
週刊中年フライデー
更新2016.04.02
昭和世代なら知ってる!マニアックでトリッキーなクルマの内装品

山本 圭亮
ども!カレントライフのファンの皆様こんにちは!今回の「週刊中年フライデー15号」は昭和の逸品!「なつかしのマニアック内装品特集」です。あんなモノやこんなモノありましたよね!今週も山本編集長と天然系バイト星野がお送りいたします!
ここは、某県の「週刊中年フライデー」編集部。暖房が効かない愛車の車検をどうしようかと悩んでいるデコボココンビが編集会議中であります。ちょっと覗いて見ましょう!





・・・・編集部の相変わらずの茶番劇はほっとき、説明しよう!
昭和50年代、車は個性を重視する傾向に!ただ、若者たちは純正の装飾品では飽き足らず、さらにより個性を求めトリッキーなモノを装着していくのです。そこには「やっちゃった」感満載の物もあれば、社外品から純正になっていくものもありました。
社外品から純正になった代表と言えばコレ!

「ルミタコ」って?名前聞いただけでは何者か?って感じですけど物を見れば一目瞭然、「デジタルタコメーター」のことです。当時は機能よりもデザイン等が優先されていたと思われるので、ネーミングの「ルミタコ」は「イルミネーションタコメーター」の略だったのかも知れません。その時代の日本車は室内が暗いイメージ(ある意味正統派)があったので、若者の一部は「カーステレオ」「水中花シフトノブ」等で室内を明るくすることがステイタスになっていたのでしょう。(現在のブラックライトもそうなのかも知れませんね。)
そこに現れた「ルミタコ」は値段が高いにも関わらず購入する若者が後を絶たなくなります。そして、格安の「模倣品」まで出るようになりました。これは、私の持論ですが社外品の内外装品のヒット商品が出るとそれは「純正になる」です。そして「ソアラ」や「ピアッツァ」等に装備され世間を驚かすことになるのです。衝撃的な逸品でした。
当時は夢のような装置でした!

この「エレクトリックリヤーブラインド」を初めて見たのは友人のクルマだったと思います。シガレットライターの所に何か刺さっていたので尋ねると「見てな(笑)」と言ってスイッチを入れました。すると後方からカシャカシャと音がしてリヤのブラインドが閉まったり、開いたり!思わず「スゲー!なにこれ?」と叫んだのを覚えています。
この「エレクトリックリヤーブラインド」を販売していたのは、今は亡き「オートアクセサリーノムラ」。ここは当時、本当に魅力のある製品を販売していました。貼るだけの「ウッドパネル」や風圧でワイパーが浮き上がらないように抑える効果があると言われた「ワイパーフレンド」等もここの製品でした。その中でもヒット商品だったのがこの商品であったのですが、先ほどの持論の通り「オートリヤカーテン」や「オートリヤブラインド」も「純正のオプション」として販売されるに連れて売り上げは減少し、「スモークフィルム」の出現により過去の遺物となって行ってしまいました。
当然、人気がでなかった物もありますよね(笑)

私の周りでこれを取り付けていたのは1人だけでした(笑)その名も「アニマルホーンZOO」。当時、週刊誌や雑誌のどこかに広告が掲載されていた通販会社「二光」。ここは面白いものを売っていました。「卓上日焼け装置」や「NASAのスペーストレーナーセット」等魅力のある商品(?)を売っていたりしていました。その中でも車関係の商品は他社とは一線を画すラインナップで、勿論「アニマルホーンZOO」はずば抜けて面白い商品だったと思います。
暴走族の人達のクラッションは「ゴットファーザーのテーマ」が主流で流れる中、牛の鳴き声で笑いを取る人がいたのではないでしょうか?装置自体のフォルムは無線っぽくてかっこ良かったんですがね?(笑)その他、「音楽が流せる」「マイクとして使用」等の用途があったようですが、使っているのを見たことありません。当然、「純正」でクルマと一緒に販売するメーカーはありませんでした。現在これをつけている方がいらっしゃったら是非、拝見したいですね。






と言うことで、今回の「なつかしのマニアック内装品」いかがでしたか?来週もイケテル逸品をご紹介できればと思っていますので次回の「週刊中年フライデー」をお楽しみに!金曜日にまたお会いしましょう~!