アイキャッチ画像
アフターサービス

更新2025.01.21

故障が多い!?壊れやすい外車ランキング!修理費用・故障率データから見る要注意モデル一覧

ライター画像

外車王SOKEN編集部

外車の購入を検討する際、多くの方が気にするのが故障のリスクです。外車は国産車に比べて壊れやすく、メンテナンス費用が高額になるといわれています。しかし、すべての外車が一様に故障しやすいわけではなく、メーカーによって壊れやすさに差があります。


この記事では、実際の故障率データをもとに、故障が多く壊れやすいといわれる外車をランキング形式で紹介します。メーカー別の弱点や、外車購入時の失敗を防ぐためのチェックポイントも解説するため、買い替えの際の参考にしてみてください。


国産車よりも外車が壊れやすい理由


BMW 2シリーズ


日本の気候に適応していないことや、メンテナンス間隔の違い、クルマの部品・造りの特徴によって、国産車に比べて外車の故障率が高いといわれています。それぞれについて詳しく解説します。


日本の気候への適応性


海外と日本では気候や環境が大きく異なります。たとえば、欧州車は乾燥した気候での走行を想定して設計されているため、高温多湿な日本では電装系のトラブルが発生しやすい傾向にあります。特に夏場の冷却系統への負荷が大きく、故障しやすいです。また、防錆処理の違いがあるため、部品の腐食リスクも高いといわれています。


メンテナンス間隔の違い


海外の現地で使用するときよりも、日本で使用するときのほうが、メンテナンス間隔が短くなりやすい傾向にあります。


エンジンやミッションなど、熱により動作する部品は短距離移動のほうが劣化しやすく、長距離移動が一般的な欧州ではあまり頻繁に修理や整備を実施しません。しかし、日本では欧州よりも走行する距離が短いため、内燃系機関が早く劣化してしまいます。その結果、故障が多いというイメージを抱きやすいのです。


クルマの部品・造りの特徴


外車は、国産車に比べてプラスチック製の部品が多かったり、定期的に部品交換することを前提に設計されたりしているため、国産車より長持ちしない場合が多いです。一方で、部品代は安く、純正品と同等の品質の社外品が多く出回っています。そのため、部品代が安く済む点はメリットだといえるでしょう。


もともとの部品設計によって壊れやすい部品は対策品が出ている場合があるため維持していくことが困難になることはありません。ただし、あまり人気のない車種だと部品の供給が少ない、または供給されなくなってしまうため、類似車種の部品の加工やワンオフなどで修理の手間と費用がかかり、維持費が高くなる場合があります。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

【実データ解説】要注意!壊れやすい外車ランキング


壊れやすいといわれる5つの外車メーカーを、ランキング形式で紹介します。


2024年日本自動車初期品質調査(IQS)のデータに基づきランキングを作成しました。


要注意!壊れやすい外車ランキング


1位:フォルクスワーゲン
2位:アウディ
3位:メルセデス・ベンツ
4位:MINI
5位:BMW


それぞれのメーカーのクルマの弱点を、ここでは詳しく解説します。また、上記の5つに加え、他のメーカーの故障しやすいポイントについても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。


▼それぞれのメーカーについての解説はこちら
フォルクスワーゲンは故障が多いのか。故障箇所や対処方法を解説
アウディは故障しやすい車?故障の原因や対処法まで解説
メルセデス・ベンツは故障しやすいのか?故障しやすい箇所と対応方法を解説
ミニ(MINI)の故障は多いのか。世代やモデル別の故障の特徴を解説
BMWは故障しやすい?壊れやすい部位とその理由を徹底解説


フォルクスワーゲン


フォルクスワーゲン パサート


フォルクスワーゲンには、車種共通の代表的な故障箇所があり、さらに各モデル特有のトラブルも存在します。


共通の故障として、電気系統、パワーウィンドウの「窓落ち」、トランスミッション(DSG/ASG)の不具合が挙げられます。これらは車輌の基本設計に起因する特徴的なトラブルです。


代表的な車種別の特徴として、「ゴルフ」ではDSGと窓落ち、エアコンコンプレッサーの不具合が報告されています。「ポロ」では電装系とDSGのトラブルが多く、「トゥーラン」ではタイミングチェーンの伸びという特有の問題が見られます。「T-Cross」では、バック時の異音といった新たな課題も確認されています。


これらの故障は、早期発見と適切なメンテナンスが重要です。警告灯の点灯や異音など、トラブルの予兆を見逃さず、定期点検を実施することで、大きな故障を予防できます。特にDSGのトラブルは高額な修理費用が発生する可能性があるため、保証付きの車両選択や予防的なメンテナンスを心がけることをおすすめします。


▼詳しくはこちら
フォルクスワーゲンは故障が多いのか。故障箇所や対処方法を解説


アウディ


アウディ TTS クーペ


アウディの故障は、主に5つの警戒すべき症状があり、早期の発見と対応が重要です。


アウディは電子制御が多く、電装系のトラブルが発生しやすい特徴があります。また、各部品の劣化による故障は、重大な事故にもつながる可能性があります。


代表的な症状として、エンジン始動不良、エアコンの冷房効果低下、パワーウインドウの動作不良、ハンドル操作の違和感、異音・異臭・振動の発生などが挙げられます。特に注意が必要な部位はトランスミッションで、加速の鈍さやクラッチの滑りといった症状が現れます。


また、パワーステアリングコントロールユニットの不具合によるハンドルの重さの変化や、エアコンの故障による車内環境の悪化にも注意が必要です。


これらの症状が出た際は、すぐにディーラーや整備工場に相談することをおすすめします。また、デフオイルの定期交換など、日常的なメンテナンスを行うことで、多くの故障を未然に防止できます。さらに、メーター警告表示にも注意を払い、異変を感じたら早めの点検を心がけることで、安全な運転環境を維持できます。


▼詳しくはこちら
アウディは故障しやすい車?故障の原因や対処法まで解説


メルセデス・ベンツ


メルセデス・ベンツ CLS


高級車として知られるメルセデス・ベンツですが、いくつかの特徴的な故障箇所があります。代表的なのは、エンジンオイルの漏れで、オイルパンやタペットカバーのパッキンから滲みが発生することがあります。


この背景には、クルマの構造上の特性があります。近年の車輌ではエンジンカバーが装着されているため、オイル漏れの早期発見が難しくなっています。そのため、日常点検や洗車時に細かなチェックが重要です。


そのほかの具体的な故障例として、パワーステアリングのステアリングアングルセンサーの不具合や、イグニッションコイルの劣化があります。これらの部品が故障すると、ハンドル角度の誤表示やエンジンの不安定な振動といった症状が現れます。また、エアサスペンションのエアバッグ不具合やパワーウインドウレギュレーターの動作不良なども特徴的です。


トラブルが発生した際は、警告灯の確認と早期の状況把握が重要です。修理の際は、複数の業者に相談して費用や期間を比較しましょう。また、故障リスクを抑えるには、新型発売から1~2年経過した車輌を選ぶことが賢明です。メーカー保証が付帯する3年以内の個体であれば、万が一の際も安心です。


▼詳しくはこちら
メルセデス・ベンツは故障しやすいのか?故障しやすい箇所と対応方法を解説


MINI


MINI コンバーチブル


MINIの各世代には特徴的な故障傾向があり、適切な対策が重要です。


第一世代は新規開発車輌だったため、パワーステアリングの不具合やCVTの故障など、さまざまなトラブルが発生しました。


第二世代では信頼性が大幅に向上し、特に2010年3月以降の後期モデルは高評価を得ています。ただし、プジョーとBMWの共同開発エンジンは7~8万kmでのタイミングチェーン交換が必要です。クーパーSではハイプレッシャーポンプの交換も必要になる可能性があります。


第三世代は100%BMW製エンジンとなり、故障頻度は国産車と同等レベルまで改善。ただし、クリーンディーゼルモデルではDPFの目詰まりに注意が必要です。


モデル別では、3ドア・5ドアはエンジンマウントの劣化とウォーターポンプからの冷却水漏れが特徴的です。


実用的なアドバイスとして、定期的な点検整備が重要です。特にディーゼルモデルでは1年点検を欠かさず、適切なエンジンオイルを使用することで、高額な修理費用を回避できます。また、使用用途に合わせたモデル選びも故障リスクを減らすポイントとなります。


▼詳しくはこちら
ミニ(MINI)の故障は多いのか。世代やモデル別の故障の特徴を解説


BMW


BMW Z4


BMWでは複数の部位で故障が起きやすい傾向にあります。その代表例が、エンジン制御に関わるイグニッションコイルの不具合です。このパーツは1本あたり1万~2万円と高額で、1本の故障で全交換を推奨される場合があります。


また、窓の開閉を制御するパワーウィンドウレギュレーターの修理には3万~6万円ほどの費用がかかり、ユニット全体の交換が必要です。さらに、ハンドル操作を補助するパワーステアリングでは、オイル漏れが発生しやすく、異音やオイル染みが見られた際は早めに対処する必要があります。


エンジン冷却システムの要であるエキスパンションタンクは、樹脂製のため耐久性に課題があります。破損するとエンジンのオーバーヒートを引き起こす可能性があるため、定期的な点検が欠かせません。


足回りについては、特にドライブシャフトブーツの状態に注意が必要です。このパーツが破損すると、最悪の場合走行不能になることがあります。加えて、エンジンからのオイル漏れも起きやすく、主な原因はガスケットの経年劣化です。


これらの故障を予防するためには、定期的なメンテナンスと早期発見・早期対処が鍵となります。異常を感じた際は、速やかに専門店での点検を検討しましょう。


▼詳しくはこちら
BMWは故障しやすい?壊れやすい部位とその理由を徹底解説


プジョー


プジョー 5008


近年、さまざまな車種をラインナップに加えているプジョーですが、各モデルごとで特徴的な故障の傾向があります。


コンパクトカーの208では、7件のリコールが報告されており、ハンドルやブレーキ操作に影響を与える可能性のある不具合が確認されています。GTiモデルではオイル漏れが発生しやすい傾向にあるものの、パッキン交換で比較的安価で修理が可能です。


一方、308では14件のリコールが確認され、排気ガス浄化装置の不調や警告灯の誤作動が目立ちます。セダンの508では11件のリコールがあり、電子制御ユニットの不具合によるウインカー動作への支障などが報告されています。


SUVシリーズでは、2008で3件、3008で7件、5008で6件のリコールが発生。2008ではABSやESPの作動不良、3008では意図しない急加速、5008ではオーバーヒートや燃料漏れの可能性が指摘されています。


このような故障に対しては、早期発見・早期対処が重要です。警告灯が点灯した際は、重大な事故を防ぐためにもディーラーでの点検をおすすめします。また、定期的なメンテナンスを行うことで、多くの故障を未然に防止できるでしょう。


▼詳しくはこちら
プジョーは故障しやすいのか。故障の原因と対処方法を解説


フィアット


フィアット パンダ


フィアットの新型車には初期不良が見られる傾向がありますが、これは開発期間短縮化による影響で、近年の自動車業界全体に共通する課題です。


代表的なモデルの1つであるパンダは、1984年にFF車ベースの四輪駆動モデル「4X4」を世界で初めて市販化した革新的なクルマです。2011年以前の2代目モデルでは経年劣化による不具合が見られますが、新車時の故障は少なく、適切なメンテナンスを行えば長期使用に適しています。


一方、コンパクトSUVの500Xは、マルチエアエンジンという新技術を採用しています。これは油圧ピストン駆動で吸気バルブを制御し、高い燃費性能を実現するシステムです。一部で初期不良が報告されていますが、多くは初回車検までに発生し、新車保証で対応可能です。近年は改良により不具合も減少傾向にあります。


スポーツカーのバルケッタは、軽量ボディに1.8L直列4気筒エンジンを搭載した2シーター車です。基本構造に起因する故障は少ないものの、オルタネーターやエアコン・コンプレッサの修理には10万〜20万円程度の費用がかかります。製造から15年以上経過しているため、中古車選びの際は整備状態の良好な個体を専門店で探すことをおすすめします。


▼詳しくはこちら
フィアットは故障しやすいのか。故障の原因から対処方法まで解説


クライスラー


クライスラー 300C


クライスラーの代表的な故障例として、シフトロックの破損、パワーステアリングのトラブル、オイル漏れ、エアコンの不具合が挙げられます。特に同社の代表モデルである300Cでは、これらの問題が発生しやすい傾向にあります。


具体的な症状として、シフトレバーが動かなくなる、ステアリング操作が重くなる、エンジンからのオイル滲みが見られる、エアコンの冷気が出なくなるなどが報告されています。


こうした故障を防ぐためには、停車中のハンドル据え切りを避ける、ニュートラル走行を控える、バッテリーの定期的な充電を心がける、シフトレバーは必ず停車してから操作するなどの点に配慮が必要です。また、オイル漏れなどの初期症状を見逃さないように、日常的な点検も重要です。


▼詳しくはこちら
クライスラーは故障しやすいってホント?よくある故障や原因を解説


ジャガー


ジャガー XF


高級車として知られるジャガーですが、複雑な機構を持つ高性能パーツを使用しているために故障が発生するといわれています。たとえば、上級モデル「XJ」に搭載されているエアサスペンションは、優れた乗り心地を実現する一方で、エアバッグの劣化による不具合が起きやすい傾向にあります。


また、「XF」や「XK」などのセダンでは、エアコンのコンプレッサー故障やエンジンオイル漏れといった問題がみられます。コンプレッサーの交換には15万円程度の費用がかかるため、経済的な負担も考慮しなければなりません。


しかし、適切な対策を講じることで、これらの故障リスクを軽減できます。具体的には、定期的なメンテナンスの実施や、エンジンの空ぶかしを控えるといった運転方法の工夫が効果的です。さらに、中古車選びの際は、ワンオーナー車や走行距離の適正な車輌を選ぶことで、故障のリスクを抑えられるでしょう。


▼詳しくはこちら
ジャガーが故障しやすいのは本当なのか。故障しやすいパーツと覚えておきたい対処法


ランドローバー


レンジローバー ラヴェール


ランドローバーのなかでも、今回はレンジローバーの故障について解説します。主なトラブルとして挙げられるのは、電装品の故障です。エアコンやオルタネーター、パワーウィンドウなど、さまざまな箇所で発生する可能性があり、いつ壊れるのか予測が困難です。特に3代目モデルでは、イグニッションキーの不具合で100万円超の修理費用がかかるケースもあります。


各モデルによって、それぞれ特有の故障事例もあります。レンジローバースポーツではエアサスペンションの不具合が多く、ヴェラールでは2017年製造分の一部でストップランプの不具合が確認されています。また、イヴォークではヘッドライトの結露やコンピューターのバグなど、電装系のトラブルが特徴的です。


こうした故障に備えるためは、エアサスペンションは定期点検で劣化部品を交換し、エンジン・パワートレインは消耗品の交換時期を守ることが大切です。また、冷却装置はラジエーターやホースの定期的なメンテナンスで故障を防げます。


▼詳しくはこちら
レンジローバーは故障しやすいのか。故障の原因から対処方法まで解説


ボルボ


ボルボ S90


ボルボのクルマは高い安全性と信頼性で知られていますが、いくつかの特徴的な故障があります。特に注意したいのは、エンジンとトランスミッション周りの不具合です。たとえば、V40などに搭載されているDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)では、ギアの切り替えに関するトラブルが報告されており、「ミッションの性能が低下しています」という警告表示が出ることがあります。


各モデルにはそれぞれ特徴的な故障があり、セダンのS60では燃料ポンプの不具合やエンジンオイル関連の警告灯が点灯する場合があります。人気の高いワゴンシリーズでは、エンジンチェックランプの点灯やサーモスタットの故障が代表的です。さらに、近年注目を集めているSUVシリーズでは、XC40のエバポレーターからのガス漏れや、XC60のエアバッグ警告灯の点灯といった症状が確認されています。


これらの故障に対しては、警告灯が点灯した際の状況を記録し、早めにディーラーや整備工場での点検を受けることが重要です。また、中古車購入時には、特にディーゼルエンジンのO2センサーについて、リコール実施の有無の確認をおすすめします。


▼詳しくはこちら
ボルボは故障しやすいのか。モデル別のよくある故障を解説


安心して外車に乗るために!これは避けたい外車の特徴


外車には魅力的なデザインや優れた走行性能をもつモデルが多いですが、購入する際には慎重に検討したいポイントがあります。


ここでは、外車を選ぶ際に、特に注意が必要な点について具体的に解説します。


アフターサービスが不十分


外車を購入する際に重要なポイントの1つが、アフターサービスの充実度です。定期的なメンテナンスや突発的な故障に対して、迅速かつ適切な対応が得られるかどうかは、安心してクルマに乗り続けるための重要な要素だといえます。


整備履歴が不明確な車輌や、メーカー指定の定期点検を受けていない車輌は、将来的に予期せぬトラブルが発生するリスクが高まります。特に、中古車の場合、前のオーナーがきちんとした整備を怠っていると、それが重大な問題につながる可能性があります。中古の外車を選ぶ際には、必ず整備記録を確認し、定期的なメンテナンスが行われているかを確認することをおすすめします。


日本に販売店が少ない


国内の販売店舗数が限られているメーカーのクルマを選ぶ際は、特に慎重な判断が必要です。販売店が少ないと、必然的にアフターサービスを受けられる場所も限られてしまいます


たとえば、お住まいの地域に販売店がない場合、点検や修理の際に遠方まで足を運ばなければならず、時間的にも経済的にも大きな負担となる可能性があります。また、パーツの供給にも時間がかかって故障時の修理期間が長期化するリスクもあります。購入を検討する際には、お住まいの地域から適切なアフターサービスを受けられる体制が整っているかどうかを、事前によく確認しましょう。


走行距離が長い


中古の外車の場合、走行距離が長いものは特に注意が必要です。一般的に、外車は国産車に比べて高額な部品代や整備費用がかかることが多く、走行距離が長くなるほど故障のリスクも高まります


特に10万キロを超える車輌では、エンジンやトランスミッションなどの主要部品に大きな負荷がかかっている可能性が高く、今後の維持費用も考慮に入れる必要があります。走行距離が長い車輌を検討する場合は、これまでの整備履歴や消耗品の交換時期を細かくチェックし、今後必要となる可能性のある修理や部品交換にかかる費用も含めて、総合的な判断をおすすめめします。


並行輸入車


正規ディーラーを通さない並行輸入車は、正規輸入車に比べて初期費用を抑えられる場合がありますが、その分リスクもあります。たとえば、日本の道路運送車両法に適合させるための改修が必要な場合があり、その費用が追加で発生する可能性があります。


また、正規ディーラーでのアフターサービスを受けられない場合もあり、修理やメンテナンスの際に制限が生じる可能性があります。さらに、保証内容が正規輸入車と異なることも多く、故障時の対応が限定されるケースも少なくありません。


認定中古車以外のクルマ


認定中古車は、メーカーが定めた厳格な基準に基づいて点検・整備が行われ、一定期間の保証もついています。一方、認定を受けていない中古車は、車輌の状態や整備履歴が不明確な場合が多く、将来的なトラブルのリスクが高まる可能性があります。


特に外車の場合、部品代や整備費用が高額になることが多いため、認定を受けていない車輌を選ぶ際は、状態を整備工場で確認してもらうことをおすすめします。


対応可能な整備工場が少ない


外車の場合、対応可能な整備工場が限られることがあります。整備や修理にあたって、特殊な診断機器や専門的な知識が必要な外車も多いのが実情です。この場合は正規ディーラーでの整備をする必要がありますが、整備費用の高額化につながるだけでなく、直るまでに時間がかかる可能性も高いです。


また、お住まいの地域によっては、整備を受けられる工場までの距離が遠く、日常的なメンテナンスにも支障をきたす可能性があります。購入前に、お住まいの地域で対応可能な整備工場の有無や、その整備内容について確認しておきましょう。


▼関連記事はこちら
外車の整備はどこに依頼すれば良い?外車整備工場選び方のコツ


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

まとめ


故障が多い外車について、具体的な車種や対策ポイントを解説しました。


外車が国産車と比べて故障しやすいとされる主な理由は、日本の気候への適応性の低さ、メンテナンス間隔の違い、そして部品・構造の特徴にあります。特に高温多湿な日本の気候では電装系のトラブルが発生しやすく、また短距離移動が多い日本での使用環境により、内燃機関の劣化が早まる傾向にあります。


2024年の日本自動車初期品質調査によると、故障が多いとされる外車メーカーの上位5社は、フォルクスワーゲン、アウディ、メルセデス・ベンツ、MINI、BMWです。各メーカーには特徴的な故障傾向があり、たとえばフォルクスワーゲンでは電気系統やDSGの不具合、BMWではイグニッションコイルやパワーステアリングの故障が報告されています。


安心して外車に乗るためには、アフターサービス体制の確認、販売店の所在地、走行距離、整備履歴などを慎重に検討することが重要です。特に並行輸入車や認定中古車以外の選択は、将来的な整備や修理に制限が生じる可能性があるため、十分な注意が必要です。


現在乗っている外車の維持に悩み、買い替えを検討する際には、ぜひ外車王への売却をご検討ください。現在の車輌への懸念点、価格や手続きへの不安を専任のコンシェルジュが丁寧におうかがいし、お客様に最適な売却プランをご提案いたします。しつこい営業も一切ないため、ぜひ一度外車王へお問い合わせください。

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています
輸入車に特化して20年以上のノウハウがあり、輸入車の年間査定申込数20,000件以上と実績も豊富で、多くの輸入車オーナーに選ばれています!最短当日、無料で専門スタッフが出張査定にお伺いします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。