更新2024.05.17
中古車をローンで購入したときの金利はどのくらい?相場や金利を抑える方法も合わせて解説
外車王SOKEN編集部
ローンを組んで中古車を購入する場合は、月々の返済額だけでなく、トータルの支払額や金利にも注目する必要があります。今回は、中古車をローンで購入するときにかかる金利に焦点を当て、金利の相場や金利を抑える方法を解説します。
中古車ローンの金利相場
中古車のローンの金利は契約先によって異なります。ここでは、銀行系、ディーラーローン、自社ローンの金利相場やローンの特徴を解説します。
銀行系
銀行系のローンは、「オートローン」や「マイカーローン」とも呼ばれるローンで、ディーラーローンや自社ローンと比べると金利が低い(総支払額を抑えられる)ことが特徴です。ただし、審査が厳しく、審査の結果が出るまでに時間がかかるため、スケジュールに余裕をもって申し込む必要があります。
銀行系のオートローンの金利の相場は1〜4%程度です。
ディーラーローン(信販系ローン)
ディーラーローンは、ディーラーでクルマを購入した方が契約できるローンです。認定中古車に利用できる場合もあります。ディーラーローンは、銀行系のローンと比べると金利が高い傾向にありますが、クルマの購入とローンの審査および契約を販売店だけで完結できるというメリットがあります。
ディーラーローンの金利の相場は2〜8%程度です。
自社ローン
自社ローンは、販売店独自のローンで審査が通りやすいことが特徴です。ただし、金利または保証料や手数料が割高な場合があるため注意しなければなりません。
自社ローンの中には無金利のものもありますが、実際は保証料や手数料などの名目で車輌価格の10〜15%ほどの費用が上乗せされます。
ローンで中古車を買うときは、金利、利息、保証料や手数料、総支払額などをしっかり確認しておきましょう。
中古車ローンの金利の種類
中古車のローンの金利には「固定金利」と「変動金利」があります。ここからは、それぞれの特徴を解説します。
固定金利
固定金利は、返済期間中の金利が変わらないタイプです。市場金利に左右されないため、月々の返済額が安定するといった特徴があります。
固定金利のメリットは、返済期間中の金利が変わらないため、月々の返済額が予測しやすいことです。そのため、家計の予算管理がしやすくなります。また、市場金利が上昇しても、固定金利のローンは影響を受けません。そのため、将来の金利上昇のリスクを回避できます。
一方、固定金利のデメリットとしては、市場金利が下がった場合に、その恩恵を受けられないことが挙げられます。市場金利が低下しても金利は変わらずに高いままです。
変動金利
変動金利は、返済期間中の金利が定期的に見直されるタイプです。そのため、月々の返済額も市場金利の変動に応じて変わります。変動金利のメリットは、市場金利が低い場合に返済額が抑えられることです。また、変動金利のローンは一般に固定金利のローンよりも金利が低い場合が多いため、低金利で借り入れられる可能性が高いでしょう。
一方、変動金利のデメリットとしては、市場金利が上昇した場合に返済額が増えることが挙げられます。市場金利が上昇すると、月々の返済額も高くなります。そのため、返済額が予測しにくく、家計の予算管理が難しくなるでしょう。。
中古車の金利を抑える方法
中古車のローンの金利を抑えるためには、どのようにすればよいのでしょうか。ここからは、金利を抑える方法を紹介します。
銀行系ローンに申し込む
銀行系のローンは一般的に金利が低く設定されています。これは、銀行が金融機関としての信頼性が高く、安定した経営基盤をもっているためです。また、銀行は融資のリスク管理に力を入れており、厳しい審査基準を設けています。
そのため、審査に通過した借り手に対しては低い金利での融資が可能となります。ただし、審査基準が厳しいため、収入や信用情報などの審査条件をクリアできるかどうか確認が必要です。
ディーラーに金利の交渉をする
ディーラーに交渉すると、金利を下げてもらえる場合があります。これは、ディーラーがクルマの販売に重点を置いており、金利を引き下げることで購入につなげようとする傾向があるためです。また、ディーラーを通して別の信販会社に申し込む形で金利を下げてもらえる場合もあります。
キャンペーン期間を狙う
低金利キャンペーンを利用すると、低い金利で契約できます。ディーラーや販売店では定期的にキャンペーンを実施しているため、ローンで中古車を買おうとしているときは、キャンペーン実施のタイミングを狙うとよいでしょう。
まとめ
中古車をローンで購入するとき、月々の返済額だけに注目してしまうと、予想以上に総支払額が高くなる場合もあります。購入時には、月々の返済額だけでなく、金利や利息、保証料や手数料、総支払額など、内容を細かく確認してから契約しましょう