更新2024.08.22
長距離運転でも疲れないクルマ10選!疲れない条件も解説
外車王SOKEN編集部
長距離運転しても疲れにくいクルマには、どのような特徴があるのでしょうか。今回は、長距離運転でも疲れにくいクルマの条件やおすすめの車種を9つ紹介します。長距離運転する機会が多い方は参考にしてみてください。
疲れないクルマの条件
長距離運転でも疲れないクルマは、動力性能にゆとりがあり、静かで、安定感があるなどといった特徴があります。まずは、疲れにくいクルマの特徴を解説します。
動力性能にゆとりがあるエンジンが搭載されている
動力性能にゆとりがあるクルマは長距離運転で疲れにくいです。
動力性能にゆとりがあると、エンジン回転数を低く抑えることができるため、エンジンノイズが小さく、燃料の消費も最小限に留めることができます。
疲れにくいクルマを探しているときは、エンジンのトルクが太く、低回転域で最大トルクを発生させられるクルマを選ぶとよいでしょう。
高速安定性がある
高速域で一定の速度をキープして走行しているときに安定感があるクルマは疲れにくいです。特に輸入車は、日常的に走る道路や高速道路の速度域が日本よりも高い場合が多いです。そのため、輸入車は日本の高速道路でも走行が安定しやすい傾向があります。
視界が広い
視界が広いクルマも運転していて疲れにくいです。前方の状況や左右の見通しがよいクルマは、窮屈感がなく開放的に感じます。また、交通状況を先読みしやすく、安心感もあります。そのため、視界が広いクルマは疲れにくいといえるでしょう。
先進運転支援システムを搭載している
先進的な運転支援システムが搭載されているクルマは、長距離運転をするときにさまざまなサポートをしてくれます。
たとえば、自動車に搭載されるアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)は、前方の車輌との適切な車間距離を自動的に維持し、アクセルやブレーキの操作回数を減らします。
また、レーンキープアシストは、車輌が車線を逸脱しそうになると、自動的にステアリングを調整して車線内に留まるようサポートする機能です。
さらに、夜間の運転や渋滞時には、注意力が散漫になりやすいですが、AEBS(衝突被害軽減ブレーキ)が搭載されているクルマであれば、自動的に前方の障害物を検知し、必要に応じてブレーキを作動させる機能があるため、事故のリスクを低減できます。
長距離運転における見落としや見間違いなどによる事故のリスクを抑えたい場合は、先進運転支援システムが搭載されているクルマを選ぶとよいでしょう。
※先進運転支援システムの機能には限界があります。システムを過信せず、運転者の責任のもと運転してください。
正しい姿勢をキープできる
正しい運転姿勢や着座姿勢を維持できるシートが備わっていると疲れにくいです。シートの高さや角度などの調整ができるか確認するだけでなく、シート形状やサポート性なども確認し、長時間座っていても疲れにくいか確認しましょう。
静粛性に優れている
静粛性に優れているクルマは疲れにくいクルマといえるでしょう。風切音、エンジンノイズ、タイヤのパタンノイズ、ロードノイズなど、さまざまな音を抑える工夫がされているクルマは長時間運転していても疲れにくいです。
広さに余裕がある
室内空間が広いクルマは、窮屈感を受けにくいため疲れにくいです。ただし、全高が高いクルマの場合は、横風の影響を受けやすく、修正舵が多くなるため、疲れやすい場合があります。全高が高いクルマを選ぶときは横風の影響を受けてもフラつきにくいクルマを選ぶとよいでしょう。
疲れないクルマを選ぶときの注意点
次に、疲れにくいクルマを選ぶときの注意点について解説します。
必ず試乗する
クルマを選ぶときは、必ず試乗しましょう。試乗したときは、長距離運転することが多いことを伝え、高速道路の試乗もできるか聞いてみることをおすすめします。
燃費にも注目する
長距離運転では、1回の給油で走行できる距離も重要です。そのため、1給油あたりの航続距離にも注目しましょう。
1給油あたりの航続距離がわからない場合は、公表されている燃費に燃料タンク容量を乗じることで算出することができます。
WLTCモードでは、シーン別の燃費も記載されているため、走行シーンに応じた燃費性能を確認しておくとよいでしょう。
安全性も確認する
安全性も長距離運転では重要です。長距離運転をすると、事故に遭う可能性が高くなります。そのため、事故に遭ったときに通報できるシステムが備わっているか、事故の被害を最小限にとどめる構造および機能が装備されているか確認しましょう。
疲れないクルマおすすめ7選
長距離運転で疲れにくいクルマを紹介します。まず、輸入車から紹介します。
メルセデス・ベンツ Vクラス
メルセデス・ベンツ唯一のミニバン Vクラスは、国産車のミニバンよりも走行安定性が高いことが特徴です。高級ミニバンを検討している方は、国産車だけでなくVクラスも候補に入れておくとよいでしょう。
メルセデス・ベンツ Eクラスステーションワゴン S212
メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン(S212)は、ミドルクラスのワゴンです。メルセデス・ベンツの売れ筋モデルでもあるEクラスのステーションワゴンは、日常使いから休日のロングドライブまで対応できることが特徴となっています。
メルセデス・ベンツ 190クラス
Dセグメントのメルセデス・ベンツ 190クラスは、扱いやすいボディサイズではあるものの、疲れにくいドライビングポジションや安定感が高い走りが特徴のモデルです。
アウディ Q5
ミドルサイズのSUVであるアウディ Q5は、セダンやステーションワゴンよりも高い着座位置で適切なドライビングポジションがとれるシートなどによって長距離運転しやすいモデルです。1給油あたりの航続距離を気にする方は、燃費性能と動力性能を両立しているディーゼルエンジン搭載車を選ぶとよいでしょう。
プジョー 3008
プジョー 3008は、比較的コンパクトなCセグメントに属するクロスオーバーSUVです。ダウンサイジングターボエンジンに分類される1.6Lターボエンジンは、トルクが太く高速走行時のエンジンノイズが最小限に抑えられています。また、柔らかいタッチでありながらサポート性に優れるシートも疲れにくさに寄与しているポイントです。
プジョー 308
Cセグメントのプジョー 308は、適度にサポートしてくれるシートを備えているほか、さまざまな機能が充実しているハッチバックです。パワートレインは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがラインナップされています。どちらも低回転域でのトルクが太く、一定の速度をキープして走行しているときのエンジンノイズが低く抑えられているため、長時間運転していても疲れにくくなっています。
BMW 4シリーズ
BMW 4シリーズは、Dセグメントのクーペシリーズです。クーペならではの流麗なスタイリングに目がいきがちな4シリーズですが、実は長時間運転でも疲れにくいシートを備えている点も特徴となっています。スタイリングと長時間運転のしやすさを両立しているモデルといえるでしょう。
疲れないクルマおすすめ3選【国産車】
次に、国産車のおすすめモデルを3車種紹介します。
トヨタ シエンタ
トヨタ シエンタは、5ナンバーサイズのコンパクトミニバンです。コンパクトでありながら室内空間が広いため、長時間運転でも疲れにくいでしょう。
トヨタ ヤリス
トヨタ ヤリスは、日本国内のみならず世界各国で販売されているコンパクトカーです。グローバルモデルならではの高いボディ剛性や走行安定性が特徴となっています。
日産 スカイライン V36
日産 スカイライン(V36)は、上質感とスポーティさを両立させたセダンです。上級セダンとスポーツセダンのいいとこ取りをしたモデルのため、運転も楽しめる疲れにくいクルマとなっています。
まとめ
長時間の運転では、適宜休憩するだけでなく、疲れにくいクルマで出かけるというのも重要なポイントです。長時間運転をする機会が多い方は、疲れにくいクルマを選ぶようにしましょう。