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更新2019.08.18

FLAT-4サウンドとともに迎える夏の朝『モーニングクルーズ』・テーマ:空冷フォルクスワーゲン

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細谷明日葉

お盆休みの帰省ラッシュまっただなかの去る8月11日(日)早朝、閑散とした代官山の街並みのなか、何やら普通とは違ったオーラを放つクルマが1台…また1台。彼らが吸い込まれていくのは、代官山 T-SITEの駐車場、『モーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン』会場。
空冷ならではの軽やかなエキゾーストノートを聴きながら、筆者もいそいそと駐車場へと向かいます。
今回はどんなクルマとの出逢いが待っているのでしょう…?

代官山 T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン

愛らしさたっぷり!フォルクスワーゲン・ビートル Type1


今回の花形は『ビートル(カブトムシ)』の愛称で親しまれている Type1、その愛らしい姿がずらりと並ぶ光景を見れば、誰しも顔がほころんでしまうことでしょう。同一車種でもそれぞれオーナーさんの個性が発揮されていてまさに十人十色!本物のカブトムシはちょっと…という方も、このカブトムシなら大丈夫ですよ!

代官山T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン

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▲偶然?意図的?レインボーチーム・アースカラーチームと、まるで組分けされたかのように並ぶ光景は、文句なしの可愛さです!ビートルたちも仲間に会えて、嬉しさのあまり密かにおしゃべりしているかもしれませんね(笑)

代官山T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン

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▲ひとことにType1と言っても、本国・北米仕様によるバンパーやテールランプ形状の違いなどにより、バリエーションは様々。どの角度から見てもラブリーなのです!

代官山T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン

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▲雲が映りこんでまるで青空のようなボディ。こちらのフロントガラスにはカタログと雑誌が飾られていました。『週刊ワーゲン』…?!かぶと虫輸入25周年記念号と記載があったので、1977年の雑誌なのかと思われますが、当時はカー雑誌も毎週刊行されるほどの勢いだったとは…いやはや驚きです!

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▲メッキ部分を減らし、ポルシェ911用のカップホイールらしきホイールもブラックと、ソリッドな外観に仕上げられた1台。他とは一味違ったマニッシュなスタイルもハマります

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▲1964東京オリンピック記念のJAFバッジ!!

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▲歳月がもたらした自然のアート

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▲ツートンに仕上げられたカブトムシさん。内装もドア周りと同じベージュで統一されていてオシャレです

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▲のちにポルシェへとその技術が受け継がれることとなるRRレイアウト。クリアランスが広く整備性の良いエンジンルームも、この時代のクルマならではの良さと言えるでしょう

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その他ワーゲンもアイコニックな子たちがいっぱい!


当所は空冷ビートルのみの予定だった当イベントですが、お盆時ということもあり台数が集まらないのでは…?という懸念から、枠を拡げて他のフォルクスワーゲン車も参加可能となったそう。そんな心配も杞憂に終わるくらいたくさんのビートルたちがやって来たわけですが、お陰でワーゲンバスをはじめ、ちょっと珍しいモデルも見ることができたのはまさに幸運でした!

代官山T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン

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▲『ワーゲン・バス』の呼び名で人気のType2。とりわけツートンカラーはグッズやイラストにも多く起用され、バスと言えばこのイメージが強いかもしれませんね。フロントガラスが全開にできるというのもなかなか斬新な設計です

代官山T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン

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▲「広いクルマ=利便性」のイメージだけに留まらないルックスが魅力的。車内はきっとオーナーさんたちの夢の世界が広がっているのかも…と想像するだけでワクワクが止まりません。Type1とType2、シャシーは一緒なのだそう

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▲こちらはかなりのレア車ではないでしょうか…?!Type181 クーリエワーゲンです!『サファリ』『シング』などの呼称でピンと来る方もいらっしゃるでしょうか。余すことない直線美がかっこいい逸品です!

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▲このマスクのカルマンギア、そうそう拝めるものではありません

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▲広く知れ渡っているカルマンギアというとやはりこちらですね。次にご紹介するType3の派生車種なので、いわばこの子たちは兄弟ということになりますね

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▲ファストバックver.のType3。お題が『空冷ビートル』のままだったらお目にかかれなかったかもと思うと…お盆とT-SITEさまに感謝です(笑)

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▲現行ワーゲンに見慣れてしまうとポロなのでは…?と思うくらいコンパクトな2代目ゴルフ。個人的にこの頃の"ちっちゃ四角い"ホットハッチは大好きです

ワーゲンの親戚さん、ポルシェも要チェック!!


お盆と言えば親族が大集合…というわけで(?)、会場にはポルシェたちの姿もありました。Type1が繋いだ縁(えにし)から、果たしてどのようなクルマが創り出されていったのでしょう?

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▲ビートルの面影が色濃く残るスポーツカー、356

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▲ナローの愛称で根強い人気の911

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▲ワーゲン・ポルシェとも呼ばれる914は、テーマ車としてワーゲンコーナーに並んでいました

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▲993とバンパーが特徴的な930。真ん丸おめめでカエルさんフェイスなのは993以前までですね

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▲新旧ヒップ対決!遠近効果がなくともサイズが一回りほど違います

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ギャラリーに訪れたクルマたちも見逃せない!


ここまではテーマ車とその仲間たちをご紹介してまいりましたが、それ以外のクルマも良い意味で困ったラインナップばかり…。どれもこれも目移りしてしまう車両ばかりでしたが、可能な限りで掲載します!

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▲入場して来た瞬間、思わず「わっ!」と声をあげてしまったUAZ。ロシア車登場は激レアです…

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▲初代フィアット パンダ

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▲ルノー スポール スピダー

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▲ロータス エキシージ フェイズ2

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▲初代アルファロメオ スパイダー。このセクシーなラインにハートを撃ち抜かれたので、あえてこのカットで掲載します!

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▲こちらは2代目スパイダー

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▲ランチア アッピア

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▲マツダ ロードスターをベースとした限定生産車、ミツオカ ロックスター

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▲トヨタ オリジン

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▲トミーカイラ ZZ

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▲デロリアン DMC-12。車庫入れするだけでも眩しいほどの存在感…!

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▲メルセデス・ベンツ 280SL

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▲こちらはマンタレーシング。キットカーに分類されるのでしょうか?どんなエンジンを載せているのか気になります!

温故知新 ~イベントを終えて~


とりわけ8月という月は、我々日本人にとってセンシティブな時期であり、フェルディナント・ポルシェ博士にも、政治的背景に翻弄されざるを得ない過去があったのは紛れもない事実でしょう。
これに関して筆者が語るにはあまりにも分不相応なため割愛しますが、彼の功績の賜物がこうして現在もエキゾーストノートを響かせていることについては、素直に喜ばしいと感じます。
趣味として『クルマ』を謳歌できる尊い日々…我々はぜひとも大切にしていきたいものですね。

代官山T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン
▲参加者のみなさまで集合写真!

代官山T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン

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▲代官山 T-SITEメインストリートにもType1キャル・ルック(California Look)が展示されていました

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▲店内にはマニア心をくすぐられる書籍が多数!

代官山T-SITEモーニングクルーズ・空冷フォルクスワーゲン

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▲和気あいあいとした雰囲気の会場内

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▲屋上から見渡すと、ここはまるで都会のオアシス

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[ライター・カメラ/細谷 明日葉]

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