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更新2021.12.20

ミニ(MINI)のタイヤ交換の方法とは。購入先や依頼先についても解説

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外車王SOKEN編集部

ミニ(MINI)のタイヤ交換は、安全に、安心して車に乗るために欠かせない作業です。スポーツ志向のミニ(MINI)は、タイヤの選び方ひとつでさらに魅力を引き出すことが可能ですが、タイヤ交換は車検の次にお金がかかると言われるほど、ユーザーにとって頭を悩ます問題です。


ここでは、ミニ(MINI)のタイヤ交換における注意点やタイヤの交換方法・費用について解説しますので、参考にしてください。


そもそもタイヤ交換の目的とは



タイヤ交換の目的は、車の性能維持と安全・安心のドライブのためです。タイヤ交換の目的を理解するために、まずはタイヤの役割を改めて知っておきましょう。


タイヤは車と路面が接する唯一のパーツです。つまり、車にとってタイヤはとても重要な役割を担っています。タイヤの主な役割は下記の通りです。


・人や荷物が載った状態で車の重さを支える
・走行中に路面からの衝撃を吸収する
・エンジンやブレーキの力を路面に伝えて車を発進・減速させる
・エンジンやモーターの動力を路面に伝える
・ブレーキからの制動力を正確に路面に伝える
・高速道路などの長い距離の直進走行やワインディングなどのコーナリングで車の進む方向をリードする


タイヤは、摩耗していたり空気圧が適正でなかったりすると機能を十分に発揮することが出来ません。また、年数を経過していると性能を発揮することが出来ません。


つまり、タイヤ交換の目的は、タイヤの摩耗により失われた性能や機能を取り戻すことなのです。


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ミニ(MINI)のタイヤ交換における注意点


ミニ(MINI)のタイヤ交換における注意点には、ミニ(MINI)ならではのタイヤの選び方や国産車とは異なる取付方法などがあります。それらを理解することで安全・安心のドライブが実現します。


ここでは、車種に合ったタイヤの選び方や国産車とのタイヤ交換の違いについて解説します。また、自分でタイヤ交換を行う場合の必要な工具ついても紹介しますので、参考にしてください。


車種に合ったタイヤを選ぶ


タイヤは車種に合ったものを選ばなければなりません。特に現在のミニ(MINI)は、タイヤを含めて運動性能が発揮出来るように設計されているため、メーカーが推奨するMINI 承認タイヤを選ぶことが、性能を最大限引き出す必須条件になっています。MINI 承認タイヤには、必ずサイドウォールに★(スターマーク)が表記されています。


また、ミニ(MINI)はグレードによりタイヤサイズが異なるため、ネットで購入する際は注意が必要です。特に3ドアモデルのミニ(MINI)F56の場合は、グレードにより4種類ものタイヤサイズが設定されていますので、必ずサイドウォールの刻印を見てから購入しましょう。


タイヤサイズ以外にもミニ(MINI)は年式により、ホイールピッチ(P.C.D)やボルト穴数などのホイールスペックが異なるため十分に注意しなければなりません。例えば、ミニクロスオーバーの場合は、初代のR60と現在のF60を比べた時にホイールピッチ(P.C.D)が異なります。つまり、同じ車種同士で乗り換えをしたとしても、スタッドレスタイヤやホイールを流用することが出来ないのです。


国産車とのタイヤ交換の違いを理解する


ミニ(MINI)のタイヤ交換の方法は、国産車と大きく異なります。国産車のタイヤ交換との大きな違いは、ナットではなくボルトでホイールを固定するところです。


具体的には、国産車の場合はハブから生えているボルトにホイールを引っかけてナットで固定するだけですので、比較的簡単に取り付けが行えます。ところが、ミニ(MINI)はハブからボルトが生えておらず、代わりにハブにネジ穴があります。そこにホイールを合わせてボルトを差し込むのです。


通常はホイールとハブの径が合っているため、穴を合わせる作業は慣れれば苦労しません。しかし、ミニのタイヤ交換を初めて行う方は戸惑うかもしれません。合わせている最中にタイヤが外れる場合は、膝で抑えながら合わせるとストレスなく交換することが出来ます。


また、ミニはジャッキアップポイントが特殊な形状をしており、普通のガレージジャッキやウマを掛けるとジャッキアップポイントが潰れてしまいます。対策としては、ジャッキアップ アダプターと呼ばれるゴムのパーツをジャッキポイントにはめ込む方法と、受け皿がフラットなタイプのガレージジャッキを使用する方法があります。


これらの点を理解していないと、タイヤ交換を正確に行うことが出来ないだけでなく、最悪の場合は大きな事故やトラブルにつながる可能性があります。


自分で行う場合は必要な工具を用意する


ミニ(MINI)のタイヤ交換を自分で行う際に必要な工具は以下の通りです。


・交換するタイヤ&ホイール4本
・トルクレンチ
・十字レンチもしくはインパクトレンチ
・ガレージジャッキ
・軍手もしくはゴム手袋


十字レンチに関しては、ボルトに合うレンチであればホームセンターで売っているものでも構いません。


しかし、トルクレンチは専門店でトルクの調整範囲が合っているものを購入する必要があります。理由は、タイヤ交換はナットもしくボルトを規定トルクで締め付けを行いますが、その際に調整範囲が足りないと脱輪などの原因になるためです。また、規定トルクは車種ごとに決まっています。例えば、ミニ(MINI)F56の規定の締め付けトルクは140 N・m(14.3 kgf・m) ですが、同じミニでもローバーミニは半分以下の60N・m(6.12kgf・m)です。したがって、タイヤ交換の際はディーラー等に規定トルクを確認する必要があります。


ミニ(MINI)の場合は、ガレージジャッキの選び方も大切です。先述の通りミニ(MINI)のジャッキアップポイントは特殊な形状をしています。そのため選び方を間違えるとジャッキアップポイントが割れてしまいタイヤ交換が出来なくなります。具体的には、ミニ(MINI)のジャッキアップポイントには樹脂製の四角いパーツが装着されているため、ミニ(MINI)のタイヤ交換の際には受け皿がフラットなタイプのガレージジャッキを使用する必要があります。これは特に入手が難しいということはなく、購入する際にローダウン車に対応しているタイプを選択しておけば、間違いありません。


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ミニ(MINI)のタイヤ交換の方法と費用



ミニ(MINI)のタイヤ交換を行う際に、いくらかかるか、どこに依頼するかはユーザーにとって大きな問題です。特にタイヤの値段は、メーカーや購入先によって大きな差があります。


ここでは、ミニ(MINI)F56 クーパーSを例に挙げて、ディーラーまたはカー用品店等でタイヤ交換を行った際の費用について解説します。また、自分でタイヤ交換を行う場合の作業の流れについても紹介しますので、参考にしてください。


ディーラーに依頼する


現在ミニ(MINI)は正規ディーラーで購入することを前提としたMINI 承認タイヤを展開しています。但し、正規ディーラーではタイヤは定価販売するという取り決めがあるため、費用がかさむことを覚悟しなければなりません。


例えば、ミニ(MINI)F56 クーパーSのタイヤを4本ともMINI 承認タイヤ(ピレリチンチュラートP7 RFT 205/45R17)に交換したとします。その場合の費用は約20万円程度かかります。タイヤのみの値段でこの金額となると、割高と感じるかもしれません。


ガソリンスタンドやカー用品店に依頼する


ガソリンスタンドやカー用品店にミニ(MINI)のタイヤ交換を依頼した場合の費用は、正規ディーラーに比べて2分の1~4分の1程度に抑えることが出来ます。つまり、ミニ(MINI)F56 クーパーSだと4本で5~10万円程度の費用で交換が可能ということです。もちろん、5~10万円程度のタイヤだからといって、極端に性能が劣っているということはありません。


しかし、どうせ高い費用を支払うのであれば、MINI 承認タイヤに交換したいと考えるユーザーは多いはずです。実は、MINI 承認タイヤはディーラー以外でも購入することが出来ます。販売を行っているのはタイヤやホイールを専門に取り扱う専門店ですが、定価の4割程度の値段で購入する事が可能ですので、値段が理由でMINI 承認タイヤの購入をためらっている場合は、専門店での購入を検討してみましょう。


自分で行う


ミニ(MINI)のタイヤ交換は、自分で行うことでメンテナンス費用を抑えることが出来ます。ここでは、タイヤの購入場所やスタッドレス等のタイヤ交換のやり方を解説しますので、参考にしてください。


タイヤの購入場所


ミニ(MINI)のタイヤ交換を自分で行う場合のタイヤの購入場所は、ヤフーショッピング・楽天・アマゾンなどのネットショッピングです。4本購入した場合の料金はガソリンスタンドやカー用品店よりもさらに安く、2~3万円です。理由は、格安のアジアンタイヤが選択可能になるためです。仮にガソリンスタンドやカー用品店と同じ銘柄のタイヤを選んだとしても、1~2割程度費用を抑えることが可能です。理由は、ネットショッピングは店舗に比べて、人件費やテナント費がかからないためです。


作業の流れ


自分でタイヤ交換を行う場合の作業中の流れを簡単に解説します。もちろん、自分でタイヤを組み換えることは出来ませんので、ここではあくまでタイヤがホイールに組まれた状態で行う交換作業について解説します。したがって、ほとんどのケースがノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替えるなど、季節ごとのタイヤ交換と言えるでしょう。


タイヤ交換の作業は以下のような流れになります。


1.タイヤ交換が可能な傾斜のない比較的広い場所を確保する
2.車のサイドブレーキをしっかり引く。その際にオートマチック車の場合はPレンジに入っていることを確認する
3.1輪のみにガレージジャッキをかけて少しだけ車を上げる
4.十字レンチもしくはインパクトレンチでボルトを少しだけ緩める
5.ガレージジャッキのレバーを上下に動かし車をさらに上げてタイヤを完全に浮かす
6.ボルトを完全に緩めてホイールを外す
7.交換用に用意したスタッドレス等のタイヤホイールセットを取り付けしてボルトで固定する
8.ガレージジャッキのつまみを左に回してタイヤが着くまで車を下ろす
9.ボルトを増し締めして車を完全に下ろす


この1~9の作業を4輪とも行ったあと、最後にトルクレンチを使い規定トルクで締め付けてください。また、タイヤのみをインターネットで購入した場合は、持ち込みタイヤの交換が可能な整備工場等に依頼することをお勧めします。


警告灯のリセット方法


ミニ(MINI)には空気圧警告灯が装備されています。タイヤの空気圧はホイール同士の回転数の違いを比較して検知します。したがって、本来はタイヤのパンクや異常を知らせるためのものですが、タイヤ交換の際にリセットを行わないと空気圧警告灯が表示されてしまいます。


空気圧警告灯のリセット方法は以下の通りです。また、車種によりリセットの方法が異なりますので、必ず取扱説明書やマニュアルを読んでください。


1.ウインカーの先端にあるBC(ボードコンピューター)ボタンを押す
2.メーター内のインフォディスプレイ表示が切り替わることを確認する
3.BC(ボードコンピューター)ボタンを長押しした後、数回BC(ボードコンピューター)ボタンを押すと空気圧マークと「RESET」が表示される
4.BC(ボードコンピューター)ボタンを再度長押しするとリセットが完了する


季節ごとのタイヤ交換では、必ず行う作業になりますので、覚えておきましょう。


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タイヤ交換を機に乗り換えを検討した場合には外車王での売却見積もりを



ここまで、ミニ(MINI)のタイヤ交換について様々な角度から解説してきました。タイヤ交換はどれだけ工夫したとしても費用を安く抑えるには限度があります。


ミニ(MINI)のタイヤ交換を機に新しい車への乗り換えを検討した場合、お勧めしたいのが、輸入車専門買取の外車王です。外車王が行うタイヤの査定では、溝が残っているかどうかが大きな判断基準になっています。そのため、溝がタイヤに残ってさえいれば大きく減点されることはありません。また、一括査定などとは違い、厳選された1社のみがご自宅まで伺いますので、じっくりと価格交渉を行うことが可能です。


是非、希望額での買取が実現した際には、ハイグレードな輸入車の購入を検討してみてください。


適切なタイヤ交換で安全にミニに乗りましょう


ひと昔前には高額な費用がかかると言われたタイヤ交換ですが、現在はインターネットの普及などにより選択の自由度が増しています。


タイヤ交換で大切なことはグレードや値段だけではありません。タイヤは長く乗れば乗るほど摩耗と劣化が進む消耗品です。したがって、グレードや値段にこだわりつつも出来る限り新しいタイヤを履くことが、最も大切なことと言えるのです。


適切なタイヤ交換を理解して安全・安心にミニ(MINI)に乗りましょう。

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MINIを高く買い取ってもらうには

MINI を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは MINI の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。

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