更新2025.02.06
PayPayでも自動車税を納付できる!売却時の納税証明書に関する完全ガイド
外車王SOKEN編集部
近年、自動車税の支払い方法としてPayPayなどの電子決済が普及してきています。しかし、クルマを売却する際に必要となる納税証明書について、PayPay決済の場合の注意点や対処法を知らないと、トラブルになりかねません。この記事では、PayPayでの自動車税納付から売却時の納税証明書の取扱いまで、詳しく解説します。
PayPayによる自動車税納付の基本知識
PayPayでの自動車税納付は、スマートフォンがあれば時間や場所を問わず手軽に行える便利な方法です。全国47都道府県すべてでPayPay納付が可能となっています。しかし、納付書に印字されたバーコードを読み取って支払うため、納税証明書は自動発行されない点に注意が必要です。
PayPay納付の具体的な手順
PayPayで自動車税を納付する手順は以下のとおりです。
1. PayPayアプリのインストールと初期設定
・ アプリをダウンロード
・ 本人確認情報の登録
・支払い方法の設定
2. 残高のチャージ
・銀行口座からのチャージ
・コンビニATMでのチャージ
・クレジットカードからのチャージ
3. 納付書のバーコード読み取り
・アプリのバーコードリーダーを起動
・納付書の「コンビニ収納用バーコード」を読み取り
・ 支払い内容を確認して決済を完了
PayPay納付のメリットと注意点
PayPayで自動車税を納付するメリットとして、以下が挙げられます。
利便性の高さ
納付の利便性の高さは、PayPayの大きなメリットだといえます。24時間365日いつでも納付可能で、スマートフォンで対応が完結するため、現金を持ち歩く必要がありません。
経済的なメリット
PayPayでの納付には、経済的にも大きなメリットがあります。支払い手数料が無料なうえに、現金でのチャージ時も手数料無料です。また、キャンペーン開催時にはPayPayボーナスの獲得機会があります。
一方で、以下の点には特に注意が必要です。
納税証明書が発行されない
PayPayで自動車税を納付した場合、納税証明書が自動発行されません。そのため、支払い完了時の画面の保管、もしくは車検や売却時に発行の手続きが必要です。また、支払い情報の反映に2〜3週間を要する点にも留意しましょう。
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システム面での制約
PayPayはオンライン決済サービスのため、システム面での制約で不便が生じる場合があります。納付するにはPayPay残高が必要で、システムメンテナンス中はそもそも納付できません。また、通信環境が悪い場所だと手続きに時間がかかることもあるでしょう。
支払い上限がある
PayPayには過去24時間および過去30日間で支払い上限額が設定されています。自動車税を納付する際にその上限を超えていると手続きができません。なお、 チャージ残高が足りない場合も納付できないため、事前に確認しておきましょう。
クルマの売却時には納税証明書が必要
クルマを売却する際、以下の理由により買取業者からは納税証明書の提出を求められます。理由としては、売却後に新しい所有者に名義変更手続きを行うためです。名義を変える際に納税証明書の提出が必要なため、売却時に必要な書類に含まれています。
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PayPay納付後の納税証明書入手方法
PayPayで納付した場合の納税証明書は、以下のいずれかの方法で入手できます。
都道府県税事務所での申請
本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)を持参の上、最寄りの税事務所に出向きます。窓口にて納税証明書交付請求書に記入し、手数料を支払います。(地域により0〜400円程度)ほとんどの場合、その場で発行可能です。
オンライン申請
一部の自治体では、オンラインでの納税証明書申請が可能です。申請できるのは納税義務者本人のみで、マイナンバーカードが必要です。また、クレジットカードやスマートフォンで手数料と郵送料を決済します。手続き自体はオンラインで完結しますが、納税証明書が届くまでは数日かかることに留意しましょう。
売却時のスムーズな手続きのために
クルマの売却をスムーズに進めるため、以下の点に注意しましょう。
1. 事前準備
PayPayで自動車税を納付した場合、納税証明書は即時発行できません。税事務所へ出向くかオンライン上にて手続きが必要です。クルマの売却を決めたら、査定を申し込む前にまずは納税証明書を発行しましょう。いざ売却が決まってから発行すると、手続きが滞って買取業者とのトラブルにも発展しかねません。
2. その他の必要書類の確認
クルマの売却には、納税証明書以外にも以下の書類が必要です。
<自分で用意する書類>
・車検証
・自賠責保険証
・ 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
・実印
納税証明書にあわせて漏れなく用意しましょう。
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納税証明書の保管
納税証明書は、クルマの売却時以外にも必要な重要書類です。適切な管理と、万が一の際の対応方法を把握しておきましょう。
効果的な保管方法
納税証明書は以下のような方法で保管することをおすすめします。
物理的な保管
車検証や自賠責保険証など、クルマ関係の書類と一緒にファイリングしておくと安心です。防水性の高いケースを使用すると、水濡れや汚れを防止できるでしょう。
保管場所の管理
クルマ関係の書類の定位置を決めておくと安心です。多くの方は、クルマのダッシュボード内にまとめて保管しています。また、インデックスを活用してファイルのどこに何の書類があるのかをひと目でわかるようにするとより便利でしょう。
まとめ
PayPayでの自動車税納付は便利な一方で、納税証明書の取扱いには注意が必要です。特にクルマの売却を考えている場合は、早めに納税証明書を発行して保管しておきましょう。
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