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更新2015.11.02
BMW M4GTSやシビックタイプRなど!東ホール レポート<第44回東京モータショー2015>
松村 透
その模様をカレントライフ的な視点でご紹介してまいります。前回のレポートは西ホールでした。今回は東ホールで気になったモデルたちをご紹介いたします。
前回と同じ画像ですみません。プレスルームの模様です。11時になるとランチが支給されるので、多くのひとがここに帰還(?)してきます。その結果、席を確保できず、床に座って食事を摂る方が多数。これは次回以降、要改善かもしれません(メデイア向けアンケートにも書き込みました)。
こちらはプレス関係者に配布されるランチです。2種類から選べます。現場では昼食を摂る時間がないので、これは本当にありがたいです。ちなみに、朝食も用意されます(中身はランチとほぼ同じもの)。お腹が空いたのでもう1個…といきたいところですが、QRコードで厳格に管理されているので、1人1個です。その代わり、水やホットコーヒーは飲み放題。とはいえ、実際にこのサービスの恩恵にあずかれるのは、ようやく一息つける夕方以降でしょうか・・・。
ドイツ車編<第44回東京モータショー2015>
メルセデス・ベンツブースの中央に鎮座するのは、2台のレーシングモデル
日本初公開なった新型スマート。こちらは従来からある"fortwo"の後継モデル
こちらは久しぶりの復活となる"forfour"。コンパクトな4ドアモデルとして人気を博すかもしれません
新型スマートの周りには、実車をチェックする取材陣が絶えませんでした。こんなショットを撮るのも一苦労です
メルセデスは、常に未来を見据えてコンセプトモデルを展示します。やがてF015のようなクルマが路上を走るのでしょうか
今回、新型BMW7シリーズも初登場。従来よりもクロームパーツの面積が増えたような印象です。
BMWブースでかなりの注目度だった"BMW M4GTS"。マットグレーに差し色のオレンジが鮮烈です。かつて、M3の限定車でCLSというモデルがありましたね。古くはM3スポーツエボリューションの系譜を辿る1台なのでしょうか。全世界で700台限定。日本には何台が割り当てられるのでしょうか?
BMWブースでは、PHVモデルも3台展示。全方位隙なしといった印象です
こちらはBMW MINIのブース。色使いやブース全体のレイアウト、ブランドイメージをここまで明確に(厳格に)打ち出しているメーカーも少ないかもしれません
女性コンパニオンが多いなか、男性モデルが多いのもBMW MINIの特徴。メーカーがイメージする「クロスオーバーのオーナー像」となると、女性ではごつい部類なのかもしれません
こちらも日本初登場となるクラブマン。他のクルマとは違い、ブースの設えやコンパニオンの女性もシックな印象です
50周年を迎えるアルピナは、6台のモデルを展示。時代の変化とともにブースの展示方法や見せ方などが変化していくなか、アルピナのブースは頑固なまでに展示方法を変えることなく、来場者の目を楽しませてくれている印象です。50周年記念モデルは、サイドのデカールにも"EDITION 50"の文字が。これはオーナーとなる方にはとってたまらない演出ですね
イギリス車編<第44回東京モータショー2015>
ついに登場したジャガー初のクロスオーバーモデル「F-PACE」。実車は違和感がないように感じました
ヘッドライト周りが斬新なイヴォーク。いずれ、コンパーチブルモデルも追加されるのだとか(!)
ディスカバリー スポーツにはこんなボディカラーが。これまでのイギリス車とは一線を画す雰囲気です
日本車編<第44回東京モータショー2015>
ついに日本でもお披露目となった新型プリウス。写真よりも実車の方が格好良いです。内装の仕立ても、一昔前ならそのままコンセプトカーといってもいいほどの雰囲気を醸し出しています。これは人気が出そうですよ!
こちらもモーターショー開幕前から注目株だったS-FR。まさに21世紀に甦ったヨタハチなのでしょうか
こちらも発売前から注目株だった、新型レクサスRXがついにヴェールを脱ぎました。多くの来場者の方がじっくり眺めていました。明らかに「買いたいオーラ」が出ていたので、先代モデルのオーナーさんかもしれません。仕事そっちのけですね(笑)
レクサスのブースで一際目を引いたのが、こちらの燃料電池車"LF-FC"。来たるべき自動運転を視野に入れたモデルのようです。サイドビューはマセラティ・クアトロポルテのようでした。このまま市販される可能性は低いと思われますが、このフォルムをどこまで忠実に再現してくるか要注目です
レクサスのブースに置かれていたカラーサンプル。モノトーン系が多いなか、鮮やかな色合いにも力を入れていることが感じられました
こちらはスバル"インプレッサ コンセプト"。かなりスタイリッシュなフォルムですが、こちらもどこまで市販車に反映されるか楽しみな1台です
ホンダブースには、ついにヴェールを脱いだ新型シビックタイプRが!当初、500万円オーバーと噂されていましたが、日本での価格は428万円。750台限定とのことですが、プレスルームでも即完売するのでは?との声がちらほら
21世紀に蘇ったNSX!待ち望んだファンも多いことだと思います。復活にGoを出したホンダの英断に感謝ですね
ホンダブースにはこんなモデルも!フランクフルトショーにも出展された"Honda Project 2&4 powered by RC213V"です。1960年代のF1がモチーフなのだとか
S660越しにNSXを撮ってみました。F1では苦戦していますが、多くのクルマ好きが待ち望む「ホンダ」はやっぱりこうでなくちゃ!ですね
スペシャルな車編<第44回東京モータショー2015>
アルピナブースの隣に出展していたラディカル。「RXCターボ」と「RXCターボSTO」を出展。まさに公道を走るレーシングカーですね
こちらはピニンファリーナに在籍していた奥山清行氏が率いる、KEN OKUYAMA DESIGNブース
ガルフカラーを纏ったkode.9。どこかクラシカルな印象を与えますね
前回のモーターショーでも高い人気を誇ったヤンマーのトラクターも展示されています。大人だけでなく、お子さんが喜びそうですね。
K.O.7と隣で談笑するのは奥山清行氏でしょうか
取材という形で行かせていただいた今回の東京モーターショー。私も高校生のころは始発電車(笑)に乗って、当時開催場所だった幕張メッセに行っていました。JR京葉線と並走する首都高速湾岸線を走るクルマたちを眺めながら「オレも自分の愛車でモーターショーに行くんだ!」と固く心に誓ったものです(笑)。
仕事として東京モーターショーに行くようになってから気づいたことがあります。当たり前のことですが、ゆっくり観られなくなりました。今回、丸2日会場にいましたが、商用車や2輪車はほとんど観られませんでした。
プレスデー初日のプレスセンターはまさに戦場(やや大げさですが)だったと思います。特に、速報でニューモデルをリリースする媒体各社は、プレスカンファレンスのブースの目の前で記事を作成し、撮影を行い、複数のスタッフがプレスルームにデスクトップを持ち込み援護射撃。即、記事としてリリース…。それはまるで前線基地のようでした。
カレントライフとして取材したなかにも、まだまだお伝えしたいモデルが山ほどあるのですが、泣く泣く割愛させていただきました。
東京モーターショーの会場である東京ビッグサイトが遠方だったり、仕事やさまざまな事情で行くことができない方のために、少しでも会場の雰囲気がお伝えできれば幸いです。