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更新2017.01.17
出展車両台数850台の共演!東京オートサロン2017イベントレポート
松村 透
わずか3日間で延べ30万人が来場するビッグイベント。すでに各メディアでもさまざまな記事が公開されていますが、カレントライフでは輸入車を中心にご紹介していきたいと思います。東京オートサロン2017関連記事のアイキャッチ画像にフェラーリF40を選んだ媒体は、もしかしたらカレントライフだけかもしれません。
東京オートサロン2017:フェラーリ編
▲ROHANAホイールブースに展示されていたフェラーリF12。白系のボディカラーもすっかり目に馴染みましたね。トリコロールラインとゴールドのホイール、差し色の赤いラインがF12のエッジを引き立てています
▲リバティウォークのフェラーリはいつ観ても刺激的です。20代のクルマ好き男子がこのフォルムに憧れていると聞いたことがありますが、ぜひその夢を実現して欲しいです
▲TWSブースに展示されていたフェラーリF12 TDF。人垣のあい間を縫ってようやく撮影できました。街中でも滅多に出会えないモデルだけに人気があります
▲いついかなる場所でも強烈なオーラを放っているフェラーリF40。周囲にはため息をつきながらうっとり眺めている人も。100年経ってもその印象は変わらないでしょう
▲開催初日に、日本初となる本格的なコレクター向けグローバル・オークションハウス、「BHオークション」のプレスカンファレンスが開かれました。日本の自動車文化の新たな1ページが刻まれていくのかもしれません。来年の東京オートサロンでは、日本にあるスペシャルなクルマたちを集めてオークションを開催する予定とか。いまから要注目です!
東京オートサロン2017:ランボルギーニ編
▲今回、フェラーリ以上に勢いとパワーを感じたのがランボルギーニ勢です。若いクルマ好きの人たちが夢中で撮影していたのが印象的でした
▲これは個人的見解ですが、フェラーリよりもランボルギーニの(特にカスタマイズした個体)空気感が、東京オートサロンの雰囲気にマッチしているのかもしれません
▲リフターシステムでお馴染みのロベルタブースにもランボルギーニ アヴェンタドールが。日本で発売開始されてから今年で6年、強烈なインパクトのデザインはいまだ健在です
▲こちらのランボルギーニ アヴェンタドールは、リベット留めのオーバーフェンダーが装着されています。「イッツ、クール!」と外国人の方たちにも大人気でした
▲こちらはSKY FORGEDブースに展示されていたランボルギーニ ムルシエラゴ ロードスター。ランボルギーニでは、ボディ同色&ディープリムホイールが特に似合いますね
東京オートサロン2017:ポルシェ編
▲フェラーリ&ランボルギーニに比べるとポルシェはひかえめ(?)です。DIXCELブースには930型の911カレラが展示されていました。R35 GT-Rを並ぶととても小柄に見えます
▲ZERO DESIGN製ボディキットを纏ったポルシェ カイエン。白/黒/赤の3色のトーンでまとめられたコントラストは強烈です。この色の組み合わせで、このカイエンのイメージがまったく変わりそう。カスタマイズするオーナーのセンスが試される1台です
▲こちらはGTウイングをキャリア代わりにしたTHE CHECK SHOPの997型のGT3。このギャップと遊びゴコロを感じることができるのも東京オートサロンならでは
▲こちらはADVAN Racing製ホイールを履いた991型のGT3。リアフェンダーのストーンガードが、空冷時代の911のような雰囲気を醸し出しています
▲こちらはTOYOブースに展示されていた991型のGT3RS。これ1台なら非常に目立つはずですが、周囲のクルマのインパクトが強烈すぎて、大人しく見えてくるから不思議です
東京オートサロン2017:メルセデス・ベンツ編
▲AMG生誕50周年を迎える年とのことで、メルセデス・ベンツ日本のブースはかなり気合いが入っていました。AMGを前面に押し出してくる手法も、東京オートサロンだからできるといえます
▲こちらはロリンザー仕様のメルセデス・ベンツEクラス(W213型)。最近のAMGコンプリートカーよりもロリンザーの方がどちらかというと控え目な印象。さりげなく人と違うメルセデスに乗りたい方にお薦めです
▲リベット留めのオーバーフェンダーに、流行りのイエローライトを組み合わせた、THREE-S DESIGN製のR230型のメルセデス・ベンツSL(R230型)。一見するとクルマはいかついけれど、ブースにいた女性は気配り上手な方でした
▲GARSONのD.A.Dラグジュアリークリスタルメルセデス・ベンツは今年も健在。バブルの頃にもメーターにダイヤモンドを埋め込むようなカスタムがありましたが、このインパクトはその比ではありません。中国人観光客(来場者)と思われる親子が夢中になって写真を撮っていたのも印象的です
東京オートサロン2017:BMW編
▲911系のポルシェ同様、BMWも東京オートサロンでは控えめな印象。こちらは3D DesignのBMW M4(F82型)。端正なデザインですが、これも街中で見掛けたらクルマ好きが振り向きそうなオーラを放っています
▲こちらはBMW M2(F87型)。シルバーのボディカラーを纏ったクルマは、東京オートサロン会場内でも少なめ。それだけに端正な印象を与えます。目立ってナンボのクルマだとしたら、コントラストの強いボディカラーを選ばざるを得ませんよね
▲こちらのBMW M3(E46型)は内装を取り払い、ロールケージが組み込まれた1台。さりげなくリベット留めのオーバーフェンダーが取り付けられています。もう10年以上前のモデルですが、新たな魅力を開花させた1台といえそうです
▲初代BMW 6シリーズ(E24型)も展示されていました。当時、世界一美しいクーペと称されたクルマも出展されていました。お父さん世代が懐かしそうに眺めていたのが印象的です
▲一見すると、E30型のM3と思いきや、こちらもリベット留めのオーバーフェンダーで武装しています。倉庫の隅に佇んでいる不動車のE30型BMWを、このようにレストモッドしてみてはいかがでしょうか?
東京オートサロン2017:ベントレー(…というよりはベンテイガ)編
▲ベントレー初のSUV、ベンテイガが何台も展示されていたのも印象的でした。こちらはBBSのブース
▲こちらは早くもカスタマイズされたベンテイガ
▲同じく、カスタマイズされたベンテイガ。ベントレーらしさとカスタマイズしたインパクトをいかに両立させるかが腕とセンスの見せどころかもしれません
東京オートサロン2017:その他の輸入車編
▲TWSブースに展示されていたパガーニ。このクルマには、若いクルマ好き男子が群がっていました。このクルマも後世に語り継がれていくことになるのでしょうか
▲マクラーレンP1アイルトン セナEditionを想起させるカラーリングの、リバティウォークのマクラーレン650S。端正なフォルムのデザインが多いマクラーレンにリベット留めのオーバーフェンダーは新鮮です
▲こちらはFORGIATOのブースに展示されていたロールスロイス ドーン。その名のとおり(?)押し出し感が強調されているように思えます。これを乗りこなすには、相当自分に自信がないとクルマに負けてしまいそうですね
▲さりげなく置かれていたマセラティ クアトロポルテ。さすがにこの低さは展示用だと思いますが、思い切ってローダウンしました。イタリア人が見たら驚くかもしれないですね
▲ワークが手掛けたトライアンフ TR3A。実はさりげなくワークの40周年記念モデル「EQUIP 40」ホイールを履きこなしているのです!
▲「エッティンガー」と共同開発したエアロパーツを装着したVWゴルフ7が展示されていました。グッズ販売も積極的に行っていたVGJ(フォルクスワーゲン グループ ジャパン)。昨年は輸入車販売台数3位となってしまったVW。また本来の元気な姿を取り戻してほしいです
▲お洒落なSUVというイメージもあるランドローバー。この個体も、アウトドアよりも青山や神宮外苑あたりに停まっていたら似合いそうです
▲VOLTSは、ボルボ240ワゴンをカスタマイズしたクルマを出展していました。ガラスのサイズが大きいリアゲートを持つボルボ。この個体はVOLTSオリジナルのヘッドライト周りのキットを装着しているそうです。この年代のボルボも数が減りつつありますし、VOLTSのようなショップが日本にあるのは心強いですね
▲AZZURRE MOTORINGが手掛けたキャディラック エスカレード。ハリウッドセレブが映画のジャパンプレミアの際にこのキャディラック エスカレードで会場入りしたら似合いそうです
東京オートサロン2017:日本車編
▲発売されたばかりのNSXもさっそくカスタマイズされていました。手が加えられるだけで一気に輸入車のような雰囲気になるから不思議です(このAIMGAINがカスタマイズしたNSXは左ハンドルでした)
▲FORGIATOが出品していたNSXもかなり強烈。隣にいた男性が「これ外車!?NSXか!」と驚いていました。よく見るとドアミラーの下に「百」の文字が。オーナーが飛ばしそうなときは「目立つ色になったから気をつけろ」と囁いてあげましょう。そして他車に乗っていてこのNSXに追い越されたときは「金色め!」とつぶやくこともお忘れなく…。そんな大人は修正されてしまいそうですね
▲展示用とはいえ、踏切はおろか、コンビニの段差も擦りそうな勢いのアルファード。この個体が高速道路で背後から迫ってきたら…かなり迫力があります。こちらがベンテイガに乗っていても道を譲りたくなりそうです
▲レクサスLX570もあちこちで展示されてました。こうして並べてみると、メルセデス・ベンツGクラスが小さく見えます
▲無限ブースに展示されていたS660ベースのカスタムモデル。実はサイドミラーがありません。あくまでも参考出品のようですが、反響次第では市販化もしてくれるのでしょうか?
▲ロッキーオートのブースには2000GTのオープン!…ではなく、R3000GTというレプリカモデル。本物の2000GTがもはや億単位の世界になってしまったいま、快適装備付きのレプリカモデルで2000GTの世界を味わうのも素敵です
▲ロードスターRFも発売され、今後のバリエーション展開が楽しみなマツダブース。奥に見えるのは初代(NA型)ロードスターに設定されていた「クラシックレッド」に塗られたモデル。実は2月28日までの期間限定販売。気になる方はお早めに!!
▲AE86もまだまだ人気!IMPULSEといえば、全国のハチロク乗りが土屋圭市と筑波サーキットでバトルする「AE86筑波N2決戦」にも参戦したショップとしても知られています
▲こちらはYOKOHAMAブースに展示されていたヒョウ柄模様の86。ラッピングが普及したからこそ、このようなデザインのクルマが世に出られるようになったといえます
▲こちらはTop SecretのスカイラインGT-R(R32型)。正確にはVR32GTR。内装はおろかエンジンやミッションまでもR35のものが移植されているというとんでもないモデル。R32のデザインとR35の性能を両立した、ある意味では夢のような1台かもしれません
▲こちらはバンパーにフロントインタークーラーがビルトインされ、リベット留めのオーバーフェンダーが決まっているスカイラインGT-R(R32型)。マットグレーのボディカラーに、内装はキャメルレザーという組み合わせがお洒落です。しかもポルシェ用のシートが!
▲RE雨宮ブースには、懐かしいRX-7(FC3S型)とRX-8が展示されていました。いまやネオクラシックの領域に突入したFCがいまもこうして華やかな舞台に登場してくれるのは嬉しいですね
▲KUHL(クール名古屋)のブースの前では、誰もが度肝を抜かれたに違いないでしょう。トヨタ ヴェルファイアとスバルWRX-STIには、「エングレービング&メタルペイント」という処理が施されたカスタマイズが施されています。こういうアイデアや新しい世界が垣間見られるのも東京オートサロンならではの魅力なのです
▲その一方で、スーツに赤ネクタイで統一された若い人たちがいるブースがあるなあと思って覗いてみたところ、NATS(日本自動車大学校)のブースでした。学生さんがぎこちない手つきでカタログを配り、来場者から質問されると熱心に答えています。生徒の皆さんがチームを編成し、アイデアを出し合いながら1台のカスタムカーを完成させるのだそうです。クリスマスもお正月も返上してこの日のためにクルマを仕上げたそうです。情熱と気合いではほとんどの大人は脱帽してしまうでしょうね。まさに未来の日本の自動車産業を支える皆さんたちです。本当にお疲れ様でした!
東京オートサロン2017:サービスショット編
お待たせいたしました。東京オートサロンといえば、キャンギャルの存在は欠かせません。いまやすごい人だかりがあるなと思うブースでは、かなりの確率でセクシーなキャンギャルがポーズを取っています。メディアか特別招待券をお持ちの一般の方かは分かりませんが、なかなか場所を空けてくれません(汗)。
なかにはキャンギャルと顔見知りと思われる常連の方もいて、クルマの撮影よりもこちらの方が数段熱を帯びていたことは間違いありません。
東京オートサロン2017:取材を終えて…
出展者の方の大半は、クリスマスも年末年始も返上して、この日のために手塩に掛けてクルマを仕上げてきたのだと思います。それが来場者にも伝わっていますし、同じクルマのイベントでも東京モーターショーでは決して味わうことのできない空気感、世界感に溢れています。
毎年「行ってみたいとは思うけれど、年明け早々で忙しいし…」と断念している方へ、ぜひ2018年は会場に足を運んでみてください。憧れのクルマ、懐かしいクルマ、ここでしか出逢えないクルマがきっと必ず見つかります。いまや、外国人の方がこの日のためにわざわざ来日して東京オートサロンを観に来るくらいの魅力があるのですから。