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中古車の豆知識

更新2025.02.10

クルマ売却時のETC手続きガイド!買取価格への影響から再セットアップまで徹底解説

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外車王SOKEN編集部

クルマを売却する際、ETCに関する手続きや対応に悩む方は多いでしょう。ETC車載器は取り外すべきか、査定額にどの程度影響するのか、買い替え時の手続きはどうすればよいのかなど、さまざまな疑問が浮かびます。


この記事では、クルマ売却時のETC関連の手続きについて、具体的な対応方法から注意点まで、わかりやすく解説していきます。


クルマ売却時のETC車載器の取扱い方を解説


クルマ売却時のETC車載器の取扱い方を解説


クルマを売却する際のETC車載器の取扱いは、売却方法や次に乗り換えるクルマの状況によって最適な選択肢が変わります。ここでは、ETC車載器を付けたまま売却するケースと取り外して売却するケースのそれぞれについて、メリットとデメリットを詳しくみていきましょう。


ETC車載器付きのままで売却するメリット・デメリット


ETC車載器を付けたままでもクルマの売却は可能です。ETC車載器には車輌情報は記録されているものの、氏名や住所などの個人情報は一切記録されていないため、情報漏洩の心配もありません。ただし、ETCカードは必ず抜いておく必要があります。


また、純正のETC車載器を取り外す場合、配線の複雑さから作業ミスによって車輌を傷つけてしまうリスクがあります。査定額への影響を考えると、むしろ取り付けたまま売却するほうが安全なケースが多いでしょう。


ETC車載器を取り外して売却するメリット・デメリット


ETC車載器を取り外して売却する最大のメリットは、次に乗り換えるクルマでそのまま使用できることです。特に、高機能なETC2.0対応の車載器やカーナビ連動型の車載器を使用している場合は、取り外して流用するとコストを抑えられる可能性があります。


しかし、取り外し作業には専門知識が必要で、業者への依頼が推奨されます。工賃として3,000円から5,000円程度が必要です。


また、新しいクルマへの取り付けには、取り付け工賃(4,000円から10,000円)とセットアップ費用(3,000円程度)がかかります。そのほか、取り外し時に配線を傷つけたり、内装に傷をつけたりするリスクがあり、古いモデルだと、新しいクルマとの相性や規格の問題で使用できない可能性があります。


取り外して流用する場合と、新品を購入する場合の実際の費用を比較してみましょう。


※標準的なETC車載器の場合


取り外して流用する場合


取り外し工賃:3,000


円~5,000円
取り付け工賃:4,000円~1万円
セットアップ費用:3,000円
合計:1万円~1万8,000円


新品を購入する場合


本体価格:5,000円~1万円
取り付け工賃:4,000円~1万円
セットアップ費用:3,000円
合計:1万2,000円~2万3,000円


このように、流用するケースと新品を購入するケースで、実はそれほど大きな費用差が出ない場合が多いのです。


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ETC車載器が買取価格に与える影響とは


クルマの売却を検討する際、多くの方がETC車載器の有無が査定額にどの程度影響するのか気になるところです。ここでは、実際の影響度合いとその理由、さらにETC車載器単体での売却について詳しく解説します。


ETC車載器の有無による査定額の違い


ETC車載器の有無が査定額に与える影響は、実際にはそれほど大きくありません。一般的に、ETC車載器付きのクルマは、未装着のクルマと比べて査定額が最大で1万円程度上乗せされる程度です。これは、以下の理由によります。


・新品のETC車載器本体が比較的安価で購入できること
・取り付けが一般的な作業として確立されていること
・多くのクルマがすでにETC車載器を装備していること


ただし、以下のような場合は査定額への影響が多少大きくなる可能性があります。


・カーナビ連動型やETC2.0対応など、高機能な純正ETC車載器が装着されている
・輸入車専用の純正ETC車載器が装着されている


外車王では、輸入車に特化した専門スタッフが査定を行うため、これらの装備品の価値の適切な評価が可能です。特に、輸入車の場合、純正ETCシステムは車輌との相性や信頼性の面で重要視されるため、より丁寧に査定を行っています。


ETC車載器単体での売却について知っておくべきこと


ETC車載器を取り外して単体で売却する場合、その価値は機種や年式によって大きく異なります。ここでは、具体的な買取相場と売却時の注意点を解説します。


買取相場の目安


基本的な機能のみのETC車載器:500円~1,000円
アンテナ分離型ETC車載器:1,000円~2,000円
カーナビ連動機能付きETC車載器:2,000円~5,000円
ETC2.0対応車載器:3,000円~8,000円


ただし、以下のような場合は買取が難しくなる、または査定額が大幅に下がる可能性があります:


・発売から5年以上経過しているモデル
・外観に傷や汚れがある場合
・付属品(取付ブラケット、配線など)が欠品している場合
・非純正の改造や配線の切断がある場合


なお、フリマアプリやオークションサイトでの取引も可能ですが、その場合は以下の点に注意が必要です。


・セットアップ証明書や取扱説明書などの付属品をすべて揃える
・動作確認済みであることを明記する
・商品の状態を詳しく説明し、写真で確認できるようにする
・適切な梱包方法を用いて発送する


クルマ買い替え時のETC関連手続き


クルマ買い替え時のETC関連手続き


クルマを買い替える際には、ETCに関連するいくつかの手続きが必要となります。ここでは、スムーズな移行のために必要な手続きと注意点について、より詳しく解説していきます。


ETCの再セットアップに必要な書類と費用


新しいクルマでETCを利用するためには、再セットアップが必要です。これは、セキュリティ確保のために車両情報とETC車載器を正しく紐付ける重要な作業です。


<必要なもの>
・車検証
・ETC車載器本
・ETC車載器接続ケーブル
・セットアップ申込書(店頭で記入可能)


セットアップにかかる費用の内訳は以下のとおりです。


・セットアップ情報発行料 通常のETC車載器:550円(税込)/ ETC2.0車載器:715円(税込)
・店舗での再セットアップ費用:2,500円~3,00
・取付位置の変更や配線処理が必要な場合:別途工賃が発生


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ETCマイレージサービスの継続利用と変更手続き


ETCマイレージサービスは、ETCの利用額に応じてポイントが貯まる便利なサービスです。クルマの買い替え時には適切な手続きを行うことで、貯まったポイントを継続して利用できます。


 ETC車載器を付け替えたり、新しいETC車載器に変更したりした際には手続きが必要です。いずれもETCマイレージサービスのWebサイトで変更可能ですが、必要な情報が一部異なります。


・ETC車載器の付け替えの場合:車両番号のみ
・新しいETC車載器に変更した場合::車両番号と車載器管理番号(新しい車載器のセットアップ証明書に記載された管理番号)


変更手続きを行わないと、ポイントが正しく加算されない可能性があります。変更によりすでに貯まっているポイントが失効することはありませんが、手続きを行わないと、ポイントが正しく加算されないかもしれません。サービスを利用されている方はすみやかに手続きを実施しましょう。


まとめ


ETC車載器を付けたままでもクルマの売却は可能です。


個人情報の流出の心配は不要ですが、ETCカードの抜き忘れだけに注意しましょう。


もちろん取り外して売却することもできます。ただし、 専門業者への依頼が推奨される点と、取り外しと再設置の費用については考慮しておきましょう。


外車王では、輸入車に特化した買取サービスを提供しております。 輸入車専門のスタッフが査定を行うため、装備品の価値の適切な評価が可能です。また、しつこい営業電話がなく、外車王のコンシェルジュが丁寧にサポートいたします。輸入車の売却を検討の際は、ぜひ一度お問い合わせください。

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

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