往年のレーシングクラシックが吠える!


ピットレーンのほぼ中央に位置するあたりではこのイベントの目玉ともいうべきアバルトクラシケの展示。



歴史あるアバルトモデルが10台以上も集合し、多くの参加者の耳目を集めておりました。


13時から始まったアバルトクラシックランではこれらの車両がSFWを疾走しそのスピードたるや半世紀も昔のモデルと思えないほどの颯爽たるもの。多くの参加者がピットレーンのフェンスから当時と変わらぬ走りやエキゾーストに色めき立っておりました。



▲本コースへと出走していくアバルトOT1300。1960年代を代表するといってもいい美しさと速さを兼ね備えたモデル。室内へと送風をするためのペリスコープが特徴になっている


 



▲Gr.Bを代表する怪物マシン、ランチア037ラリー。その咆哮は多くの見学者の目を耳を釘づけにしていた


 



▲DTMで活躍したアルファロメオ155V6Ti。1993年にDTMを制したチャンピオンカーながら、事情により出走中止に。500馬力近いそのパワーを見せてくれることは残念ながらこの日は・・・

 


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■参加者と盛り上がるトークショーとジャンケン大会


会場の特設ステージでは元ティーポ編集長であり、現在は自動車ライターとして活躍中の嶋田智之氏が、ラジオパーソナリティーの藤本えみりさんとさまざまなゲストを向かえてトークシューを展開。



ゲストのエピソードや裏話を引き出していきました。


豪華なプレゼントを用意してのジャンケン大会では参加者も大いに盛り上がりましたが、嶋田氏のあまりのジャンケン大会での強さに参加者が全滅。「よし、もう一度全員で」の声が何度か上がったのはご愛敬でした。


■今日の1枚



イベントの旅の中で見つけた車両をイラストにしてご紹介をするのですが、今回はあまりなじみのない3輪車。東南アジア製のクルマである「トゥクトゥク」です。


トゥクトゥクといえばタイなのですが、あえて国名ではなく地域で生産国にしたのは、同様のモノがインドやネパールといった各国にあるので(名称もさまざまなようです)こういった表記にさせていただきました。


そのトゥクトゥクがなぜ「今日の1枚」になったのかといいますと、このクルマこそがこの日のイベントで裏方として活躍をしたクルマだったからです。



SFWは当然ですが広大な敷地となっております。したがってその移動だけでもパドックの端から端まで行くのもそれなりの時間を要します。


ましてや少し離れた駐車場までとなると、もううっかり忘れものもできません。そこで活躍をしたのが会場タクシーとしてのトゥクトゥクだったのでした。もちろんこのイベントタクシーは会場内を何度乗り降りしても無料。ドライバーも最初のうちこそ絵描きに「あまり声をかけてもらえないんですよ」と話していたのですが、昼過ぎには縦横無尽にSFWを駆け回っておりました。


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■まとめ:一度はサーキットコースを走ってみよう!



多くのカーマニア、アバルトファンを楽しませてくれた富士スピードフェスティバル。


夏の終わりに参加者の熱気と笑顔をSFWのコースにパドックに刻んで行きました。


締めは誰でもが参加できるパレードランで終わります。決して速く走れるわけではありませんが、望めばSFWのコースを走ることができます。



すべての人がコースを楽しむことができるイベントとして今後も定着をしてくれることを願ってやみません。


また来年、多くの方と笑顔で会えることを期待しながら絵描きは旅を続けます。



 


■富士スピードフェスティバル 2022
https://www.neko.co.jp/fujispeedfestival


■きもだ こよし プロフィール:
https://carcle.jp/UserProfile?UserID=4504 


[ライター・撮影/きもだ こよし]   


 

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