
よもやま話
更新2023.11.22
初めての車検を迎えたシルビアヴァリエッタ。そして取材で茂木に…The Beetleと一緒の週末
中込 健太郎
少しずつ暖かくなってきました。購入後、初めての車検を迎えたシルビアヴァリエッタ。一方取材の予定が入り、私は私でその日に持ち込むことが難しくなってしまいました。今回はフォルクスワーゲンさまのご厚意で、取材のアシにThe Beetleをお借りすることに。

まずシルビアですが、購入後2万キロちょうどを走破した計算ですが、さすがに一度ディーラーに見てもらおう、と実家のノートでもお世話になっている、日産プリンス東京桜新町支店に入庫させました。乗っている限りそんなに不満もありません。しかしそれではわからないこと、点検でわかるかも。そんな思いもあって入庫させました。
しかし結論としてはブレーキパッドディスクを一式交換、大きなところはこの程度でした。ブレーキだって、購入直後の時点でそろそろ交換かな?という感じでしたが、制動に問題なかったこともあり、作業のタイミングを逸していました。あと、バッテリーは昔からお世話になっているパーツ屋さんがあるので、そこに頼もうとそれだけ交換の推奨を辞退しました。ブレーキパッドはマニュアル車ゆえの、原則にギヤでエンジンブレーキを使う。停止中常に発生し続けているトルクを押し殺すようにブレーキを使うオートマチック車とは違い、単なる抑えである。そんなことが摩耗を遅らせたのかもしれません。よく持ったと思います。
それ以外といえば油脂類、冷却水の交換といったメニュー。たまたま車検とタイミングがあっただけの定期交換。法定費用以外の車検代行手数料、24ヶ月点検も含めて10万円ほど。絶対的にはまとまった出費ですが、通算で間も無く16万キロのクルマ。ほぼ現状の形で購入した割には安いなあという印象でした。
そして、SR20を積んだ4ドアコンバーティブルはいいのではないか。そうガリバーにいた時から目論んでいた予想は、しっかり的中したことになります。的中しても外れても、無事に毎日元気。これが何よりもありがたいことですが。もういいでしょう、何か次のクルマ、ということも思わないではないのですが、お金がないのと(皆様お仕事お待ちしております!!)何より、替えがないのです。同じヴァリエッタだってこれよりコストパフォーマンスが悪い個体も多い中、まして別の車種に買い換えるとなると、なかなか今、納得感のある選択肢はない、というのが実情でしょう。ちょっと遠出してみたい。こんなクルマでできれば日本一周、など。まだ、このクルマだと静岡、長野あたりが一番遠いかな。私のお出かけの中では近場ばかり。もう少し遠くにも行きたいですね。

その間、乗るクルマがないなあ、と思っていたところに、前から是非試乗車お貸ししますので、少し乗ってみませんか?とお誘いをいただいていた経緯もあって、ご連絡したところ、快く広報車を貸してくださいました。おろしたてのThe Beetle。なぜ今?私は名だたるメディア、ジャーナリストの皆さんに負けないように競って、最新モデルとかに乗せていただかなくてもいいと思っています。なんだか牧歌的なきもちになりますね。コレの試乗に関しては別の機会に改めてまとめるとしましょうか。

ついている装備、ついてない装備を棚卸しして、今だにこの値段でこんなものもついてない、というような評価がありますが、あれは個人的には疑問です。安全装備、環境性能はメーカー側のスタンスであって、それを指摘する意味では一定の価値はあるでしょう。しかし、クルマ選びをする上で、どう判断すべきかというところには、それがないものは選べない、とは言えないんじゃないかと思うのです。ようは、微笑んできたクルマのその微笑みを「受理して良いかどうか」に対して背中が押せるかどうか。その辺りをメインにしていきたいではないですか!
今や古参、何も新しいものはありません。でもこの形に魅かれたら、消費者として目が曇っているということになるのか。もっと新しいクルマで「揃えるものは揃っているが、うーん!!」とうなってしまいたくなるクルマは結構あります。このカタチが気に入って、購入すると、極めてベーシックなドイツ車の作りに触れられる。リバイバル・ビートルとしてはこれより前のモデル「New Beetle」なんかクルマとしてはもっとアレでした。でもそれなりに愉快だし、あれはあれでよかったのではないか。あれと比べたら、真逆のポジションにある、そんな真面目なクルマという印象はありました。New Beetleの一輪挿しくらいは残しておいてもよかったのではないか。そう思うくらい。
丸めは愛嬌がありますね。愛嬌は大事。そんな感想が芽生えたことも付け加えておきます。

このワーゲンで茂木へ行ってきました。いろいろな取り組みをしているのですね。新しい取り組みもしていますね。
モビリティランドは、鈴鹿サーキットやツインリンク茂木を管理運営する会社ですが、モータースポーツを開催するばかりではなく、自動車・バイクといったモビリティを中心にした様々なことに取り組んでいます。そもそもサーキットの横に遊園地を作ると言い始めたのは、本田宗一郎と名コンビを組んだ、本田技研の黎明期の立役者、今のホンダの父といってもいい藤沢武夫氏の発案だといいます。クルマ作りのために必要なサーキット。同様に将来のファン、ユーザーを育てる、自ら運転する乗り物ばかりの遊園地も不可欠、そういうことのようです。
しかし、藤沢武夫氏は大のオペラファンで、海外のオペラハウスにも和装で出かけるほど粋な人だったという話も、全く別の方面より繁く聞きおよぶところです。そういうことを思い出しながら、サーキットの周りを歩くと、「藤沢武夫が作りたかったのは、もしかして自動車におけるバイロイトのような場所なのではないか」そんな思いに自然と至るものです。

これもまどこかの機会でレポートをすることになっていますが、皆が楽しめるモータースポーツ以前の「クルマとともに、バイクとともに」私たちが暮らしているということをしっかり実感できる「モビリティ中心の聖地」がそこにはあるのです。
レースは祝祭だ!だとすれば、その祝祭劇場こそサーキット。また機会を見てサーキットには出かけてみたいものです。

まずシルビアですが、購入後2万キロちょうどを走破した計算ですが、さすがに一度ディーラーに見てもらおう、と実家のノートでもお世話になっている、日産プリンス東京桜新町支店に入庫させました。乗っている限りそんなに不満もありません。しかしそれではわからないこと、点検でわかるかも。そんな思いもあって入庫させました。
しかし結論としてはブレーキパッドディスクを一式交換、大きなところはこの程度でした。ブレーキだって、購入直後の時点でそろそろ交換かな?という感じでしたが、制動に問題なかったこともあり、作業のタイミングを逸していました。あと、バッテリーは昔からお世話になっているパーツ屋さんがあるので、そこに頼もうとそれだけ交換の推奨を辞退しました。ブレーキパッドはマニュアル車ゆえの、原則にギヤでエンジンブレーキを使う。停止中常に発生し続けているトルクを押し殺すようにブレーキを使うオートマチック車とは違い、単なる抑えである。そんなことが摩耗を遅らせたのかもしれません。よく持ったと思います。
それ以外といえば油脂類、冷却水の交換といったメニュー。たまたま車検とタイミングがあっただけの定期交換。法定費用以外の車検代行手数料、24ヶ月点検も含めて10万円ほど。絶対的にはまとまった出費ですが、通算で間も無く16万キロのクルマ。ほぼ現状の形で購入した割には安いなあという印象でした。
そして、SR20を積んだ4ドアコンバーティブルはいいのではないか。そうガリバーにいた時から目論んでいた予想は、しっかり的中したことになります。的中しても外れても、無事に毎日元気。これが何よりもありがたいことですが。もういいでしょう、何か次のクルマ、ということも思わないではないのですが、お金がないのと(皆様お仕事お待ちしております!!)何より、替えがないのです。同じヴァリエッタだってこれよりコストパフォーマンスが悪い個体も多い中、まして別の車種に買い換えるとなると、なかなか今、納得感のある選択肢はない、というのが実情でしょう。ちょっと遠出してみたい。こんなクルマでできれば日本一周、など。まだ、このクルマだと静岡、長野あたりが一番遠いかな。私のお出かけの中では近場ばかり。もう少し遠くにも行きたいですね。

その間、乗るクルマがないなあ、と思っていたところに、前から是非試乗車お貸ししますので、少し乗ってみませんか?とお誘いをいただいていた経緯もあって、ご連絡したところ、快く広報車を貸してくださいました。おろしたてのThe Beetle。なぜ今?私は名だたるメディア、ジャーナリストの皆さんに負けないように競って、最新モデルとかに乗せていただかなくてもいいと思っています。なんだか牧歌的なきもちになりますね。コレの試乗に関しては別の機会に改めてまとめるとしましょうか。

ついている装備、ついてない装備を棚卸しして、今だにこの値段でこんなものもついてない、というような評価がありますが、あれは個人的には疑問です。安全装備、環境性能はメーカー側のスタンスであって、それを指摘する意味では一定の価値はあるでしょう。しかし、クルマ選びをする上で、どう判断すべきかというところには、それがないものは選べない、とは言えないんじゃないかと思うのです。ようは、微笑んできたクルマのその微笑みを「受理して良いかどうか」に対して背中が押せるかどうか。その辺りをメインにしていきたいではないですか!
今や古参、何も新しいものはありません。でもこの形に魅かれたら、消費者として目が曇っているということになるのか。もっと新しいクルマで「揃えるものは揃っているが、うーん!!」とうなってしまいたくなるクルマは結構あります。このカタチが気に入って、購入すると、極めてベーシックなドイツ車の作りに触れられる。リバイバル・ビートルとしてはこれより前のモデル「New Beetle」なんかクルマとしてはもっとアレでした。でもそれなりに愉快だし、あれはあれでよかったのではないか。あれと比べたら、真逆のポジションにある、そんな真面目なクルマという印象はありました。New Beetleの一輪挿しくらいは残しておいてもよかったのではないか。そう思うくらい。
丸めは愛嬌がありますね。愛嬌は大事。そんな感想が芽生えたことも付け加えておきます。

このワーゲンで茂木へ行ってきました。いろいろな取り組みをしているのですね。新しい取り組みもしていますね。
モビリティランドは、鈴鹿サーキットやツインリンク茂木を管理運営する会社ですが、モータースポーツを開催するばかりではなく、自動車・バイクといったモビリティを中心にした様々なことに取り組んでいます。そもそもサーキットの横に遊園地を作ると言い始めたのは、本田宗一郎と名コンビを組んだ、本田技研の黎明期の立役者、今のホンダの父といってもいい藤沢武夫氏の発案だといいます。クルマ作りのために必要なサーキット。同様に将来のファン、ユーザーを育てる、自ら運転する乗り物ばかりの遊園地も不可欠、そういうことのようです。
しかし、藤沢武夫氏は大のオペラファンで、海外のオペラハウスにも和装で出かけるほど粋な人だったという話も、全く別の方面より繁く聞きおよぶところです。そういうことを思い出しながら、サーキットの周りを歩くと、「藤沢武夫が作りたかったのは、もしかして自動車におけるバイロイトのような場所なのではないか」そんな思いに自然と至るものです。

これもまどこかの機会でレポートをすることになっていますが、皆が楽しめるモータースポーツ以前の「クルマとともに、バイクとともに」私たちが暮らしているということをしっかり実感できる「モビリティ中心の聖地」がそこにはあるのです。
レースは祝祭だ!だとすれば、その祝祭劇場こそサーキット。また機会を見てサーキットには出かけてみたいものです。