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更新2023.05.21

ドイツ車を買うなら左ハンドルがオススメ!その理由とは?

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高岡 ケン

これからドイツ車の購入を検討している方はぜひこの記事を参考にしていただきたい。


ドイツ車を買うなら左ハンドルか右ハンドルか。


一度はこの問題に直面するように思う。



しかし、現在の日本であれば、多くの方が右ハンドルを選択するに違いない。


なぜなら、日本の道路事情において左ハンドルは運転しにくいからだ。


ではなぜ、ドイツ車を購入するなら左ハンドルがオススメなのか。


今日はこの問題について徹底解説していく。


■ドイツ車本来の性能を発揮できるのは左ハンドルのみ



まず初めに知っておいていただきたいのは、本来ドイツでは「左ハンドルが標準である」ということだ。


つまり、ドイツ車が生産される過程において左ハンドルであることが前提であり、すべてのパーツやスイッチは左ハンドルであることを想定して配置されているのだ。


例えば代表例を挙げると、右ハンドルのドイツ車を購入した場合、ハンドルの左側にウインカーレバーが付いている。


これが日本車の場合は、右ハンドルでウインカーレバーも同じく右側に配置されている。


なぜか、右ハンドルの場合、シフトレバーが左側、ウインカーレバーが右側と左右に分かれている方が運転がしやすいからだ。


これが左ハンドルの場合は、左側にウインカーレバー、右側にシフトレバーという配置になっているため。


つまりドイツ車の性質上、左ハンドルの方がシフトレバーやウインカーレバーの操作がしやすくなっている。


加えて一般的には右利きの人が多いため、左ハンドルの場合は利き手の右側にナビ関係やエアコン関係のスイッチが配置されており、各操作もしやすくなるというわけだ。


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■右ハンドルのドイツ車は値落ちしやすい?



次に重要なのは乗り換え、また売却を検討する時に右ハンドルのドイツ車にどれだけ価値が残っているか?という問題だ。


過去に右ハンドルのドイツ車を売却したことがある方々はその買取価格を知ったときに間違いなく驚かれたことだろう。


右ハンドルのドイツ車は左ハンドルのドイツ車と比べると値落ちしやすいというのが現実だ。


なぜなら、右ハンドルのドイツ車はほぼ日本国内でしか需要がないからだ。


一部、オーストラリアやニュージーランド、イギリスなどで右ハンドルを標準としている国もあるが、左ハンドルを標準としている国は世界全体の75%にもなる。


つまり、左ハンドルの場合は海外輸出などの観点から値段が下がりにくい傾向にある。


例えばメルセデス・ベンツのEクラスを例に考えてみよう。


A.左ハンドル(10年落ちのモデル)
オークションの落札相場 120〜130万円


B.右ハンドル(同じく10年落ちのモデル)
オークションの落札相場 60〜70万円


おおよそ倍近くの差が出ている、というわけだ。



当然、日本車には左ハンドルの設定がなく、日本国内を走っているクルマの大半が右ハンドルである。


しかし、唯一左ハンドルを味わえるのが輸入車ではないだろうか。


ドイツ車をはじめ、アメリカ車やイタリア車などは左ハンドルが標準となっているため、輸入車ならではの走りを体感することができる。


さらに圧倒的に右ハンドルが多い日本で左側から乗り降りする姿は特別感を味わっていただけるのではないだろうか。


■左ハンドルのデメリット


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これまで左ハンドルのメリットばかりをお伝えしてきたが、デメリットもある。


ドライブスルーとパーキング場での問題である。


どちらも基本的には右側に配置されているため、受け渡しの際は不便に感じることもあるだろう。


しかし、上記の理由を考えた時にこのデメリットを考慮しても左ハンドルに乗る価値があるのではないだろうか。


ぜひ、ドイツ車の購入を考えている方は参考にしていただきたい。


 [撮影・ライター/高岡ケン]

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