ドイツ現地レポ
更新2017.04.20
クルマ好きの夢が大爆発!?マニアックすぎるドイツの「V8ホテル」
NAO
モーターワールド運営のホテルということで、シュトゥットガルトにはすでに存在しているのですが、西ドイツ・ケルンにも博物館オープンに伴い、同時に営業を開始するようです。今回は、クルマ好きがぜったいに(?)泊まりたくなってしまうような「V8ホテル」をご紹介します。
V8ホテルは、まさに「クルマ好きによるクルマ好きのため」のホテル
(出典:V8 Hotelサイトより)
V8ホテルは「クルマ」をテーマにしたホテルです。各部屋には、クルマをモチーフにした装飾やデザインが施されています。部屋のタイプはデザインルームとテーマルームがあり、広報さん曰く、テーマルームは「クルマ好きの夢が大爆発」らしいのです。
テーマルームは「モータースポーツ」「工場」「洗車場」「ビジョン」「チューニング」「ノスタルジー(廃車)」「ガソリンスタンド」「ルート66」「V8キャンプ」「カーシネマ」の10のジャンルがあります。室内は各テーマに沿った家具や装飾が用意され、アメニティや細部の内装までクルマモチーフを施す徹底ぶりです。
モーリス・マイナーやクラシックカーを改造したベッドなど、どれも個性的な設え。ちなみにこれらのクラシックカー家具には、本物のクルマを使用している点にも要注目です!
▲ガソリンスタンド「Tankstelle」(出典:V8 Hotelサイトより)
▲修理工場がテーマの「Werkstatt」。クルマの下から飛び出した修理工の足がちょっとホラーかも…(出典:V8 Hotelサイトより)
シュトゥットガルトにあるV8ホテルは、以前飛行場だった土地を使っており、管制塔の建物は別棟として「メルセデス・スイート」と称した4階建てのアパートメントタイプになっています。レストランやバーも複数あり、ジムや「ボディチューニング」と題したマッサージルーム、会議室など宿泊部屋以外の施設が充実しているのも嬉しいですね。
クルマまみれになれる宿泊プラン
(出典:V8 Hotelサイトより)
シュトゥットガルトは、メルセデス・ベンツやポルシェのお膝下というだけあって、博物館をはじめとする自動車関係施設が近距離にあります。そのため、V8ホテルの特別サービスとして、ポルシェ博物館のミュージアムツアーや、スポーツカーレンタルプランも用意されています。運営元のモーターワールド博物館も、もちろん入場無料!クラシックカーから最新スポーツカーまでじっくり楽しめます。
宿泊価格は変動しますが、テーマルームのシングルで1泊189ユーロ(約20,000円)、ダブルで209ユーロ(約23,000円)前後となっています。(2017年4月時点)
ケルンのV8ホテルのデザインを含めた詳細は未定です。しかし、シュトゥットガルトのV8ホテルと同様に、クラシックカー・モータースポーツをテーマにしているようなので、どのような部屋ができあがるのか楽しみです。自動車博物館がプロデュースしているだけあって、なんだか色々とマニアックなV8ホテル。カレントライフ読者の皆様も、ドイツ旅の宿泊プランにぜひ取り入れてみては?
[ライター・フォト/NAO]