更新2022.11.11
ジープとは。人気の理由・車種ごとの特徴・選び方のポイントを解説
外車王SOKEN編集部
「ジープ」と聞いた時、思い浮かぶのは「タイヤの大きい車」というイメージがあるのではないでしょうか。もしくは、「ジープ」と聞いても「車」であることは分かっても、ぼんやりとしか思い浮かばないこともあるかもしれません。今回は、ジープは一体どのような車なのか、歴史や人気の理由などを踏まえてご紹介いたします。
ジープとは
ジープの名前の由来や歴史などについてご紹介いたします。ジープはベンツのGクラスと比較されることが多い車種ですが、どのような点から比較されるのでしょうか。歴史などから紐解いていきましょう。
名前の由来
「ジープ(Jeep)」という名前の由来について、開発元は公表していません。米軍兵士の間で自然に発生したという説や、アメリカ車の偵察車(ジェネラル・パーパス・ビークル)の頭文字(GP)を早口で発音したことから始まったという説などがあります。特に、後者の説が有力です。
歴史
ジープは元々、第2次世界大戦時に大量生産された軍用自動車でした。移動・輸送・連絡・偵察・戦闘・負傷兵の移送などの多用途性が高い点が特徴的です。また、悪路走破性も高く、戦場で活躍していました。基本的にオープントップモデルで、雨露はキャンパストップ(布製の幌)を張って防げます。オープントップになる点は現代まで継承されています。
SUVとは異なる屈指のオフローダーモデルのジープは、頑強なラダーフレームを採用し、頑丈なモデルとして現在でも認知されています。
人気の理由
ジープが人気の理由は、SUVに特化したブランドという個性があるためです。SUVを総称して「ジープ」と呼ばれることもあるように、ジープはSUVに特化したブランドという知名度があるメーカーです。
個性が強いブランドは、知名度が高い傾向があります。また、ジープは、街乗り仕様のSUVや本格的なオフローダー仕様など幅広くラインナップしているので、乗る人を選びません。
ジープの車種一覧
ジープで展開されている車種の特徴や価格・性能を一覧でご紹介します。
RENEGADE
RENEGADEは、スモールSUVのベーシックモデルです。日本の狭い道でもストレスなく走れます。ジープ初のコンパクトモデルで、FIATと共同開発されました。特徴は、伝統的なデザインの丸型ヘッドライト、7スロットグリルなどです。コンパクトモデルですが、見た目に反してオフロード走破性に優れており、山道から街中まで、あらゆるシーンでドライブを楽しめます。
・価格:¥3,050,000
・エンジンの種類:直列4気筒
・排気量:1,331cc
・燃費:14.3km/L
・トランスミッション:6速AT
・駆動方式:FWD
・全長:4,255mm
RENEGADE 4xe
RENEGADE 4xe(フォー・バイ・イー)は、ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたジープ初のプラグインハイブリッドモデルです。
次の3タイプの走行モードが搭載されています。
・ELECTRICモード:ガスを排出せずに48kmの走行が可能です。
・HYBRIDモード:ガソリンエンジンと電気モーターの切り替えを自動制御します。
・E-SAVEモード:ガソリンエンジンを主として走るモードです。バッテリーの充電を維持します。
RENEGADE(レネゲード)史上、最強のオフロード性能を備えており山道や岩場を力強く走破できます。「ELECTRICモード」ではエンジン音がしないので、自然の音を楽しみながら走りたいときに重宝します。
・価格:¥4,980,000
・エンジンの種類:直列4気筒
・排気量:1,331cc
・燃費:17.3km/L
・トランスミッション:6速AT
・駆動方式:4WD
・全長:4,255mm
COMPASS
COMPASSは、小型クロスオーバーSUVです。流麗なボディデザインが魅力的で、モダンなアレンジを加えています。室内は、ブラックを基調とした落ち着いた雰囲気になっており、洗練されたインテリアが乗る人の気持ちを盛り上げてくれます。街中でも馴染むクロスオーバーSUVなので、アウトドアに興味はないけれどもジープに乗ってみたい人におすすめです。ジープらしいイメージよりも、外車の高級感を味わえます。
また、搭載されたエンジンによって、あらゆる路面状況であっても走れる魅力があります。
・価格:¥3,360,000
・エンジンの種類:直列4気筒
・排気量:2,359cc
・燃費:11.9km/L
・トランスミッション:6速AT
・駆動方式:FWD
・全長:4,400mm
WRANGLER
WRANGLERは、初代ジープの血統を受け継ぐモデルです。誰もが一目見るだけでジープだと認識できるほどに、伝統的なエクステリアが採用されています。ミニバンよりも一回り大きいボディサイズに丸目のヘッドライトがかわいいため、女性にも人気です。また、レトロ感を感じられるデザインも、WRANGLER(ラングラー)の魅力と言えるでしょう。
他のオフロード車と比べても高い走破性を誇る本物のオフローダーです。
・価格:¥5,130,000
・エンジンの種類:V型6気筒
・排気量:3,604cc
・燃費:9.1km/L
・トランスミッション:8速AT
・駆動方式:FWD / 4WD
・全長:4,320mm
CHEROKEE
CHEROKEEは、ジープ随一の機能性が高いリアルサイズのSUVです。「ハンズフリーパワーリフトゲート」という機能がジープで初めて搭載されました。鍵を財布やポケットに入れた状態で、足をリヤバンパーの下で動かすだけでドアが開きます。荷物で両手が塞がるシーンで役立つでしょう。また、前面衝突警報機能も初搭載しています。歩行者・急な割り込み・前方車両の急ブレーキなどを検知したときに、警報音で知らせてくれます。安全にドライブを楽しめる魅力溢れるSUVです。
・価格:¥4,590,000
・エンジンの種類:直列4気筒
・排気量:2,359cc
・燃費:10.2km/L
・トランスミッション:9速AT
・駆動方式:4WD
・全長:4,665mm
GRAND CHEROKEE
GRAND CHEROKEEは、ラグジュアリーなフラッグシップモデルです。外観から力強さを感じられるプレミアムSUVで、インテリアには上質な素材を使用し、細部にまでこだわった設計になっています。悪路を走行中でもゆったりと過ごせる室内環境が魅力的です。
ジープならではの4輪駆動システムによって、どんな悪路でも走破することができます。力強く走り切れるため、乗っているドライバーの自信にも繋がります。
・価格:¥5,240,000
・エンジンの種類:V型6気筒
・排気量:3,604cc
・燃費:9.6km/L
・トランスミッション:8速AT
・駆動方式:4WD
・全長:4,835mm
PATRIOT
PATRIOTは、コンパスと同じプラットフォームで設計しているジープ初のコンパクトSUVです。ジープらしい見た目のまま小さくコンパクトになりました。そのため、「ベビージープ」とも呼ばれ人気があります。伝統的なデザインを強調した設計になっているので、どの角度から見てもジープに見えます。
・価格:¥2,800,000
・エンジンの種類:直列4気筒
・排気量:2,359cc
・燃費:10.6km/L
・トランスミッション:7速AT
・駆動方式:4WD
・全長:4,425mm
ジープを選ぶときのポイント
ジープを選ぶときのポイントについて3点ご紹介いたします。ジープに興味がありましたら、ぜひ、参考にしてください。
燃費を比較する
ジープそれぞれの燃費を比較してみましょう。車を所有すると、維持費がかかります。中でも、ガソリン代が維持費の多くを占めます。燃費がよい車に乗ることで、維持費を抑えることができます。
ジープは燃費が悪いイメージがあるかもしれませんが、現在のジープは改良が重ねられて燃費性能が向上しています。ただし、走行環境やドライバーの運転次第によって燃費は変動します。
乗り心地に注目する
悪路走破性が高いジープは、乗り心地があまり良くないイメージもあるかと思います。実際、乗り心地が良くなるように設計・デザインされているものの、人によっては「乗り心地が悪い」と感じることもあるようです。
シートのホールド性が高いか・路面の衝撃を感じすぎないかという点が乗り心地の良さに繋がります。日常シーンでも、乗り心地が悪いと長時間の移動が厳しくなるので、乗り心地が良い車種を選びましょう。
用途に合わせて選ぶ
ジープはSUVのため、アウトドアに最適な車種であることは言うまでもありません。しかし、普段の生活で使う場合、コンパクトなサイズの方が使いやすいのではないでしょうか。普段、どのような場面で使用するのかを踏まえて検討すると、自分に合ったジープを選べるでしょう。
気になる車種を乗り比べて検討しましょう
気になるモデルがあるときは、その車種を乗り比べて検討することをおすすめします。ご自身の生活スタイルに見合った車種なのか、楽しさを感じられるかなど車を決めるポイントは人それぞれです。試乗すると、本当に自分に合っているかが見えてくるでしょう。
ジープを高く買い取ってもらうには
ジープ を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは ジープ の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。