
車悦
更新2023.11.22
クルマ好きが前のめりになる時期がきた!第45回東京モーターショーまもなく
中込 健太郎
今年は二年に一度モーターショーの年です。各メーカー、メディアからそのティザー情報が出てきていますね。また、出展しないメーカーもだいぶ増えてきました。もしかすると東京モーターショーそのものの存在自体を左右する分かれ道に差し掛かっているのかもしれません。そんなモーターショーを前に、ということを少し書きたいと思います。
※画像は第44回東京モーターショーのものです

子供のころからモーターショーというとなんだかわくわくしたものです。でも結局親に連れて行ってもらったことはあったでしょうか。自分で買っていた自動車雑誌越しの夢の世界、それが最初のころの私のモーターショーでした。やがて自分で出かけることができるようになり、それからは毎回電車に乗ってモーターショーに通う。やがて業界の末席でライターをするようになり、取材で行くようになったという感じでした。
子供のころからモーターショーで楽しみにしていたことは、日本にはほとんど輸入されないクルマにモーターショーでは出会えるということでした。そして毎回楽しみにしていたのはルノーの大型車種の室内に入って椅子に座ることでした。私のころですと25、サフラン、そして輸入はされなかったヴェルサティス。コンパクトなルノーはサンクやトゥインゴなど、日本でもポピュラーでしたが、ルノーの大きなモデルは当時から本当に好きな方のためのクルマでした。そして一方私は、好きも何も、免許もない「がきんちょ」でした。それでもこれ以上ない程ふかふかで、他では体験したことのないような風合いと座り心地のそのシートに身をゆだねれば、それだけでも他とは違うことくらいのことは私にも簡単に感じ取れるものでした。
それからどのくらい時間がたったでしょうか。東京モーターショー、自動車、私たち日本のプレミアム感。すべては変わってしまいました。あの時と同じように、は、あらゆる面でもう求めるのは贅沢なことなのかもしれません。しかしそれでも、一番最初の出会い発見のピュアな驚き、新鮮さのようなものだけは場所として大切にしたい。そんな風に思うのです。

こんなことして何の意味があるのだろう?とか、できっこないよとか、水を差すようなことは本来あってはならないのではないか?と思うのです。自動車を取り巻く環境はどんどん厳しいものになっていると感じます。しかしそれでも、クルマで夢を語ることがそんなにいけないことでしょうか?メーカー各社の技術力はかつて想像したものをはるかに超えるレベルにまで達していることでしょう。だからこそできること、やりたいことを発表する場としてモーターショーが開催されるというのは尊いことだなあと感じるわけです。
限られた資金を何に振り向けるか。これは自動車メーカーほどの大きな所帯にとってもなかなかシビアにならざるを得ない状況ではあるのでしょう。しかし、これだけ今でも自動車は使われている日本で、モーターショーの果たす役割はもはや何もない、といって幕を下ろす日が来るのだとしたら、それは本当に寂しいことです。
だから僕は、あまり予習はしたくないのです。どこのメーカーが、どんなことを発表するかを。
それは当日初めて会場でお目にかかる。そんな風に出会いたいなと考えているのです。ふふふ、そんなこといってるよ!でもいいではありませんか。実際に僕は要らないなあ、ということが多い程モーターショーだなあ、と思ったりしているのです。世の中なんでもかんでも先取りしようとしがちな世の中ですが、危険も夢も、その時出会うからこそ、全力で向き合おうとするのではないでしょうか。クルマについて語ることも、運転することも、事前に告知されることは本来ある程度限定的なものであるはずなのです。

私の考え方は古いのかもしれませんが、また今年もモーターショーが開かれることになり何より!とてもうれしいのです。ハンカチとちり紙は持ちましたか?いちいち確認しなければ忘れ物しそうなくらい、クルマ好きが焦り、前のめりになるモーターショーの時期がやってきたのです。年寄りみたいになったらいけないと思います。知った風な態度を取ってはいけません。人間が年を取るのは仕方ないですが、クルマ好きとしてはなんだかお年寄りにはなりたくない。そんな風には思いませんか?
正直近年、とても刹那的な気持ちにさせる東京モーターショーだったりはするのです。しかし、だからこそ勝負は「抗うことのできないこととの闘い」なのだと思うのです。フラットでありたい。そして自動車に「がんばれ!」とエールを送りに行きたい。第45回東京モーターショーを前に、十分に前のめりになってしまっていることが隠せないでいる小生。仕事が絡むとはいえ、楽しみで仕方が仕方なかったりするのです。皆さんも是非モーターショーにお出かけになってみてください。そして、行った後で大いに街中のあちこちで、愛車をガレージにしまい込んだ後で改めて集合して、夜が明けるまで飲み明かそうではありませんか。
モーターショーに関して個人的に先々の事で申し上げたいことは一点。50回を機に幕を下ろすとか「言わせねーよ」ということです。そういう分岐点に立っているのは間違いないのだとは思うのだけれど。
とにかく、ちょっと楽しみ。ワクワクなモーターショー直前であります。
[ライター/中込健太郎]
(※当記事はメルマガ配信したコンテンツの再編集版です)
※画像は第44回東京モーターショーのものです

子供のころからモーターショーというとなんだかわくわくしたものです。でも結局親に連れて行ってもらったことはあったでしょうか。自分で買っていた自動車雑誌越しの夢の世界、それが最初のころの私のモーターショーでした。やがて自分で出かけることができるようになり、それからは毎回電車に乗ってモーターショーに通う。やがて業界の末席でライターをするようになり、取材で行くようになったという感じでした。
子供のころからモーターショーで楽しみにしていたことは、日本にはほとんど輸入されないクルマにモーターショーでは出会えるということでした。そして毎回楽しみにしていたのはルノーの大型車種の室内に入って椅子に座ることでした。私のころですと25、サフラン、そして輸入はされなかったヴェルサティス。コンパクトなルノーはサンクやトゥインゴなど、日本でもポピュラーでしたが、ルノーの大きなモデルは当時から本当に好きな方のためのクルマでした。そして一方私は、好きも何も、免許もない「がきんちょ」でした。それでもこれ以上ない程ふかふかで、他では体験したことのないような風合いと座り心地のそのシートに身をゆだねれば、それだけでも他とは違うことくらいのことは私にも簡単に感じ取れるものでした。
それからどのくらい時間がたったでしょうか。東京モーターショー、自動車、私たち日本のプレミアム感。すべては変わってしまいました。あの時と同じように、は、あらゆる面でもう求めるのは贅沢なことなのかもしれません。しかしそれでも、一番最初の出会い発見のピュアな驚き、新鮮さのようなものだけは場所として大切にしたい。そんな風に思うのです。

こんなことして何の意味があるのだろう?とか、できっこないよとか、水を差すようなことは本来あってはならないのではないか?と思うのです。自動車を取り巻く環境はどんどん厳しいものになっていると感じます。しかしそれでも、クルマで夢を語ることがそんなにいけないことでしょうか?メーカー各社の技術力はかつて想像したものをはるかに超えるレベルにまで達していることでしょう。だからこそできること、やりたいことを発表する場としてモーターショーが開催されるというのは尊いことだなあと感じるわけです。
限られた資金を何に振り向けるか。これは自動車メーカーほどの大きな所帯にとってもなかなかシビアにならざるを得ない状況ではあるのでしょう。しかし、これだけ今でも自動車は使われている日本で、モーターショーの果たす役割はもはや何もない、といって幕を下ろす日が来るのだとしたら、それは本当に寂しいことです。
だから僕は、あまり予習はしたくないのです。どこのメーカーが、どんなことを発表するかを。
それは当日初めて会場でお目にかかる。そんな風に出会いたいなと考えているのです。ふふふ、そんなこといってるよ!でもいいではありませんか。実際に僕は要らないなあ、ということが多い程モーターショーだなあ、と思ったりしているのです。世の中なんでもかんでも先取りしようとしがちな世の中ですが、危険も夢も、その時出会うからこそ、全力で向き合おうとするのではないでしょうか。クルマについて語ることも、運転することも、事前に告知されることは本来ある程度限定的なものであるはずなのです。

私の考え方は古いのかもしれませんが、また今年もモーターショーが開かれることになり何より!とてもうれしいのです。ハンカチとちり紙は持ちましたか?いちいち確認しなければ忘れ物しそうなくらい、クルマ好きが焦り、前のめりになるモーターショーの時期がやってきたのです。年寄りみたいになったらいけないと思います。知った風な態度を取ってはいけません。人間が年を取るのは仕方ないですが、クルマ好きとしてはなんだかお年寄りにはなりたくない。そんな風には思いませんか?
正直近年、とても刹那的な気持ちにさせる東京モーターショーだったりはするのです。しかし、だからこそ勝負は「抗うことのできないこととの闘い」なのだと思うのです。フラットでありたい。そして自動車に「がんばれ!」とエールを送りに行きたい。第45回東京モーターショーを前に、十分に前のめりになってしまっていることが隠せないでいる小生。仕事が絡むとはいえ、楽しみで仕方が仕方なかったりするのです。皆さんも是非モーターショーにお出かけになってみてください。そして、行った後で大いに街中のあちこちで、愛車をガレージにしまい込んだ後で改めて集合して、夜が明けるまで飲み明かそうではありませんか。
モーターショーに関して個人的に先々の事で申し上げたいことは一点。50回を機に幕を下ろすとか「言わせねーよ」ということです。そういう分岐点に立っているのは間違いないのだとは思うのだけれど。
とにかく、ちょっと楽しみ。ワクワクなモーターショー直前であります。
[ライター/中込健太郎]
(※当記事はメルマガ配信したコンテンツの再編集版です)