更新2022.06.04
絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.18:那須ヒストリックカーミーティング2022
きもだこよし
去る5月22日、強めの雨音で始まった日曜日、道の駅「那須高原友愛の森」にて開催されました那須ヒストリックカーミーティング。
今回、絵描きはこんなところにおじゃまをいたしております。会場である芝生広場や石舞台前には様々なヒストリックカーが整列し、また少し離れた新駐車場(北駐車場)の方にもネオクラシックと呼ばれる'80~'90年代の車両やスーパーカーが展示されておりました。
■イベントの主催は那須ヒストリックカークラブ
主催は那須ヒストリックカークラブという旧車をこよなく愛する団体であり、地元の参加者を中心に集まられた方々です。
協賛者であり主催者のひとりでもある「NASU GT CAFE」のオーナーによると、初開催から今年で5回目となるそうですが、あえて特に第何回という記載はしていないとのこと。
またチラシ等は配布されているのですが、webなどにはあまり情報の用意が見当たらないこともあって(絵描きの見落としもあるかもしれません)地元や口コミが中心のイベントになっているようです。
それを裏付けるかのようにエントリーされている方も、一般で見学に参加されている方も、こちらのGT CAFEで知り合ったお客さんや関係者の方が多いのだとか。
それでも近場の那須ナンバーのクルマをはじめ、遠くは奈良というナンバーの車両も参加されていることからも、こちらへの参加を楽しみにされている方の多いことがわかります。
■年式で大きく分けられた2会場
会場は80年代以前のモデルとそれ以降で2か所の会場に分けられていました。
メインの会場である芝生広場はメッキバンパー輝く70年代の車両を中心にGT40やコブラ、フェアレディを石舞台の前面に展示しています。また80年代以降の車両はアスファルトの新駐車場にスーパーカーを中心に展示。
これには年代を分けるとともに地上高の低いスーパーカーの展示に対しての配慮もあるのかと思います。こちらも多くの方が雨にもかかわらず見学に来られていました。
■道の駅那須高原友愛の森とは?
那須高原友愛の森は県道17号線沿いにある道の駅です。250台の駐車スペースを有する買い物や食事も楽しめる緑あふれる施設になっています。
中央にあるトイレの建物にはギャラリーストリートと名のついたアートスペースがあり、5月現在は那須町で撮影さえた写真が展示されています。
面白いのは、観光交流センター内にあるふるさと納税の自動販売機です。いったい何のことかと思われる方もいるかもしれません。
筆者も初めて知ったのですが、こちらで納税すると那須温泉旅館協同組合加盟店で使用できる道の駅チケット等が購入できます。
もちろんその日から使えますので、那須町を応援したいという気持ちを納税という形で寄付できるようにしたものだそうです(自販機ですがクレジット決済のみとなっております)。
■今日の1台
毎回会場の一角でこれはという絵描きが気に入った車両を描かせていただいている今日の1枚ですが、今回はベルトーネX1/9です。ええ、もちろんフィアットX1/9と同じモデルではありますが後年モデルは名前の通りベルトーネブランドとして生産をされておりました。
X1/9は1972年11月のデビューからその後フィアットブランドとして1982年まで販売されます。その後はベルトーネにブランドが移り1989年まで実に17年近く生産が続けられたイタリアンミドシップです。
近年X1/9は数がかなり少なくなっていると思われますが、それでも多くはオーナーたちの情熱によってキチンと整備されて今に至っております。それでも多くはフィアットブランドであり、最終生産モデルであるにも関わらずベルトーネモデルを目にすることは絵描きは少なかったのです。かつて免許を取って間もないころに欲しいと思ったのもこのクルマでした。まあ当時で300万近い車両をもちろん買うことはできませんでしたが。そんなことも手伝って今回の1枚とさせていただきました。
今回はあいにくの雨ということもあり(昼には上がりましたが)参加車両は100台ということでした。それでも立派な台数だと思うのですが、これでも天候等によりキャンセルもあったのだとか。さらに翌年に向けて次回は120台を目指してより大きなイベントへと昇華させていきたいそうです。
■道の駅 那須高原友愛の森
https://www.yuainomori.com/
■那須GT Cafe
https://www.facebook.com/people/Nasu-Gtcafe/100024290430182/
■きもだ こよし プロフィール
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[ライター・撮影/きもだ こよし]