
週刊中年フライデー
更新2020.08.19
クルマを眺めるならテールから!後美人(バックシャン)なクルマ5選

山本 圭亮
ここは、某県の「週刊中年フライデー」編集部。「サカゼン派」の編集長と「しまむら派」の星野くんのデコボココンビが編集会議中であります。ちょっと覗いて見ましょう!







・・・・編集部の相変わらずの茶番劇はほっとき早速行ってみよう!
クルマのデザインは、どうしても「フロント」からの姿をイメージしますが、私は「テール」からクルマを見るのが大好きです。そんな、「後美人(バックシャン)」のBEST5を、私の好みでランキングしたいと思います。
第5位 フィアット 131ミラフィオーリ(1980年)
真四角な、なんの変哲もないこのクルマ「フィアット131ミラフィオーリ」ですが、リアから見ると何とも言えないスタイリッシュな形です。テールランプも四角く、本当に普通のセダンなのですが一皮むけばスポイラー等の装着で、一気にラリーバージョンに変貌しやってやる感が醸し出てきます。当時、他のクルマが有名デザイナーによってデザインされている中、フィアットの社内デザインによって作成された無骨さも、私にとっては好きなリアサイドビューの1台です。
第4位 オペル 1900GT(1972年)
意外と私の周りに「オペル1900GT」が普通にあったので、特別なクルマとは思っていませんでしたが、イベント会場などでの人気を見るとやはりマニアックで特異なクルマなんだなあとつくづく思います。そんな「オペル1900GT」はどうしてもインパクトのあるフロント部分が注目されがちですが、忘れちゃ困るのがリアの跳ね上がった部分と丸テールの部分です。「スモールコルベット」や「スモール2000GT」等と言われたりしますが、当時のオペルのデザイナーが「シボレー」と兼務していたと言う話からすると頷けますね!
第3位 ボルボ 1800S(1965年)
元々が、カロッツェリアのデザイナー「パターソン氏」のデザインをベースに「カルマン」が製作する予定だったこの車は、ビートルの作成で忙しくなった為、カルマンが撤退。そこで、「ジェンセン」が生産をすることになったちょっと変わった生い立ちのクルマでもあります。しかし、ジェンセンの血が入ったからではないと思いますが、リアの小さいテールやガラスの大きい部分などは、ボルボの中でも異端なデザインではないでしょうか?そして、リアの「ハネベン」のようなデザインもグッとくるのは私だけでしょうか?
第2位 ポルシェ 911カレラRS(1973年)
やはり、「後美人(バックシャン)」と言えば「ポルシェ 911カレラRS」ですよね!「ナローポルシェ」独特のクラシカルなリアデザインに、大胆なスポイラーのアンバランス差が最大の魅力だと思います。「フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ」の最高傑作であり、この曲線美はやはり誰が見ても惚れ惚れするリアビューですね。当時、正規輸入されたのは、たった14台。故に、「73カレラ」の伝説はポルシェファンの中で、現在も脈々と根付いているのだと思います。914しか乗れなかった私にとっては羨ましい限りです。
第1位 ディーノ 246GT(1971年)
あまり、スーパーカーを紹介しない私ですが、「後美人(バックシャン)」と言えばこの車を外せません。リアテールの丸目4灯、二分割バンパー、そして視界が悪いながらも独特の曲線美を持つリアウインド。「サーキットの狼」でも大活躍した「ディーノ」はやはり特別なクルマです。「エンツォ・フェラーリ」の若くして亡くなった息子さんの「アルフレッド・フェラーリ」の愛称である「ディーノ」の名を持つからです。そして、フェラーリでありながらフェラーリのエンブレムを持たない唯一の車種であった事を考えると、やはりデザイナー「セルジオ・ピニンファリーナ」の渾身のデザインが、エンツォの愛情を表現するようなリアデザインからも溢れているような気がします。この、特別なクルマを私の「後美人(バックシャン)」ナンバー1のクルマとさせて戴きます。
さあ、皆さん!今回の「後美人(バックシャン)特集」は、いかがでしたか?この中に皆さんのお気に入りはありましたか?又、来週もマニアックなお話をお送りいたしますのでよろしくお願いいたします。






と言うことで、来週もマニアックなコラムをお届けできればと思っていますので次回の「週刊中年フライデー」をお楽しみに!金曜日にまたお会いしましょう~!