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輸入車の選び方

更新2025.04.21

メルセデス・ベンツCクラスとBMW3シリーズ徹底比較!あなたに合うのはどっち?

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外車王SOKEN編集部

輸入車のなかでも人気の高いメルセデス・ベンツのCクラスとBMWの3シリーズ。どちらも欧州を代表する高級車メーカーが送り出す中核セダンモデルですが、似ているようで実は異なる個性を持っています。クルマの買い替えを検討している方にとって、この2台の選択に迷うのは当然でしょう。


本記事では、両モデルの最新スペックを徹底比較し、それぞれの特徴や魅力を詳しく解説します。あなたのライフスタイルや価値観に合った1台を見つけるためのガイドとしてご活用ください。


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輸入車の代表的な車種である3シリーズとCクラスのガソリンモデルを比較!みなさんはどっちが魅力的に思う?


メルセデス・ベンツCクラスとBMW3シリーズの基本情報


まずは両モデルの基本情報を比較してみましょう。価格やエンジン、サイズなど、クルマ選びの基準となる情報を整理します。


メルセデス・ベンツ Cクラスの基本スペック


メルセデス・ベンツ Cクラス


メルセデス・ベンツ Cクラスは、同社の中核を担うセダンとして長い歴史を持つモデルです。今回はC200 アバンギャルドを中心に比較します。


C200 アバンギャルドの価格はAMGパッケージ込みで757万円です。エンジンは1.5L直列4気筒DOHCターボにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを採用し、最高出力は204psを発揮します。燃費性能は14.5km/Lで、3シリーズを上回る数値となっています。燃料は3シリーズと同じく無鉛プレミアムガソリンを使用します。


ボディサイズは全長4,755mm×全幅1,820mm×全高1,435mmで、3シリーズと比べると全長がやや長めで、全高がわずかに低く設計されています。アバンギャルドモデルは上質でエレガントな雰囲気が魅力で、AMGパッケージを組み合わせることでスポーティな要素も取り入れた仕上がりとなっています。


BMW 3シリーズの基本スペック


BMW 3シリーズ


BMW 3シリーズは「駆け抜ける歓び」をブランドコンセプトに掲げるBMWの代表的なモデルです。今回は320i Mスポーツを中心に見ていきます。


320i Mスポーツの価格は708万円です。排気量2Lの直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力は184psを発揮します。トランスミッションは8速ATで、駆動方式はFR(後輪駆動)を採用。燃費性能は13km/Lで、使用する燃料は無鉛プレミアムガソリンです。


ボディサイズは全長4,720mm×全幅1,825mm×全高1,440mmで、スポーティながらも上質なセダンとしての存在感を示しています。特にMスポーツでは専用の内外装が採用され、よりスポーティな印象を与えるデザインとなっています。


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走行性能とドライビングフィールの比較


両モデルの基本情報を確認したところで、次に走行性能とドライビングフィールについて比較してみましょう。どちらのクルマもそれぞれ独自の味を持っています。


メルセデス・ベンツCクラスの走りの特徴


一方、メルセデス・ベンツCクラスは「小さな高級車」というコンセプトのもと、快適性と上質さを重視した走りが特徴です。しかし、最新のCクラスはその走行性能も大幅に向上しており、決して侮れない走りを見せてくれます。


C200に搭載される1.5Lエンジンとモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムは、総合出力204psを発揮。3シリーズよりも20ps高い出力により、加速時の余裕ある走りを実現しています。特に発進時や追い越し時のレスポンスよく、ストレスなく加速することができます。


サスペンションは快適性を重視したセッティングに仕上がっており、路面の凹凸をしっかりと吸収してくれます。長距離ドライブでの疲労感が少ないのもCクラスの魅力の1つです。ただし、AMGパッケージはより引き締まったハンドリングで、スポーティな走りも楽しめます。


静粛性も高く、特に高速巡航時の風切り音や路面からの音の遮断性能は優れています。総じて、上質な乗り心地とスポーティな走りを両立させたバランスのよい仕上がりです。


BMW3シリーズの走りの特徴


BMWといえば「駆け抜ける歓び」のキャッチフレーズに象徴されるように、スポーティな走りが魅力です。3シリーズも例外ではなく、特に320i Mスポーツではその特性が遺憾なく発揮されています。


FR(後輪駆動)という駆動方式は、駆動力と操舵を分離することでバランスのよい走りを実現します。特にコーナリング時のハンドリングは秀逸で、ドライバーの意のままに操れる正確なステアリングフィールが特徴です。184psという出力は決して突出した数字ではありませんが、直列4気筒ターボエンジンのレスポンスの良さと8速ATのシフトチェンジの滑らかさにより、スポーティでありながら扱いやすい走りを実現しています。


サスペンションセッティングはやや硬めで、路面からのフィードバックをしっかりと伝えてくれます。これにより、ドライバーはクルマとの一体感を強く感じることができるでしょう。市街地走行では少し硬さを感じる場面もありますが、郊外のワインディングロードや高速道路では、その真価を発揮します。


内装と快適性の比較


輸入車を選ぶ際、走行性能と並んで重要なのが内装の質感や快適性です。ここでは、両モデルの内装の特徴や装備の違いについて見ていきましょう。


メルセデス・ベンツ Cクラスの内装と装備


メルセデス・ベンツ Cクラスの内装は、上級モデルであるSクラスやEクラスのデザイン要素を取り入れた、エレガントで豪華な雰囲気が特徴です。


シートは長時間のドライブでも疲れにくいデザインです。AMGパッケージを選択した場合は、専用のスポーツシートが装備され、ホールド性も向上します。


後席の居住性も3シリーズと同等以上で、特に膝周りのスペースに余裕があることが特徴です。全体的に見て、快適性と高級感を重視した内装に仕上がっています。


BMW 3シリーズの内装と装備


新型BMW 3シリーズ セダンは、歴代モデルの伝統を受け継ぐドライバー中心の設計で、操作機器が運転席側に配置されています。2022年9月のマイナーチェンジでは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させたカーブドディスプレイを採用し、スポーティさとラグジュアリーさを向上。内装は華美な装飾こそありませんが、シンプルで上質に仕上げられています。前後席の居住性も高く、大人2名が快適に過ごせる空間です。


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維持費とランニングコストの比較


輸入車を選ぶ際には、購入時の価格だけでなく、維持費やランニングコストも重要な検討材料です。ここでは、両モデルの税金や燃費、保険料などを比較してみましょう。


BMW 3シリーズの維持費


BMW 3シリーズ 320i Mスポーツの車輌価格は708万円です。2Lエンジンを搭載しているため、自動車税は年間4万5,000円かかります。燃費は13km/Lのため、年間1万5,000km走行した場合、無鉛プレミアムガソリンを使用して、年間約17万円の燃料費がかかる計算になります。


保険料については、車輌価格や年齢、使用状況によって異なりますが、一般的に3シリーズクラスの輸入車では、年間10万〜15万円程度が目安です。


メンテナンス費用については、BMWでは「BMWサービス・インクルーシブ」というパッケージが用意されており、新車購入時に加入することで、一定期間内のエンジンオイル交換などの基本メンテナンスが無料となります。ただし、パッケージ終了後のメンテナンス費用は国産車と比べるとやや高めな傾向があります。


メルセデス・ベンツ Cクラスの維持費


メルセデス・ベンツ Cクラス C200 アバンギャルド(AMGパッケージ)の車輌価格は757万円で、3シリーズよりも約50万円高くなっています。しかし、1.5Lエンジンを搭載しているため、自動車税は年間3万7,500円で、3シリーズよりも7,500円安いです。


燃費は14.5km/Lで3シリーズよりも高燃費なため、年間1万5,000km走行した場合、無鉛プレミアムガソリンを使用して、年間約15万円の燃料費となり、3シリーズよりも約2万円節約できる計算です。


保険料については3シリーズと同様に、年間10万〜15万円程度が目安です。ただし、車輌価格がやや高いため、車両保険料は若干高くなる可能性があります。


メルセデス・ベンツでは「メルセデス・ケア」というメンテナンスパッケージが用意されており、こちらも新車購入時に加入することで、一定期間の基本メンテナンスが定額で受けられるようになっています。


長期的に見ると、Cクラスは初期投資が多くなるものの、自動車税と燃料費で年間約10万円の節約が可能であり、5年間の維持で考えると、トータルコストはほぼ同等となる可能性があります。


まとめ


メルセデス・ベンツ CクラスとBMW 3シリーズ、それぞれに異なる魅力を持つ2台のドイツ製高級セダンを比較してきました。最後に、どちらが自分に合っているのかを判断するポイントをまとめてみましょう。


BMW 3シリーズは「駆け抜ける歓び」を体現したスポーツセダンとして、ドライビングプレジャーを重視する方に最適です。FR駆動による優れたハンドリングと、スポーティな走りが魅力。価格面でもCクラスより約50万円安いのが大きなメリットです。走りの楽しさを第一に考える方や、運転そのものに喜びを感じる方には3シリーズがおすすめです。


一方、メルセデス・ベンツ Cクラスは「小さな高級車」として、上質感と快適性を追求したモデル。マイルドハイブリッドによる余裕ある走りと燃費のよさ、高級感あふれる内装が魅力です。自動車税も年間7,500円安く、長期的な維持費を考えると、初期投資の高さを相殺できる可能性もあります。快適性や高級感を重視する方や、長距離ドライブを頻繁にする方にはCクラスが向いているでしょう。


どちらのクルマも素晴らしい選択肢ですが、最終的には試乗して実際の乗り心地や操作感を確かめることをおすすめします。また、すでに輸入車に乗っていて買い替えを検討している方は、外車王の査定サービスを利用することで、愛車を最高額で売却できる可能性があります。


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