
ドイツピックス
更新2018.02.01
ポルシェ912に隠された技術とは?購入するなら確認しておきたいポイント

NAO
主にアメリカに輸出されていたポルシェ912。
その後、市場では修理や改造された逆輸入品が欧州にも回っていました。1964年にポルシェ356の後継車種でRRの駆動方式を基本とした珍しいスーポーツカーとしてポルシェ911が販売されましたが、その頃生産コストが大幅に上昇したため、ポルシェはやむなく356を廃止することにしました。しかしポルシェブランドの地位が車市場で失われるのを恐れ、その位置を受け継ぐために生産されたのが911の廉価版である912でした。動力性能はやはり911には及びませんが、911と同じ見た目で低価格。そんな911の弟分であった912が今も市場で取引されていますが、中身は全くと同じというわけではありません。そこで今回は912を購入するなら確認しておきたいポイントをいくつかご紹介します。

まず注目すべきはボディー。911と同じボディーで作られていましたが、ステアリングホイールもプラスチック製で、フロントフェンダーからホイールサスペンションまでのボディー素材が、912の他とは明らかに違うところでした。そして1960年代の車は気筒の錆対策などが十分でなかったことも弱点として挙げられます。さらに1967年から設定されたオープンカーの一形態であるタルガトップの場合は、ソフトウィンドウ、1969年からのモデルの場合はリアウィンドウに気を付けなければなりません。なぜなら、生産されていた時代は市場価値が低かったため、生産コストの影響で十分に整備されていない場合があるのです。そのために、この部分は復元修理するのと同様にしっかりと点検を行う必要があります。
技術面に関しては、エンジンは912販売時に廃止された356モデルの最終型SC用水平対向4気筒OHVを使用しています。軽量エンジンだったため、重量配分もよく操縦性は911より評価が高いようです。しかし、長時間高速道路を走るとベアリングに支障が出て危険を伴うので気を付けなければいけません。トランスミッションは912では911のような5速MTは当初オプション設定で、4速MTが標準装備になっていました。タルガモデルからは途中で3連だったメーターも5連になり、トランスミッションも5速MTが標準となりました。
今市場で出回っている912の価格は、おおよそ3,600~7,200ユーロ。今日の市場価格からしたら多少低めに見積もっている金額ですが、インターネットでの取引サイトでは14,000ユーロからという価格も出ているようです。エンジンなどの駆動部は356モデルを引き継いだお陰で今でもそこから代替品を手に入れることはできますが、912限定で作られたボディー部分などで同じものを手に入れるのはほぼ不可能。復元しようとしてもかなりの高値になってしまうそうです。911と似ているようで似ていない912モデル。廉価版とは言われていましたが、低燃費で軽量なモデルが人気を呼び3年間で3万台を製造し、日本へは約100台正規輸入されました。1960年代と比較的早く製造終了しているため、ポルシェの中でもレア度の高い912は、懐かしいモデルながらも、ポルシェの熟練された技術が組み込まれているうえに、非常に公正な値段で市場に出ているのはかなり魅力的ではないでしょうか。
出典・参照元:http://www.auto-motor-und-sport.de/kaufberatung/porsche-912-kaufberatung-technik-vierzylinder-9267287.html
[ライター/NAO]
その後、市場では修理や改造された逆輸入品が欧州にも回っていました。1964年にポルシェ356の後継車種でRRの駆動方式を基本とした珍しいスーポーツカーとしてポルシェ911が販売されましたが、その頃生産コストが大幅に上昇したため、ポルシェはやむなく356を廃止することにしました。しかしポルシェブランドの地位が車市場で失われるのを恐れ、その位置を受け継ぐために生産されたのが911の廉価版である912でした。動力性能はやはり911には及びませんが、911と同じ見た目で低価格。そんな911の弟分であった912が今も市場で取引されていますが、中身は全くと同じというわけではありません。そこで今回は912を購入するなら確認しておきたいポイントをいくつかご紹介します。

まず注目すべきはボディー。911と同じボディーで作られていましたが、ステアリングホイールもプラスチック製で、フロントフェンダーからホイールサスペンションまでのボディー素材が、912の他とは明らかに違うところでした。そして1960年代の車は気筒の錆対策などが十分でなかったことも弱点として挙げられます。さらに1967年から設定されたオープンカーの一形態であるタルガトップの場合は、ソフトウィンドウ、1969年からのモデルの場合はリアウィンドウに気を付けなければなりません。なぜなら、生産されていた時代は市場価値が低かったため、生産コストの影響で十分に整備されていない場合があるのです。そのために、この部分は復元修理するのと同様にしっかりと点検を行う必要があります。
技術面に関しては、エンジンは912販売時に廃止された356モデルの最終型SC用水平対向4気筒OHVを使用しています。軽量エンジンだったため、重量配分もよく操縦性は911より評価が高いようです。しかし、長時間高速道路を走るとベアリングに支障が出て危険を伴うので気を付けなければいけません。トランスミッションは912では911のような5速MTは当初オプション設定で、4速MTが標準装備になっていました。タルガモデルからは途中で3連だったメーターも5連になり、トランスミッションも5速MTが標準となりました。
今市場で出回っている912の価格は、おおよそ3,600~7,200ユーロ。今日の市場価格からしたら多少低めに見積もっている金額ですが、インターネットでの取引サイトでは14,000ユーロからという価格も出ているようです。エンジンなどの駆動部は356モデルを引き継いだお陰で今でもそこから代替品を手に入れることはできますが、912限定で作られたボディー部分などで同じものを手に入れるのはほぼ不可能。復元しようとしてもかなりの高値になってしまうそうです。911と似ているようで似ていない912モデル。廉価版とは言われていましたが、低燃費で軽量なモデルが人気を呼び3年間で3万台を製造し、日本へは約100台正規輸入されました。1960年代と比較的早く製造終了しているため、ポルシェの中でもレア度の高い912は、懐かしいモデルながらも、ポルシェの熟練された技術が組み込まれているうえに、非常に公正な値段で市場に出ているのはかなり魅力的ではないでしょうか。
出典・参照元:http://www.auto-motor-und-sport.de/kaufberatung/porsche-912-kaufberatung-technik-vierzylinder-9267287.html
[ライター/NAO]