
週刊中年フライデー
更新2016.11.17
すみません!イギリスのスポーツカー「MG」を個人的理由で特集しちゃいます

山本 圭亮
ここは、某県の「週刊中年フライデー」編集部。「オープンカー派」の編集長と、「セダン派」の星野くんのデコボココンビが編集会議中であります。ちょっと覗いて見ましょう!






・・・・編集部の相変わらずの茶番劇はほっとき、説明しよう!
さあ!皆さん!今回は個人的理由で「MG特集」ですよ!何故でしょう?(笑)今回は私の為の特集かも知れません。とりあえず行ってみましょう!
私のMGの王道はウレタンバンパーのこのクルマでした。

MG-B(後期)
1962年に販売開始された「MG-B」ですが、私の世代は、1974年から販売されたウレタンバンパーのMG-Bでした。重量が910kgながら1800ccの直4 OHVのこのクルマは英国では2シーターオープンカーの代名詞の1台です。MG-Bシリーズの中では販売台数が一番多かった為、現在でも見かける事も出来るのでファンとしては嬉しい限りです。1980年に販売終了をするのですが、後期は、ジャガーやアストン・マーティンの輸入も行っていた「日本レイランド」が正規輸入元でした。現在ではもうブランドとして存在しないMGですが、「MG-B」に関しては英国本土でも人気が高いため、多少高額ではありますが部品の調達が可能なものが他車よりは多いといえます。
手が届かない憧れのMG

MG-A
1955年に販売開始された「MG-A」は1962年までの7年間、イギリス国内は勿論アメリカにも多数輸出された当時のMGブランドの主力でした。1500CCでスタートしたOHVエンジン1600CC OHVとDOHCも追加され約10万台生産されます。その半数がアメリカへ輸出されたと言う事を考えると、世界の2シーターライトウエイスポーツカーのイニシアチブは、このMG-Aが握っていたのかも知れません。部品に関してはBMH社が再生産を開始しており「MG-B」に次いで入手しやすいのは、有り難い限りですが、車体に関しては現在では、国内で中古価格が400万前後してしまう希少車になっているので私にはちょっと手が出せない「憧れのMG」と言うポジションです。
もう少し私がサイズダウン出来たら乗ってみたいクルマです

MG ミジェット(前期)
1961年から1979年の18年間と言うロングセラーのMGが「MGミジェット」です。「オースチン・ヒーレー・スプライト」の兄弟車であり、1000CCから進化し最後はトライアンフの「スピットファイヤー」の1500CCにまでエンジンを拡大して行きます。車重が約830kgと言う事を考えると知り合いが所有しているミジェットの加速も納得のところです。英国仕様では「SUキャブ」を搭載していますがアメリカや日本では「ゼニスストロンバーグ」を搭載していました。しかし「小型2シーター」と言われるだけあって運転席のスペースは私にとっては狭く、1度代車としてお借りしてことがあるのですが、上半身半分が車体からはみ出ていたような気がします(笑)自分が痩せたら乗ってみたいMGです。
販売当初は酷評されたMG

MG F(前期)
1995年に販売された「MG-F」は、「旧MGファン」にとって驚くものでした。それは「ミッドシップ」というレイアウトにしたことです。1800CCのDOHCエンジンは120馬力(VVCは145馬力)を発し、カタログの最高速は195kmとなっていました。元来、フロントエンジンを貫いていたMGにとってミッドシップの違和感はファンにはあったようです。そしてサスペンションが「ハイドラガス・サスペンション」と言う特殊なものを使用しているためメンテナンスが複雑と言われることもあり、又ヘッドガスケットの強度が弱くエンジントラブルの原因となると酷評もされました。しかし、1995年には「日本カーオブザイヤー」の「インポートカーオブザイヤー」に選ばれている事から、新しい「MGファン」に受け入れられたのかも知れません。中古価格も玉数が多い為か、格安のものから高価なアニバーサリー仕様までありますが、私にとって一番身近なMGかも知れません。
いかがでしたか?なんでこの時期に「MG」なの?なんで「個人的理由」なの?と色々ご意見あるかと思いますが、今回紹介致しましたクルマが、今後なんらかの形で又登場するかも知れません。ご期待くださいね!








と言うことで、今回の「すみません!個人的理由でMG特集です!」いかがでしたか?来週もマニアックなコラムをお届けできればと思っていますので、次回の「週刊中年フライデー」をお楽しみに!金曜日にまたお会いしましょう~!