更新2021.09.04
絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.10:第4回 Ralph's Coffee and Cars
きもだこよし
前回の秩父から絵描き屋きもだは再び都心を訪れております。行きつ戻りつが多いのですが、これもまたご時世のなせることかと思いつつ東京タワーの足元におりました。
■東京プリンスホテル前に現れた「午前中だけのカフェ」
去る6月26日、東京プリンスホテル第一駐車場に小さなオープンカフェが開店しました。4回目となるこのカフェイベントの名は「Ralph's Coffee and Cars」。雑誌オクタン日本版とラルフローレンのコラボ開催によるイベントです。
毎回テーマごとの車両を中心にして集まるこのイベント、今回で4回目となる車両のテーマは「フランス車」。戦前のブガッティから最新のアルピーヌに至るまでさまざまなフランス車が集まっていました。ちなみに、この日の駐車場にオープンしていたのはもちろん出張カフェ(車体はなんとHトラック)、本当のRalph's Coffeeは海外はもちろん日本でも東京2か所を始め横浜、名古屋、京都に店舗展開をしております。
■急遽変更された日程
本来であれば、こちらのイベントは翌日の6月27日に開催予定でした。しかし、台風の影響を考え急遽26日に変更(それも本当に少し前に)となりました。そういったこともあり、冒頭の挨拶ではラルフローレン氏が所有するブガッティ・アトランティックを本人が乗ってくるはずが叶わず。さらに、所有するブガッティヴェイロンはラルフローレン氏の奥様が乗って行ってしまった・・・と笑いを誘う一幕もありました。こうした変更にもかかわらず、大変に多くの車両が参加されたことはフランス車オーナーの熱意の一端を垣間見るものでもあります。
■新しい形の投票とカフェ型イベントの定着
近年こうしたカフェイベントがジワリと増えてきていますが、早朝のクルマにやさしい時間帯に集まって皆で飲むカフェというのは楽しくもあります。ですが、そこはこのところの事情もあり、なかなかに集まることひとつとっても難しいことも事実です。距離を保ち、マスクをした上で・・・と歯がゆい部分もありますが、新しい試みもありました。
会場で参加者に配布されていたステッカー。こちらはエントリー車両に付けられた番号であり、人気投票の投票番号でもありました。以前ならアンケート用紙に記入して投票箱へという感じでしたが、ステッカーの裏とカフェのテーブルに置かれたQRコードでスマホから投票アプリへアクセス。ガイドに従って投票をするというシステムができていました。
今後はこうしたシステムが主流になっていくかもしれません。
■今日の1台
アンケートのお題は3種類もっともエレガント、もっともスポーティー、もっともフランス車としてのDNAを感じる1台をそれぞれ選んでくださいでした。絵描きも当然投票は行いましたが、その中でももっとも個人的にエレガントである1台として「今日の1台」を選んで描かせていただきました。むろん投票結果とは別です。ですが絵描きが票を投じたのはこちらのシトロエンDS。
選んだのはあくまでも個人的な部分ですが、このライトが時代と優雅さをを感じさせてくれるのです。歴史的な意味では他の車種であるのでしょうが、絵描き屋の世代ではこの辺りがやはり琴線に触れる車種でもあります。読者であるあなたの感じる年代はどのあたりでしょうか?
ちなみに本当の投票結果はブガッティtype37です。
都心の真ん中で行われたカフェイベント。今後も定期的に開催予定ではありますが、世の中の状況を鑑みながら次回開催になるかと思われます。5回目はもちろんあると絵描きも信じています。この秋に再び開催の告知が出てくることを期待しつつ、次の目的地へ向かいます。
■ラルフローレンカフェ
https://www.ralphlauren.co.jp/contents/ralphs-coffee/locations/
■東京プリンスホテル
https://www.princehotels.co.jp/tokyo/
[ライター・撮影/きもだ こよし]