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更新2020.01.19
白熱したお姉サ…東京オートサロン2020!豪華絢爛なスーパーカーや落札額1億6千万円超のポルシェなど!
細谷明日葉
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
1月と言えば、幕張メッセを揺るがす一大イベント、東京オートサロンの時期ですね!
2020年は1月10日~13日の3日間、令和初の開催であり、来場客数は過去最多となり大盛況!!
外車王SOKENでも気になる車両(およびお姉さん)をチェックすべく会場へ潜入してまいりましたので、その様子をご覧くださいませ。
これぞTAS!さまざまな方向性でアプローチしてくる魅惑のクルマたち
オートサロンでの楽しみと言えば、輸入車好きにとってはやはり豪華絢爛なスーパーカーなのではないでしょうか?
定番となりつつあるランボルギーニはもちろんのこと、今回はマクラーレンの起用も多かった印象です。
また、国産勢ではなんといってもスポーツカー好きが首を長くして待っていた、新型スープラのチューンドカーがそこかしこに登場。どこもかしこもスープラ祭!
新進気鋭なラインナップが、新たなる時代の幕開けを感じさせてくれました。
▲720や675など、数年後にはランボを凌駕してしまうのでは…?と思わせる台数が揃ったマクラーレン。ほとんどがオリジナルの素性の良さを生かしたモディファイばかりだったのは、やはりランボとの棲み分けでしょうか
▲もはやこれなくしてはTASならず?!ランボルギーニのカスタムカーたち。目立ちたいならば最低でも1台は置かないといけない…のかも(笑)。ギラッギラだぞっ!大黒PAみたいだぞっ!
▲SUVの波もしっかりキャッチ!ウルスの姿も。他にもリンカーン ナビゲーター、マセラティ レヴァンテ、アウディQ8など、これからどんどん発展していきそうなジャンルです
▲牛さんとくればお馬さん!458、308、テスタロッサなどバリエーションも豊か
▲ランボルギーニ ウラカンとアウディR8。もともとルックスはそこまで似ていない兄弟ですが、カスタムが加わるとますます別物ですね
▲こちらはE85というバイオ燃料+専用ロムチューンで740psを発揮するアウディTT RS。公道走行も可能となっているそうです!フロア下にミラーを設置した展示方法がそそります
▲迫力要員としてロールスロイスも一躍買っていた模様
▲ポルシェはやっぱりレーシーな雰囲気がピッタリですね。ナロールックの911がフルカーボン化されていたのもインパクト大!
▲フォルクス・ワーゲン ゴルフGTIと、アルファ・ロメオ ジュリエッタの競技車両
▲スポーティからV.I.Pまで、ジャンルの守備範囲広めなBMW。80年代のM535i(E28)が見られたのは嬉しい!
▲新旧ペアなアルピーヌA110
▲マニアック路線がお好みの方はこちらをどうぞ!スパイカー C8!日本にどれくらいいるのでしょう…?筆者もこの子に会えたのが一番嬉しかったかも(笑)
▲日野ルノー 4CVとフィアット 500
▲働くクルマでありながらもレトロカワイイ、メルセデス・ベンツ ウニモグ
▲「これ住めちゃうよね?!」と思えるほど巨大なスプリンター。AMG GTを何台くらい積み上げれば同じ高さになるのでしょう…
▲宝石のようなシボレー インパラとベルエアー。コルベットやダッジ チャレンジャーもカスタムのしがいがあって、オートサロンらしさ満載!
▲ホットロッド仕様なフォード モデルA
▲今回もっともモテモテだったのは、期待の新星トヨタ スープラでしょう!!もう場内360°どこを向いても見つかるくらい(?)とにかく一番フューチャーされていたのは間違いありません
▲されども先代さんもまだまだ現役!
▲さすがの86も、今年はややスープラに押され気味…?ロビーには漫画『MF-GHOST』とのタイアップコーナーが
▲昨年20周年を迎えたホンダ S2000。ホンダアクセスからは記念コンセプトモデルが発表されました!
▲現行マツダ ロードスターと、アバルト 124スパイダー
▲おととしニューモデルとなったジムニーも引っ張りだこ
▲イタルデザインの日産GT-Rはなかなか斬新…吸引力がすごそうなお顔立ち(笑)
まるでモーターショー?!上質なオトナの空間・インポーターブース
ぎんぎらぎんなチューンドカーが並ぶ中、しっとり落ち着いたオーラで出迎えてくれえたのはインポーターブース。
ビジネスライクなその佇まいは、さながらモーターショーのそれでした。周囲の情報量に眼精疲労を感じたら、フラっと立ち寄ってみると癒しを得られるかもしれません(笑)
▲オシャレインテリアとDBSを並べるアストンマーティンブース。筆者が訪れた際には出会えませんでしたが、イケメン紳士モデルさんが登場したとのウワサ…ギャルではないのですね!!
▲そして…ついにアストンからもSUVが!昨年末にデビューしたDBX。まだまだ街で見かける機会も少ないでしょうから、実車を見られるいい機会となりました
▲黒い区画に白いクルマが2台だけ…「あぁこれぞ本当にTMSの輸入車ブースだよ(笑)」と思ってしまったボルボ・カー・ジャパン。S60・CX60ともにポールスターver.です!
▲メルセデス・ベンツのブースでは、今年のスーパーGT参戦車両およびドライバーさんのお披露目会に立ち会うことができました。初音ミクGTと谷口信輝選手・片岡龍也選手をパシャリ
▲EQシリーズの展示はブルーの調光とともに。Vクラスはオートサロン特別仕様ラッピング
▲なんと2019年、日本市場が世界売り上げナンバー1となったロータス!以前マクラーレンのアジアマーケットにも携わっていた、マッキンタイヤ氏による挨拶がおこなわれました
▲ブラックボディのところどころに控えめなゴールドがあしらわれた、エキシージスポーツ350GPエディションがアンヴェール。限定20台だそうですから…もうないかも?!
▲スーパーGTでおなじみエヴォーラ。今年は加藤寛規選手と柳田真孝選手の新タッグで参戦するそうです
▲マクラーレン・オートモーティブでは、マクラーレンGTと720S Spiderの2台を展示。720のリアビュー…とってもエグイ!カッコイイ!!
▲シボレーブースでもプレスカンファレンスがおこなわれていました。注目すべきはコルベットのミッドシップ化!デリバリー開始は2021年の春からとなるようです。新型カマロもコンバチモデルがお目見え
▲ルノーが展示したのは新たなる刺客のさらに刺客、メガーヌR.S.トロフィーR。…のこれまたさらに上をゆく『カーボンセラミックパック』。なんと自らのコースレコードを破った限定車両です…(汗)。ちなみに…国内4台限定とかいう激レアモノ!1月19日(日)までの抽選販売でございました…
▲カーボンセラミック、お分かりいただけるでしょうか。ホットハッチとしてはぶっとび価格の949万円!…でもこれだけ垂涎モノなのですから、納得ですね(汗)
この発想はなかった!変わり種的カスタムも…
相棒・道具・芸術品…さまざまな役割をになう“クルマ”という機械。
ヒトとクルマが寄り添うと、実にたくさんの概念が生まれるのも楽しみのひとつです。
ここでは筆者が思わず2度見した、奇想天外なカスタムワールドをピックアップ。
▲レディライクな姿に変貌を遂げた、ケーターハム スーパー7
▲こちら…まさかのホンダ S660とスズキ ジムニーをドッキングさせた車両です!!2つの軽自動車が合わさって、パワフルで遊び心あふれるクルマが誕生しました。出展は、以前オートジャンボリーの取材にお邪魔させていただいた埼玉自動車大学校のエントリー!
▲「アメ車ですか?」と尋ねたくなるようなルックスですが、ベースはなんと日産 キューブ。リムジンをイメージした車内、天井には星がきらめきます
▲ブリッドブースでは、愛らしくもスポーティなカート『トマティー』がちょこんと笑顔でお出迎え
クルマvsお姉さん!場内撮影枚数はお姉さんの圧勝か?!
一応“オート(AUTO)”のサロンではありつつも、もしやクルマよりもメインなのではないか…。そう思えるほどにとりわけ男性客から大人気なのがコンパニオンのお姉さん!
インスタでも「#オートサロン」と検索すれば、もれなくお姉さんの写真がズラリ…(クルマなんぞほぼ出てこない)。
ギャルの目線をもらうのも命がけ、恥ずかしいとか言っていられません(笑)
男性のみなさまに混ざり必死に集めてきたお姉さんフォトを一挙公開いたします!
▲筆者のお気に入りショット!指先はロゴを示しているのか、それとも…??
▲こんな子がいたらもう後ろのクルマなんて目に入らない!?
▲図々しくも「パンダちゃんギュってしてください!」って頼んじゃいました(笑)
▲その布は果たして必要なのかどうか!?
▲セクシーポールダンサー
▲萌え系好きにはたまらないケモ耳ちゃんたち
▲「質問です!お姉さんのリースはやっているのでしょうか?!」とか聞こうものなら…
▲…たぶんこのお方に始末されます。「コー…ホー……」
▲民族衣装部門。チャイナ服とドイツのディアンドル風コスチューム
▲ミリタリーお姉さんをロックオン!!
▲チラリズムきましたーー!!
▲指はやっぱりロゴを指しているんですよね…?と再確認
▲…それでもって、やっぱりコレが焼き付いて離れませんでした(笑)
とびきりのレア車が11台!BHオークションも見逃せない
主に富裕層をターゲットとして果敢に活動しているBH AUCTION。
2018年より開始され、年々定着しつつある催しですが、今回はSUPER GTがパートナーとして加わって、『SUPER GT AUCTION-TAS』の名を冠したコラボ開催となりました。
と同時に、あの元ZOZO社長の前澤氏もオーダーしたケーニグセグの最新車両、ジェスコのお披露目もおこなわれ、イベントホールも驚きと感動の空気に包まれました!!
▲余興というには贅沢すぎな、ジェスコのアンヴェールシーン!ジェスコ(JESKO)はケーニグセグ・オートモーティブ代表であるクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏のお父様の名前なのだそう。…すでに昨年のワールドプレミアで即ソールドアウト(汗)
▲全開っ!ドアもエンジンフードもフワっと電動で上がります
▲そしてオークションスタート!ほ、ホンモノのランチア ストラトス…!!!コンバージョンやレストアの記録書も残っているそう
▲東京モーターショー2019にも展示されていたクレーマーレーシングのポルシェ 935。今回の出品車両だったのですね。¥165,000,000で落札されました!!
▲スーパーGT表彰台獲得車もお出ましです!カーボンを補修した跡からも、激戦を駆け抜けたさまが見受けられます…
▲BMW 320STはニュル24H・スパ24Hでの優勝歴を持つにも関わらず、クラッシュ歴のない個体。うしろに見える白いテーブルでは電話入札の対応がなされていました
司会者さんたちのノリノリなアオリも相まって、ビッターでなくとも思わず挙手したくなってしまう場面も(笑)
落札額としては、投機ブームが落ち着いたのか、全体的に予想価格よりは下回っての結果となりました。(公道走行不可の車両が多かったという理由もあるかもしれません。)
『SUPER GT AUCTION-TAS』リザルト(消費税・落札手数料10%込み)
・LOT.00 1990 RALT RT34(チャリティー出品) ¥2,200,000
・LOT.01 1975 Lancia Stratos Stradale / Gr.4 Conversion ¥78,100,000
・LOT.02 1995 HKS T-002 / BCNR33 Record Breaker ¥12,210,000
・LOT.03 1965 Alfa Romeo Giuria Sprint GTA Corsa ¥38,000,000(未成立)
・LOT.04 1972 Nissan Skyline 2000 GT-R KPGC10 ¥31,900,000
・LOT.05 1987 LM07 Toyota / Gr.C ¥35,200,000
・LOT.06 1977 Porsche 935 K3 /80 by Kremer ¥165,000,000
・LOT.07 2016 Porsche 911 GT3-R ¥15,100,000(未成立)
・LOT.08 2014 BMW Z4 GT3 / Suzuka 1000km Winner ¥6,930,000
・LOT.09 2012 McLaren MP4-12C GT3 ¥8,800,000(未成立)
・LOT.10 1995 BMW 320ST / Nür24 Spa24 • Winner ¥23,500,000(未成立)
※未成立車両は手数料を含んでおりません
▲もちろんここでもお姉さん(入札不可)チェックは抜かりなく!
▲別のBHオークションにて出品されたフォーミュラカーも見学可能でした
過去最多の来場客数を誇った東京オートサロン2020!
出展車両数は800台と、前年の906台を約12%ほど下回ったものの、来場客数は336,060人と過去最多を記録した2020年のオートサロン。
ちまたでは“若者のクルマ離れ”なんていう言葉も耳にしますが、20代と思しき人たちのグループも多かったように思います。
そんな彼らが「あのクルマカッコいい!」「アレはダサい(笑)」などと自由に発言している姿もほほえましいもの。
カスタムベースにスープラやジムニーが多かったことからも、オートサロンが流行の発信地の役割を果たしていることは間違いないはず。
筆者が見学した初日午前でも相当な人混みに感じられましたから、土日であった2~3日目は、きっと想像を絶する熱気に包まれたことでしょう…。
今後さらに集客が増えるとなれば、もしかしたら幕張メッセだけではキャパオーバーか、3日間だけの開催では足りなくなるもしれませんね。
ちょっと気は早いですが、2021年は1月15日(金)~17日(日)。
1年間でまたどんな真新しい波がやってくるのか、今から楽しみです!
(今年はちょっとヒートアップしすぎてしまった場面もあった模様…日本を代表する一大イベントですし、有終の美を迎えたいものですね)
*過去の取材記事はこちら
https://current-life.com/event/tokyo-auto-salon-2018/
https://current-life.com/event/tokyo-auto-salon-2017/
[ライター・カメラ/細谷 明日葉]