イベント
更新2017.06.21
クルマ文化をモノ語るイベントへ。トヨタ博物館・布垣館長へ独占インタビュー
鈴木 修一郎
今回、トヨタ博物館クラシックカーフェスティバルを取材するにあたって、布垣館長にお話を伺いたいというオファーを申し込んだのですが、てっきりちょっとした質疑応答で終わると思っていたらなんと、応接室に案内され60分に及ぶ独占インタビューとなりました。
トヨタ博物館の応接室に通される……筆者自身こんな日が訪れるなど全く想像もしていませんでした。「クラシックカーに乗っていると普通は信じられない事に遭遇する」以前、そんなことを記事内に書いた自分自身、今回のトヨタ博物館クラシックカーフェスティバルで信じられない状況を目の当たりにすることになりました。
1989年の開館以来、もう数えきれないくらい通い詰めたはずのトヨタ博物館で一度たりとも入る事の許されなかった、受付奥の関係者スペースに案内され重厚な扉の向こうの、自分が立ち入る日が来るなど全く想像もしなかった応接スペースに案内され、緊張ながらしばし待っていると布垣館長がお見えになり、インタビューが始まりました。
─私自身イベントには第一回から欠かさず通っております。まずこのイベントの開催の経緯や理念についてお聞かせ願えますか?
僕の理解では、博物館の設立当初からのイベントで、館の設立当初の理念とクラシックカーフェスティバルの理念は連動しているものと理解しています。トヨタ博物館の理念は皆さまと共にクルマの歴史を学んで人とクルマの豊かな未来のために博物館を作りました。単純に古いクルマを並べるだけでなくて、人とクルマの豊かな未来をどうやって考えるかというために博物館を作りました。トヨタ博物館の特徴として古いクルマを動かない静態保存するだけでなく動態保存でちゃんと動く状態で保存することでクルマの魅力を伝えたいというのがあります。クラシックカーフェスティバルというのは、実際に動くクラシックカーがあつまる絶好の機会なわけです。皆さんにそういうのを見ていただいてクルマの文化を豊かにしていきたいなと思います。
─動く昔のクルマを実際に見てもらってそれを文化につなげるということですか?
これは私がクルマを開発する側にいた知見を申し上げると、『クルマは動いてナンボでしょ』と、クルマはいわば走るために作られている機械ですので、形も機能も走ることを前提に全て考えられているものですからその姿で見ていただかないと動物を剥製状態で見ているのと変わらないというか。
▲布垣館長による博物館所蔵トヨタ2000GT「007は二度死ぬ」劇用車デモンストレーション走行
─クルマからちょっとそれるんですが鉄道マニアの間で『生首保存』というのがあって、交通博物館なんかで新幹線を半分に切って顔だけを壁にくっつけて保存するのがあるんですが、鉄道マニアの間でもこの保存方法はあまりよく思われてないらしいんですよ。せめて静態保存でいいから全部残してくれという話もあるそうです。
すごい表現ですね(笑)
─まだ自動車はいいですよね。僕は冗談半分で海に沈んだ戦艦大和を引き上げたってレストア出来ないけどトヨペットクラウンなら、山の中に放置してあるのでも、頑張ればレストアできる。零戦レストアするくらいなら腐り落ちたクラウンをレストアする方が簡単だといったりするんですよ(苦笑)。確か今はトヨタ博物館の所蔵車両は全て動く状態で保存しているんですよね?
基本展示してあるクルマは動く状態で保存されていて、ただ、それぞれのクルマの状況によって多少違います。というのは、パナール・ルバッソールみたいなクルマというのはエンジン始動するだけでも結構大変で、プリバーナーで火をつけるような簡単に点火プラグで着火するようなものではないですし、あるいは蒸気自動車みたいなクルマもありまして、こういったクルマの場合あまり動態保存に拘るとかえって錆が進んでしまうんので、場合によっては水を抜いた状態で保存しておいた方が錆とか防げるということもありますから、今は蒸気自動車の場合、あえて圧縮空気を入れて燃料を入れて動かす事に拘ずに保存しています。
そういう事もありますし、歴史的に大事なクルマはあえてそのままの状態で残しています。わかりやすい例でいうと大統領が乗っていたクルマとかは大統領が座っていた椅子の皮を替えたら意味がなくなるわけです。例え見た目が古くなってもそのまま残しておいた方がいいクルマもあるんです。
─実は私もセリカLBをフルレストアしたんですが、断腸の思いでした。一昨年まで一切手付かずのフルオリジナルだったのですが、シートもボロボロでフロアに腐食も発生しましてもうしょうがないと塗装も、シートも純正だったのですが、手元に戻ってきたときは一抹の寂しさがあったというか、大事にしていたクルマを手放したような……
別のクルマになっちゃったと(苦笑)そういうクルマというのは他の物に置き換えてしまうと歴史上の価値が低下してしまうものですから、そういったクルマに関しては何が何でも動かすということに拘らず保存することも考えられます。
─オランダのローマン博物館のAA型もそれに近い考え方なんですか?
実車見られました?
─いや、まだオランダまで行ける身分じゃないので(苦笑)いずれは見に行きたいなと。
あそこも、世界で初めてのクルマだとか、映画で使われたクルマだとか、AA型もそうですけど、見つかったそのもの、その状態で置かれていたそのものに価値があるというクルマに関してはそのままにしてすね。
─たしかイスパノ・スイザもそのままですよね。
イスパノ・スイザといいますと?色々ありますが……
─日本にあった個体です。
K6ですね。あれは鍋島藩の藩主の方が所有していた、鍋島家のクルマですのでその当時の最後のオーナーの方が乗られていた状態のまま残しています。
▲車検・法定点検のステッカーと日本のナンバープレートも残してあります
─車検のステッカーも残っててトヨタ博物館に来てからは手を加えていないということですね。
そういったクルマは極力手を加えないようにしています。
─さっきバックヤードの収蔵車両を見ていたらビートとかカプチーノとか割と最近のクルマも収蔵しているようですが、塗装の質が良くなってるというか最近のクルマならレストアの必要はないと考えておられるんですか?
これは色々な考え方があると思うんですよね。現代の技術で部品を替えなくて済むのであればそのまま残して置いた方がいいですし、比較的新しいクルマで塗装とか部品とか今でも同じものが手に入る物があると思うんですよね。そういったものは場合によっては新車に近い状態に戻して残すというのもありうると思うんです。今では入手できない素材で塗装されていた物は再現が出来ないんです。
─私のLBもシートの表皮を張り替えたんですが、同じ生地が手に入らなくて全然違うシートになってしまいました。
ただ、このへんは色々な考え方があるので、アメリカでは比較的綺麗な状態にレストアするのが通例のようでし、むしろトヨタ博物館に来られるお客様も当時の、新車のように見えるクルマを期待して喜ばれる方もやっぱりいらっしゃいますし、ですからそういう気持ちは大事だと思いますし、トヨタ博物館に来て収蔵車両が自分が40年、50年前に見たそのままの姿で残っているのもここに来る喜びの一つかなと、そういったものを大事にするというのもあります。
─これからのトヨタ博物館とトヨタ博物館の展望について教えてください。
そういう意味でいうと去年から始まった、オートモビルカウンシルでたまたま私が講演させていただいた時に、カーグラフィックの加藤さんにこういうタイトルいいですねっていわれたのが、『博物館っていうのはクルマ文化の交差点です』何故そういういい方をしてるのかっていうと元々『モノ語る博物館』っていいだしたように古いクルマを置いてるだけじゃないですよっていい続けてきたんですね。更にその延長上にさっきいったようにオーナーズクラブの方がここでよく集まられるようになってきましたよって、秋とか春になると毎週のようにオーナーズクラブの方が色んなクルマで集まられて、自分でレストアされた方が見せたりされているわけですよね。
そういうこともあるし、オーナーズクラブがしかも古いクルマじゃなくって新しいクルマだって集まられるわけですよ。こないだもG’sだけの集まりとかレクサスだけの集まりとかみたいなのもあったりするわけですけど、そういうことって別に古いクルマでも新しいクルマでもへだたりがだんだん無くなっていて、でも、思いは一緒でクルマが大好きだとか、こういうクルマいいよねって思ってる人たちが集まってきて、持ってる方たちだけでなくで、見るっていうのが好きな人たちもいるんですね。まだ免許持ってないお子さんたちだってクラシックカー好きだっていう方いらっしますからね。
─あ~それ、昔の私ですね(笑)
ですから免許持ってる人たちの集まりというだけではなくなってきてるんですよ。そういう事も含めてクラシックカーフェスティバルっていうのを位置づけていきたいし、今度は夏フェスっていう、夏のイベントをトヨタ博物館夏フェスティバルっていうのを、略してトヨ博夏フェスっていう新しいタイトルにしようかと思ってるんですけど。
─それはクラシックカーに限らずですか?
元々はたらく自動車展っていうのを、あれは本当に働く自動車だけを特化して10年間やってきたんですけど、ちょっとまてよと、子供さん向けだけのイベントでいいのかと、お子さんの親御さんだって毎年来られていて、しかもあのイベントというのは毎年毎年来られる方がおられるんです。『去年はウチの子3年生でしたけど、今年は4年生です』なんていってずーと6年間づづけてこられる方もいますし、という事はお父さん、お母さんにしてみればお子さんの付き合いで毎年きてるわけです、そういう人たちも含めてここに来られてる事を考えた時に、あの働く自動車だってもっと大人に見ていただけるようにしていかないといけないし、あるいは働くに限らなくってもいいんじゃないのと、もっとクルマの文化イベントとして色々みんなに見ていただけるようにしていったらどう?って今考えてやってるところです。
ですからこれもこの夏に皆さんに見ていただけると思いますし、そういったことにもただ古いクルマを並べるだけでなくって色んな人が交流したり、あるいは興味なかった人に興味持ってもらえるきっかけになるような博物館にしていきたいなと思っています。
【取材協力】
トヨタ博物館
住所:〒480-1118 愛知県長久手市横道41-100
ご見学・お問合せ専用:0561-63-5155
代表TEL:0561-63-5151
公式サイト:http://www.toyota.co.jp/Museum/
[ライター/鈴木修一郎 撮影協力・写真/MS50クラウンオーナーズクラブ,赤倉久雄,鈴木修一郎]
トヨタ博物館の応接室に通される……筆者自身こんな日が訪れるなど全く想像もしていませんでした。「クラシックカーに乗っていると普通は信じられない事に遭遇する」以前、そんなことを記事内に書いた自分自身、今回のトヨタ博物館クラシックカーフェスティバルで信じられない状況を目の当たりにすることになりました。
1989年の開館以来、もう数えきれないくらい通い詰めたはずのトヨタ博物館で一度たりとも入る事の許されなかった、受付奥の関係者スペースに案内され重厚な扉の向こうの、自分が立ち入る日が来るなど全く想像もしなかった応接スペースに案内され、緊張ながらしばし待っていると布垣館長がお見えになり、インタビューが始まりました。
─私自身イベントには第一回から欠かさず通っております。まずこのイベントの開催の経緯や理念についてお聞かせ願えますか?
僕の理解では、博物館の設立当初からのイベントで、館の設立当初の理念とクラシックカーフェスティバルの理念は連動しているものと理解しています。トヨタ博物館の理念は皆さまと共にクルマの歴史を学んで人とクルマの豊かな未来のために博物館を作りました。単純に古いクルマを並べるだけでなくて、人とクルマの豊かな未来をどうやって考えるかというために博物館を作りました。トヨタ博物館の特徴として古いクルマを動かない静態保存するだけでなく動態保存でちゃんと動く状態で保存することでクルマの魅力を伝えたいというのがあります。クラシックカーフェスティバルというのは、実際に動くクラシックカーがあつまる絶好の機会なわけです。皆さんにそういうのを見ていただいてクルマの文化を豊かにしていきたいなと思います。
─動く昔のクルマを実際に見てもらってそれを文化につなげるということですか?
これは私がクルマを開発する側にいた知見を申し上げると、『クルマは動いてナンボでしょ』と、クルマはいわば走るために作られている機械ですので、形も機能も走ることを前提に全て考えられているものですからその姿で見ていただかないと動物を剥製状態で見ているのと変わらないというか。
▲布垣館長による博物館所蔵トヨタ2000GT「007は二度死ぬ」劇用車デモンストレーション走行
─クルマからちょっとそれるんですが鉄道マニアの間で『生首保存』というのがあって、交通博物館なんかで新幹線を半分に切って顔だけを壁にくっつけて保存するのがあるんですが、鉄道マニアの間でもこの保存方法はあまりよく思われてないらしいんですよ。せめて静態保存でいいから全部残してくれという話もあるそうです。
すごい表現ですね(笑)
─まだ自動車はいいですよね。僕は冗談半分で海に沈んだ戦艦大和を引き上げたってレストア出来ないけどトヨペットクラウンなら、山の中に放置してあるのでも、頑張ればレストアできる。零戦レストアするくらいなら腐り落ちたクラウンをレストアする方が簡単だといったりするんですよ(苦笑)。確か今はトヨタ博物館の所蔵車両は全て動く状態で保存しているんですよね?
基本展示してあるクルマは動く状態で保存されていて、ただ、それぞれのクルマの状況によって多少違います。というのは、パナール・ルバッソールみたいなクルマというのはエンジン始動するだけでも結構大変で、プリバーナーで火をつけるような簡単に点火プラグで着火するようなものではないですし、あるいは蒸気自動車みたいなクルマもありまして、こういったクルマの場合あまり動態保存に拘るとかえって錆が進んでしまうんので、場合によっては水を抜いた状態で保存しておいた方が錆とか防げるということもありますから、今は蒸気自動車の場合、あえて圧縮空気を入れて燃料を入れて動かす事に拘ずに保存しています。
そういう事もありますし、歴史的に大事なクルマはあえてそのままの状態で残しています。わかりやすい例でいうと大統領が乗っていたクルマとかは大統領が座っていた椅子の皮を替えたら意味がなくなるわけです。例え見た目が古くなってもそのまま残しておいた方がいいクルマもあるんです。
─実は私もセリカLBをフルレストアしたんですが、断腸の思いでした。一昨年まで一切手付かずのフルオリジナルだったのですが、シートもボロボロでフロアに腐食も発生しましてもうしょうがないと塗装も、シートも純正だったのですが、手元に戻ってきたときは一抹の寂しさがあったというか、大事にしていたクルマを手放したような……
別のクルマになっちゃったと(苦笑)そういうクルマというのは他の物に置き換えてしまうと歴史上の価値が低下してしまうものですから、そういったクルマに関しては何が何でも動かすということに拘らず保存することも考えられます。
─オランダのローマン博物館のAA型もそれに近い考え方なんですか?
実車見られました?
─いや、まだオランダまで行ける身分じゃないので(苦笑)いずれは見に行きたいなと。
あそこも、世界で初めてのクルマだとか、映画で使われたクルマだとか、AA型もそうですけど、見つかったそのもの、その状態で置かれていたそのものに価値があるというクルマに関してはそのままにしてすね。
─たしかイスパノ・スイザもそのままですよね。
イスパノ・スイザといいますと?色々ありますが……
─日本にあった個体です。
K6ですね。あれは鍋島藩の藩主の方が所有していた、鍋島家のクルマですのでその当時の最後のオーナーの方が乗られていた状態のまま残しています。
▲車検・法定点検のステッカーと日本のナンバープレートも残してあります
─車検のステッカーも残っててトヨタ博物館に来てからは手を加えていないということですね。
そういったクルマは極力手を加えないようにしています。
─さっきバックヤードの収蔵車両を見ていたらビートとかカプチーノとか割と最近のクルマも収蔵しているようですが、塗装の質が良くなってるというか最近のクルマならレストアの必要はないと考えておられるんですか?
これは色々な考え方があると思うんですよね。現代の技術で部品を替えなくて済むのであればそのまま残して置いた方がいいですし、比較的新しいクルマで塗装とか部品とか今でも同じものが手に入る物があると思うんですよね。そういったものは場合によっては新車に近い状態に戻して残すというのもありうると思うんです。今では入手できない素材で塗装されていた物は再現が出来ないんです。
─私のLBもシートの表皮を張り替えたんですが、同じ生地が手に入らなくて全然違うシートになってしまいました。
ただ、このへんは色々な考え方があるので、アメリカでは比較的綺麗な状態にレストアするのが通例のようでし、むしろトヨタ博物館に来られるお客様も当時の、新車のように見えるクルマを期待して喜ばれる方もやっぱりいらっしゃいますし、ですからそういう気持ちは大事だと思いますし、トヨタ博物館に来て収蔵車両が自分が40年、50年前に見たそのままの姿で残っているのもここに来る喜びの一つかなと、そういったものを大事にするというのもあります。
─これからのトヨタ博物館とトヨタ博物館の展望について教えてください。
そういう意味でいうと去年から始まった、オートモビルカウンシルでたまたま私が講演させていただいた時に、カーグラフィックの加藤さんにこういうタイトルいいですねっていわれたのが、『博物館っていうのはクルマ文化の交差点です』何故そういういい方をしてるのかっていうと元々『モノ語る博物館』っていいだしたように古いクルマを置いてるだけじゃないですよっていい続けてきたんですね。更にその延長上にさっきいったようにオーナーズクラブの方がここでよく集まられるようになってきましたよって、秋とか春になると毎週のようにオーナーズクラブの方が色んなクルマで集まられて、自分でレストアされた方が見せたりされているわけですよね。
そういうこともあるし、オーナーズクラブがしかも古いクルマじゃなくって新しいクルマだって集まられるわけですよ。こないだもG’sだけの集まりとかレクサスだけの集まりとかみたいなのもあったりするわけですけど、そういうことって別に古いクルマでも新しいクルマでもへだたりがだんだん無くなっていて、でも、思いは一緒でクルマが大好きだとか、こういうクルマいいよねって思ってる人たちが集まってきて、持ってる方たちだけでなくで、見るっていうのが好きな人たちもいるんですね。まだ免許持ってないお子さんたちだってクラシックカー好きだっていう方いらっしますからね。
─あ~それ、昔の私ですね(笑)
ですから免許持ってる人たちの集まりというだけではなくなってきてるんですよ。そういう事も含めてクラシックカーフェスティバルっていうのを位置づけていきたいし、今度は夏フェスっていう、夏のイベントをトヨタ博物館夏フェスティバルっていうのを、略してトヨ博夏フェスっていう新しいタイトルにしようかと思ってるんですけど。
─それはクラシックカーに限らずですか?
元々はたらく自動車展っていうのを、あれは本当に働く自動車だけを特化して10年間やってきたんですけど、ちょっとまてよと、子供さん向けだけのイベントでいいのかと、お子さんの親御さんだって毎年来られていて、しかもあのイベントというのは毎年毎年来られる方がおられるんです。『去年はウチの子3年生でしたけど、今年は4年生です』なんていってずーと6年間づづけてこられる方もいますし、という事はお父さん、お母さんにしてみればお子さんの付き合いで毎年きてるわけです、そういう人たちも含めてここに来られてる事を考えた時に、あの働く自動車だってもっと大人に見ていただけるようにしていかないといけないし、あるいは働くに限らなくってもいいんじゃないのと、もっとクルマの文化イベントとして色々みんなに見ていただけるようにしていったらどう?って今考えてやってるところです。
ですからこれもこの夏に皆さんに見ていただけると思いますし、そういったことにもただ古いクルマを並べるだけでなくって色んな人が交流したり、あるいは興味なかった人に興味持ってもらえるきっかけになるような博物館にしていきたいなと思っています。
【取材協力】
トヨタ博物館
住所:〒480-1118 愛知県長久手市横道41-100
ご見学・お問合せ専用:0561-63-5155
代表TEL:0561-63-5151
公式サイト:http://www.toyota.co.jp/Museum/
[ライター/鈴木修一郎 撮影協力・写真/MS50クラウンオーナーズクラブ,赤倉久雄,鈴木修一郎]