更新2025.02.18
クルマを売却するときにディーラーへの連絡が必要なケースとは?
外車王SOKEN編集部
愛車を手放す際、「ディーラーに連絡すべきか」と悩む方は多いでしょう。基本的に連絡は不要ですが、状況によって必要な場合があります。
この記事では、クルマを売却する際のディーラーへの連絡が必要なケースと不要なケース、下取りと売却のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
基本的にディーラーへの連絡は不要
ディーラーで購入したクルマであっても、基本的にはクルマの売却時に連絡する必要はありません。
現金一括で購入したクルマや、すでにローンの完済が済んでいる場合は、名義(所有者)が自分になっているはずです。あくまでも自分の所有物として考えてよいため売買できます。
また、他メーカーのクルマに乗り換える場合や、長期不在でしばらくクルマに乗らない場合なども、ディーラーに連絡する必要はありません。
ただし、売却後にディーラーから定期点検や車検の案内が届くことがあります。その際は、すでに売却済みである旨を伝えましょう。事前に連絡しなかったからといって、ペナルティが発生したり、クレームの対象となったりすることはないため安心してください。
ディーラーに連絡する必要があるケース
ディーラーへの連絡が必須なケースもあります。ローンの支払いが残っている場合は、名義がディーラーや信販会社になっているため、自分の一存で売却を進められません。まずはディーラーに残債がいくらあるのかを聞いてからローンを完済し、その後に名義を変更してから売却が可能となります。
また、ディーラーで保険に加入している場合も、解約や変更手続きのために連絡が必要です。メンテナンスパッケージに加入している場合も連絡しましょう。定期点検などの前払いプランに加入している場合は、解約手続きや返金の相談が必要なためです。
ディーラーに連絡することでメリットを得られる場合がある
ローンの残債もなくディーラーで保険やメンテナンスパッケージに入っていない場合は、ディーラーに連絡しなくてもクルマを売却できます。しかし、こまめにディーラーへ連絡することでメリットが得られる場合があります。
長期的に良好な関係を築ける
売却時や廃車時などに丁寧にコミュニケーションをとると、ディーラーとの良好な関係性を保てます。定期的なメンテナンスや車検時の優遇措置、新車購入時の特別な対応など、さまざまな特典を得られる可能性も低くありません。
また、売却の意向を伝えることで、ディーラーから次回の購入に向けたお得な提案や、タイムリーな情報を提供してもらえるかもしれません。
次回購入を見据えたアプローチ
将来的に同じメーカーのクルマを検討している場合、売却時にディーラーへ連絡を入れることは戦略的な選択となります。新車の発売情報やキャンペーン情報をいち早く入手できる可能性が高まり、購入のタイミングを最適化できます。特に人気モデルや限定車の場合、優先的な案内を受けられる可能性もあります。
クルマの売却と下取りの違い
クルマ売却には、買取業者に売る以外にもディーラーに下取りを依頼する方法もあります。それぞれのメリットとデメリットを把握し、自身にあう選択肢がどちらなのかを検討しましょう。
買取業者に売却するメリットとデメリット
買取業者は、その名のとおりクルマの買取を専門に行なっている業者です。買取業者にクルマを売却する際にメリットとデメリットをみていきましょう。
メリット
買取業者への売却の大きなメリットは、下取りよりも高い価格を提示されやすいという点です。買取価格は、中古車市場の需要と供給、クルマの状態や希少性などを総合的に評価したうえで決まります。売却するタイミングやクルマのコンディションによっては、高価格での買取に期待できるでしょう。
また、買い替えが前提の下取りに対して、買取業者への売却は買い替えしなくても申し込み可能です。免許を返納してクルマに乗らなくなった、複数台所有していたが1台手放すことにした、などさまざまなシーンで活用できます。
出張査定に対応している業者であれば、店舗へクルマを持ち込む手間もかかりません。顧客にあわせた柔軟なサービスを提供しているという点は、買取業者の大きな強みだといえるでしょう。
デメリット
買取業者へ売却するデメリットは、買い替えの際に手続きが煩雑化する点です。下取りであれば、下取りから新車購入まで1つの販売店で完結しますが、買取業者に売却すると別で新車購入の手続きを行わなければなりません。それぞれに必要な書類を用意したり、売却と購入に時間を確保したり、手間がかかることはあらかじめ把握しておいたほうがよいでしょう。
ディーラー下取りのメリット・デメリット
ディーラーでは、クルマの販売以外にも下取りや整備など、さまざまな業務を展開しています。ディーラーに下取りを依頼する際のメリットとデメリットをみていきましょう。
メリット
ディーラーでの下取りのメリットは、買い替えの際の手続きが簡単な点です。新車購入と同時に行えるため、現在所有しているクルマの手放しから新しいクルマへの買い替えまでスムーズに実施できます。新車の納車日程と現在のクルマの引き渡しのタイミングも、柔軟な調整が可能です。
デメリット
デメリットとしては、価格が買取業者への売却と比べて低くなる傾向がある点です。これは、下取り価格が新車の値引きとして使われることが多く、実質的な売却価格が見えにくいために起こります。
また、下取りはあくまでも新車購入が前提の手続きです。単純な売却だけを希望する場合には適していません。
まとめ:クルマの売却を成功させるポイント
クルマの売却時のディーラーへの連絡は、状況に応じて要否が決まります。ローンが残っている場合や保険の契約がある場合は必須ですが、それ以外は任意です。ただし、長期的な関係性を重視する場合や、同じメーカーでの次回のクルマの購入を検討している場合は、連絡することでメリットが得られる可能性があります。
売却方法は、ご自身の希望に応じて最適な方法を選びましょう。特に輸入車の場合、専門的な知識と経験を持つ買取業者を選ぶことで、よりよい条件での売却が実現します。
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