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更新2022.06.29

ロールスロイス「ゴースト」の内装を紹介。新旧モデルの違いも解説

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外車王SOKEN編集部

ゴーストは、イギリスの高級車メーカー「ロールスロイス」が製造・販売する豪華な内装を持つドライバーズサルーンです。2009年から販売が開始された「ゴースト」は、2020年に2代目へとフルモデルチェンジしました。ロールスロイス史上最も成功したと言われる「ゴースト」の内装は、世代を進めていくうちにどのような変化を遂げたのでしょうか。今回は、ロールスロイス「ゴースト」の内装を、世代ごとに詳しく解説します。ロールスロイス「ゴースト」を検討中の方はぜひ、車選びの参考にしてみてください。


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ロールスロイス「ゴースト」とは


ロールスロイス「ゴースト」は、2009年にデビューした4ドアサルーンです。ロールスロイスの最上級モデル「ファントム」をひとまわり小さくしたボディサイズに、ロールスロイス定番の観音開きドアを備えています。また「ゴースト」は、ファントムよりも小さいロールスロイスであることから「ベビーロールス」の愛称が付けられました。


内装は、ロールスロイスらしさを受け継ぎながら、水平基調のダッシュボードやベルトライン、贅沢な素材を使った内装パーツやパネルなどが与えられています。そして「ゴースト」の最大の特徴は、他のロールスロイスとは異なり、ドライバーが自らハンドルを握り日常の外出や長距離ドライブなどをする「ドライバーズカー」であるということです。


ロールスロイスのドライバーズカー「ゴースト」の居住性やトランクスペースの容量は十分にゆとりがあるため、日常の買い物や休日のゴルフなどの普段使いで困ることがありません。新車の車両本体価格は、ファントムよりも安く、3,000万円台から購入できます。ロールスロイス定番のV型12気筒エンジンを搭載する「ゴースト」の燃費は、約4.8km/Lです。


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ロールスロイス「ゴースト」の内装の特徴


ロールスロイス「ゴースト」は、ロールスロイスの名に恥じない豪華な内装が特徴です。ここからは「ゴースト」の内装の特徴を世代ごとに解説すると共に、標準ボディとロングボディの内装の違いについても説明します。


初代


ロールスロイスの初代「ゴースト」は、2009年にデビューした4ドアサルーンです。最上級モデル「ファントム」よりも、ひとまわり小さいボディサイズでありながら、最上級モデルと同等のインテリアを備えています。ここからは、初代「ゴースト」の内装をより詳しく見ていきましょう。


デザイン


初代ゴーストの内装は、水平基調のダッシュボードやベルトラインに、レザーやウッドを使用したインテリアパネルを備えています。ダッシュボードは、上質なソフトパッドで覆われ、インパネにはウッドパネルが多く使用されていて視覚的に上質さを与えてくれるデザインです。


センタークラスターには、ナビ画面・エアコン吹き出し口・エアコンコントロールスイッチが縦に並んでいます。センターコンソール前部にナビやインフォテインメントシステムのコントロールユニット、後部にアームレストを配置することで、アームレストに肘をかけたままナビやインフォテインメントシステムの操作が可能です。


サイズ


室内は、5.0mを超える全長と2.0mに迫る全幅により、ゆとりのある空間が広がっています。運転席と助手席およびリアシートの左右の間隔は広く、前席と後席の間隔も十分です。トランクスペースは、奥行きがあり開口部が広いため、荷物の出し入れが容易にできます。スーツケースやゴルフバッグも問題なく積載できるため、旅行やゴルフにも最適です。


機能性


車内の機能としては、フロントシートのシートバックにテーブル・インフォテインメントシステムが格納されています。また、リアシートの中央のアームレストにリアシート用のインフォテインメントコントロールユニットが設置され、アームレストから手が届く範囲での操作が可能です。足元スペースは、最上級のファントムほど広くはないものの、足がフロントシートに当たるということがほぼないため、窮屈感はありません。


2代目(新型)


2020年に販売を開始した2代目「ゴースト」は、アグレッシブで存在感のあるエクステリアデザインと、快適で豪華な上質インテリアへと進化しました。ここからは、2代目ゴーストの内装の特徴を詳しく解説します。


デザイン


2代目ゴーストのデザインは、初代と同様に水平基調のダッシュボードやベルトライン、レザーやウッドを使用したインテリアパネルを備えています。しかし、インパネに段差が設けられて二段構成になっていることが初代との大きな違いです。


インパネには、メーターやナビ画面が少し奥に配置され、ステアリングやエアコン吹き出し口・エアコンコントロールスイッチを手前側へ配置されたことで、操作性と視認性を高めています。さらに、インパネを二段構成にすることで、視覚的にワイド&ローな印象を与え、圧迫感を受けにくくしていると言えるでしょう。


サイズ


ロールスロイスの2代目ゴーストの車内は、左右前後ともに十分なスペースが確保され、乗員ひとり一人がゆったりと乗車することが可能です。また、ロングサイズの「ゴーストエクステンデッド」では、通常のゴーストよりも全長とホイールベースを170mm延長し、広い後席スペースを実現しています。「ゴーストエクステンデッド」は、ショーファーカーとドライバーズカーを両立したモデルといえるでしょう。


フロントシートのシートバックには、リアシート用のテーブルとインフォテインメントシステムが格納されています。また、仕様によっては、リアシート中央の背もたれ部分にクーラーボックスを設置することも可能です。


ラゲッジのサイズは、奥に広くなっていることが特徴です。左右の幅は、タイヤハウスにより少し狭くなっていますが、スーツケースやゴルフバッグなどを十分に収納できるだけのスペースやサイズがあります。クーラーボックスが設置される仕様では、リアシートの背もたれ中央に突起ができるため、長尺物を積載するときには斜めに積載するなどの工夫が必要です。


機能性


2代目「ゴースト」の機能は、リアシートのインフォテインメントシステムやクーラーボックスだけではありません。2代目ゴーストには、Micro-Environment Purification System(MEPS)が装備されています。これは、不純物検出センサーが周囲の空気の質を検出し、自動的に外気・内気モードを切り替えるシステムです。常に車内の空気を綺麗な状態に保つシステムにより、車内の快適性を向上しています。


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ロールスロイス「ゴースト」と他人気モデルとの内装の違い


ロールスロイスのショーファードリブンの側面も持ち合わせるドライバーズカー「ゴースト」の内装は、他のロールスロイスとどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、最上級モデルの「ファントム」、初のSUV「カリナン」との違いを解説します。


ファントムとの違い


ロールスロイスの最上級モデルである「ファントム」は、ショーファードリブンの要素が強いモデルです。そのため、特にリアシートの居住性に優れています。「ファントム」のリアシートの広さは、足を伸ばしてもフロントシートに届かないほどのスペースです。一方、「ゴースト」では、リアシートで足を伸ばせばフロントシートに届きます。ただし、膝前のスペースには十分すぎるほどのゆとりがあるため、窮屈感はありません。


カリナンとの違い


ロールスロイス初のSUVとして新たな歴史をスタートさせた「カリナン」は、同社初の四輪駆動を採用したモデルでもあります。「ゴースト」と「カリナン」の車内における違いはデザインです。「ゴースト」よりも「カリナン」の方がインパネ部分の幅があり、包み込まれる感覚があります。また、ガラスエリアは「ゴースト」よりも「カリナン」の方が広く、着座位置および視点も「カリナン」の方が高いため、視界が良いと言えるでしょう。


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