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更新2025.01.30

プラレール号の記録簿 vol.8:日曜日早朝は神宮外苑銀杏並木へゴー

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松村 透

日曜日早朝・・・といえば、多くの人が仕事休み(シフト制の方・・・おつかれさまです)。朝型の人は日の出前に目覚めて読書をしたり、ジョギングをしたり、愛犬と散歩したり・・・と、思い思いの時間を過ごしていることでしょう。方や、2度寝して目覚めたらお昼前で絶望した・・・なんて人もいるかもしれません。


いっぽうで、旧車乗りの日曜日の朝も早い。なぜなら、早朝に目覚めてしまうような世代の人が多いから。普段は混んでいる道もガラガラ。愛車のエンジンを掛けて早朝のドライブを楽しむのにこれ以上ないほどの条件がそろいまくっています。



休みの朝くらい2度寝したい。夜のドライブの方が楽しいじゃん。そんな声が聞こえてきそうです。夜のドライブの魅力はもちろん知っています。事実、夜な夜な走りまわった時代もありました。でも、せめて夜くらいはゆっくりしたい。そして何よりお酒が飲みたいのです。筆者がまだ20代だった頃、10才ほど年上の方から「夜はお酒が飲みたい」といわれたとき、その意味(魅力)がサッパリ分かりませんでした。次の日のことを考えず、夜な夜な走り回れるのに飲みに行くなんてもったいない・・・。


しかし、アラフィフとなったいまなら、その気持ちがよーく分かります。この原稿は土曜日の23時にまとめていますが、仕事がひと区切りしたあと、こんな時間にわざわざクルマで出掛けようなんてこれっぽっちも思いません。そんな時間があればYouTubeでも見ながら「夜はお酒が飲みたい」のです。それでも1年に2、3回は深夜のドライブを企てますが、98%は途中で挫折します。


■日曜日早朝に出掛けられるヨロコビに午前2時起床



筆者にとっての日曜日は「取材」か「主夫業(家事育児)」か「原稿書き」の時間。これらあらゆる優先事項をすっ飛ばしてまで「プラレール号に乗る」という選択肢はありえません。ましてや、仕事抜きで「日曜日早朝にプラレール号に乗ってお出かけ」という行為自体、1年に2、3回あるかないかというくらいの奇跡であります。しかし!そんな奇跡が先日起こったのです。世間が「最大9連休だ!」と、お正月休みを謳歌していた、まさに連休最後の日のこと。早いもので、そろそろ1ヶ月も前のことです。


筆者も参加しているクラブ(※ほぼユーレイですが)の皆さんが「来られる人だけで日曜日早朝に神宮外苑銀杏並木に集まりませんか?」とお知らせがあり、ナナサンカレラを所有するKさんを顔を出すことにしたのです。



「年に数回の奇跡」のうちの1回がやってきた・・・。まさに自分にとってはお年玉みたいなもの。当日は神宮外苑銀杏並木に午前7時に集合とのアナウンス。となると、自宅を午前5時過ぎには出発したいところ。逆算すると起きるのは午前4時か・・・。一応、スマートフォンのアラームをセットして、前日は夜8時半には就寝(笑)。それから5時間半後の午前2時過ぎには目が覚めてしまい、そのまま朝となり・・・。子どもの遠足じゃないんだからと思いつつ、体は正直なものです。


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■今年最初のクランキング



朝食を済ませ、午前5時にプラレール号のエンジンを始動することに。事前に家族にも説明して一定の理解(???)を得てはいたものの、ここでモタモタしていると大ブーイングの嵐。入念に段取りをシミュレートして、いざエンジン始動!今年もよろしくね。キュキキキキキ・・・ゥヴォォォォォォォォォォと、無事にいっぱつ始動。チョークレバーを微調整しつつ、いそいそと表通りへ。


この日の朝は氷点下。なかなかエンジン&ミッションが暖まりません。冬期でも油温が80度くらいまで上昇するはずですが、この日は70度台。低血圧気味?のプラレール号を気遣いながら、高速道路のインターチェンジを目指します。


高速道路に乗っても油温は80度を少し下回ったまま。真冬に運転することはあっても、たいていは日中。外気温が氷点下になるほど寒い早朝に出掛ける機会がほぼないため、これはこれでよい体験になったことも事実・・・と考えることにしましょう。


■神宮外苑銀杏並木には15台のナローポルシェが!?



途中でKさんと合流して7時前には神宮外苑銀杏並木に到着。連休最後の日の割にクルマが少ないかな・・・と思いきや、午前7時を過ぎたあたりからちらほらと国内外の旧車が集まりはじめ、散歩中の外国人観光客の人がスマートフォンで撮影するほどに。


そして、続々とナローポルシェも集まりはじめ、気がつくと10台を突破、気づけば15台くらいの大所帯に。これだけのナローポルシェが1度に集まる光景もなかなか見られないだけに、参加者の皆さんも新年の挨拶もそこそこに撮影開始。



筆者は・・・というと、仕事用のカメラを持っていくかどうか最後まで悩みましたが・・・。せっかくの機会だし、デジタル一眼を持って行くことに。そして、結局仕事モードに突入。当初、今回のネタにするつもりはなかったものの、仕事用のカメラで撮影した時点でやっぱり記事にすることに。スマートフォン(iPhone)でも充分にきれいに撮れるのですが、やはり一眼で撮影すると見える世界が違ってきます。


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■午前11時には帰宅。そして日常へ



メンバーの皆さんと他愛ない話をしつつ、各車を撮影。かつては深夜1時にやっていたことが7時間スライドして午前8時になっただけ(笑)。メンテナンスのコツや調子がいまひとつの箇所を有識者の方たちに診ていただいたり・・・。LINEやSNSなどでつながっているのでいつでの連絡は取り合えるけれど、直接会って得られる情報に勝るものはありません。何しろお互いに現車を目にしながら話ができる。同じ車種を所有する者同士が集まって行動をともにする価値がそこにあるように感じます。



そして午前8時半を過ぎたあたりでちらほら帰る人たちも姿が。筆者も午前11時までには帰宅したかったので、ギリギリまで粘って帰宅(笑)。そして、いつもの日常が戻ってきました。


ディズニーランドに毎日通っていたら多くの人にとって夢の国ではなくなってしまうように、ごくたまにこうして自由な時間があって、ここぞとばかりに趣味を満喫できるくらいがいまはちょうどいいのかもしれません。


[ライター・撮影/松村透(株式会社キズナノート)]


 


 

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