更新2024.07.24
高さ1,550mmは基準の1つ!全高が1,550mm以下のクルマの特徴を解説
外車王SOKEN編集部
クルマのサイズは運転のしやすさだけでなく、駐車場選びにも影響します。今回は、クルマのサイズの中でも高さに注目し、全高1,550mm以下のクルマの特徴やメリット・デメリットを解説します。クルマ選びをするときの参考にしてみてください。
全高1,550mm以下のクルマのメリット
まず、全高が1,550mm以下のクルマのメリットから解説します。主なメリットは3点です。
ほとんどの機械式駐車場を利用できる
全高が1,550mm以下のクルマの場合、ほとんどの機械式駐車場に入庫することができます。機械式駐車場は、全長・全幅・全高・重量・トレッドなどの寸法が細かく決められており、1つでもサイズオーバーしてしまうと入庫することができません。
特に、日常使いから休日のレジャーまで幅広く使えるSUVは、高さがオーバーしてしまうケースが多いです。そのため、SUVがほしいものの、機械式駐車場に入庫できるサイズでなければならない場合は、高さをはじめとするクルマのサイズや重量などに注目する必要があります。
見た目がスマート
全高1,550mm以下のクルマは、一般的なミニバンやトールワゴンなどといった全高が高いクルマよりも見た目がスマートに見えやすいです。また、ワイド感や低重心なクルマに見える場合もあるため、スタイリッシュなプロポーションに見えやすいのも特徴といえるでしょう。
全高1,550mm以下のクルマのデメリット
次に、全高1,550mm以下のクルマのデメリットを解説します。主なデメリットは、以下の4点です。
天井が低く窮屈に感じることがある
全高1,550mm以下のクルマは、一般的なミニバンやトールワゴンなどよりも天井が低くなります。そのため、全高が高いクルマから乗り換えると頭上空間が狭く感じる場合があります。
着座位置が高いクルマよりも見通しがよくない場合がある
全高が1,550mm以下のクルマは、着座位置が低くなりやすく、全高が高く着座位置も高いクルマと比べると、見通しがよくない場合があります。そのため、全高1,550mm以下のクルマを検討しているときは、座席の調整がどの程度できるのか、着座位置が低すぎて見通しが悪くないかなどを確認してから購入を決断しましょう。
3列シートやスライドドア対応の車種が少ない
全高1,550mm以下のクルマは、スライドドアが採用されているケースが少ないです。そのため、スライドドアでなければならない場合は、全高1,550mm以上のクルマを選ぶ必要があるといえるでしょう。
全高1,550mm以下のSUV5選
ここからは、全高1,550mm以下のSUVを紹介します。1,550mm以下のSUVを検討している方は参考にしてみてください。
アウディ Q2
アウディ Q2は、全高1,520〜1,530mmのSUVです。アウディのQシリーズの中では珍しい「ポリゴン」をキーワードとしたデザインやパネル造形になっているため、他のQシリーズと一線を画す個性的なデザインやスタイルが魅力となっています。
DSオートモビル DS4
DSオートモビル DS4は、全高1,495mmのクロスオーバーSUVです。DS4は、エクステリアやインテリアなどの造形が洗練されており、美しい車としても知られています。
プジョー 2008
プジョー 2008は、コンパクトでありながら、SUVらしいたくましさを感じられるコンパクトサイズのSUVです。1,550mm(2代目:2020年〜2023年のマイナーチェンジ前まで)という全高でありながら、ゆとりのある室内空間を実現しています。
BMW X2(初代)
BMW X2(初代)は、全高1,535mmのクロスオーバーSUVです。BMW X1をベースに作られたX2は、X1よりも高さを低くしてスポーティなスタイリングに仕上げていることが特徴です。また、機械式駐車場に入庫できることもポイントとなっています。
メルセデス・ベンツ GLAクラス(初代)
メルセデス・ベンツ GLAクラス(初代)は、全高1,505〜1,510mmのスポーティなクロスオーバーSUVです。メルセデス・ベンツのSUV「GL」シリーズの中で最もコンパクトなサイズのモデルとなっています。また、標準モデルだけでなく、スポーツモデル(AMG)をラインナップしていることも特徴です。
全高1,550mm以下のステーションワゴン5選
全高1,550mm以下のステーションワゴンを紹介します。セダンと同等の走行性能を備えながら実用性や積載性を高めたモデルを探している方は、ステーションワゴンを検討すると良いでしょう。
ボルボ V60
ボルボ V60は、全高1,435mmのステーションワゴンです。ボルボならではの高い安全性とワゴンならではの実用性を両立したモデルとなっています。
アウディ A4 Avant
アウディ A4アバントは、全高1,435mmのステーションワゴンです。アウディならではのスタイリッシュかつスポーティなデザインが特徴的なモデルです。
BMW 3シリーズ ツーリング
BMW 3シリーズ ツーリングは、全高1,450mmのステーションワゴンです。ガラスハッチを備えているため、実用性に優れています。走行性能と使い勝手を両立したステーションワゴンを探しているなら3シリーズツーリングがおすすめです。
プジョー 508 SW GT
プジョー 508SWは、全高1,420mmのステーションワゴンです。5ドアハッチバックセダンの508のルーフラインを延長しバックドアを設けた508SWは、セダンの走りにワゴンの実用性を加えた典型的なステーションワゴンとなっています。
メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン
メルセデス・ベンツ Eクラスステーションワゴンは、全高1,470mmのステーションワゴンです。メルセデス・ベンツらしい高級感をそのままに、長めのリアオーバーハングによるステーションワゴンならではの優れた実用性を備えています。
全高1,550mm以下のミニバンに近いクラスのクルマ2選
全高1,550mm以下のミニバンに近いクラスのクルマを紹介します。大きすぎない多人数で乗車できるクルマをお探しの方におすすめのラインナップです。
ホンダ オデッセイ(3代目・4代目)
ホンダ オデッセイはロールーフミニバンとして注目されたモデルで、3代目と4代目の全高は1,545〜1,550mmとなっています。3列シートを備えながら、足元スペースにゆとりがあるクルマとなっているため、普段から機械式立体駐車場を利用するファミリーなどにぴったりです。
ホンダ ジェイド
ホンダ ジェイドはスポーティな見た目と広がり感のある室内空間を両立しているモデルです。全高1,540mmと低いスタイリングでありながら、3列シートを有しているため、ファミリーカーとしても十分に活用できるでしょう。
まとめ
全高1,550mmは機械式駐車場に入庫できるかどうかの分かれ目となります。自宅の駐車場や契約している駐車場が機械式駐車場の場合には、全高をはじめとした、全長や全幅などのサイズ、重量にも注目してクルマ選びをする必要があります。
購入後に入庫できなったとならないようにするためにも、駐車場とクルマのサイズ等は事前にしっかり確認しておきましょう。