ドイツ現地レポ
更新2023.11.22
ヨーロッパでは日本とは全く違った小型モビリティが浸透@ドイツ現地レポ
中込 健太郎
日本も都市部ではかなり駐車場を探すのに手を焼きます。結局クルマの移動よりも鉄道の方が便利。そういうことも少なくないですね。そのあたりの使い分けはかなりいろんなことを考えて交通機関を選ぶようにしています。しかし、そういう状況は何も日本ばかりではないようです。ドイツから今回送られてきたのは、イタリアに足を伸ばした際にみかけたという小型モビリティの写真でした。
イタリア都市部では、走っているクルマの40%は、「移動」ではなく「駐車場を探すため」に動いている、と言われるほど、駐車場事情はよくないのだそうです。そんな状況ですので、かなり人気なのがスマート。縦列駐車が一般的なヨーロッパですが、この全長2.7mのスマートなら、普通のクルマ1台分程度のスペースで2台おけますし、普通の来るまでは駐車できないようなスペースにも停めることが出来るのですから。そして、イタリアの街で見かけるのが写真にもある、「スマートよりもさらに小さな超小型モビリティ」だそうです。こうした超小型モビリティは街の中で大変小回りがよく利き町中をよく走っているのだそうです。ピアッジオなど二輪メーカーが作る1人乗りの超小型モビリティは、国によっては運転免許が必要なかったり、駐車スペースを選ばないので、配達や通勤用にも大変重宝されるそうです。
こうした超小型モビリティでは動力源は電気のものが多いそうです。ヨーロッパ各地で様々な取り組みがなされており、フランスなどでは15kW以下の出力のものは税金が格安になるということも手伝ってかなり人気があるようです。出力特性がエンジン車と違う点も人気の秘密で、この程度のエンジンのクルマではのろのろとタウンユースで走ることしか出来ませんが、モーターで動くEVは80kmくらいまでは加速することができるそうです。
またドイツでは街の至る所に充電スポットがあり、スマホで各電力会社の電気代が公開されていて、安い電力を選んで充電できるほか、余剰電力をできるだけ小型モビリティに充電してもらうような取り組みがなされているようです。時間帯を選んで充電することも出来るので、ランニングコストも、賢く抑えることが出来るのです。
日本にも軽自動車というカテゴリーがありますが、ヨーロッパでは日本とは全く違った小型モビリティが浸透しているのですね。交通手段の適材適所、効率的なほうほうで、地球にもお財布にも優しい移動を心がけたいものですね。
[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]
イタリア都市部では、走っているクルマの40%は、「移動」ではなく「駐車場を探すため」に動いている、と言われるほど、駐車場事情はよくないのだそうです。そんな状況ですので、かなり人気なのがスマート。縦列駐車が一般的なヨーロッパですが、この全長2.7mのスマートなら、普通のクルマ1台分程度のスペースで2台おけますし、普通の来るまでは駐車できないようなスペースにも停めることが出来るのですから。そして、イタリアの街で見かけるのが写真にもある、「スマートよりもさらに小さな超小型モビリティ」だそうです。こうした超小型モビリティは街の中で大変小回りがよく利き町中をよく走っているのだそうです。ピアッジオなど二輪メーカーが作る1人乗りの超小型モビリティは、国によっては運転免許が必要なかったり、駐車スペースを選ばないので、配達や通勤用にも大変重宝されるそうです。
こうした超小型モビリティでは動力源は電気のものが多いそうです。ヨーロッパ各地で様々な取り組みがなされており、フランスなどでは15kW以下の出力のものは税金が格安になるということも手伝ってかなり人気があるようです。出力特性がエンジン車と違う点も人気の秘密で、この程度のエンジンのクルマではのろのろとタウンユースで走ることしか出来ませんが、モーターで動くEVは80kmくらいまでは加速することができるそうです。
またドイツでは街の至る所に充電スポットがあり、スマホで各電力会社の電気代が公開されていて、安い電力を選んで充電できるほか、余剰電力をできるだけ小型モビリティに充電してもらうような取り組みがなされているようです。時間帯を選んで充電することも出来るので、ランニングコストも、賢く抑えることが出来るのです。
日本にも軽自動車というカテゴリーがありますが、ヨーロッパでは日本とは全く違った小型モビリティが浸透しているのですね。交通手段の適材適所、効率的なほうほうで、地球にもお財布にも優しい移動を心がけたいものですね。
[ライター/CL編集部・中込健太郎 カメラ/ドイツ駐在員]