更新2025.03.18
100万以下の輸入車のおすすめ12選!選び方と注意点も解説
外車王SOKEN編集部
予算に限りがあり、100万円以下の中古輸入車を検討している人もいるでしょう。
輸入車は新車保証が切れるタイミングで買い換える人が一定数いるため、人気車種の型落ちが100万円以下で販売されていることがあります。新車だと手の届かない憧れモデルでも、手頃な価格で購入できるのは大きな魅力です。
この記事では、100万円以下で購入できる輸入車のおすすめを紹介します。車輌の選び方や注意点も解説しているため、100万円以下の輸入車を探している人は参考にしてみてください。
100万円以下の輸入車の選び方
中古車市場にはさまざまな車輌が流通しています。多様な選択肢のなかから自身に適した車輌を選ぶために、下記のポイントに注意しましょう。
自分の目的やライフスタイルに合った車種を選ぶ
どれだけ価格が低くても、自身の用途やライフスタイルに合わないクルマはうまく活用できません。たとえば、キャンプやアウトドア使用の場合、荷室の広さや積み下ろしのしやすさが不可欠です。キャンプやアウトドアで使用しないのにこのようなクルマを選ぶと、利便性を享受しきれません。
趣味の1人ドライブを満喫したいのか、それとも家族での外出やアウトドア優先なのかなど、日常の利用シーンを想定し、自身に適したクルマを選びましょう。
メンテナンス履歴と事故・修復歴を確認する
購入価格が100万円以下の輸入車は年式が古く、経年劣化による故障リスクが高い傾向があります。少しでも状態のよいクルマを選ぶには、メンテナンス履歴と事故・修復歴の確認が欠かせません。
たとえ古くても、目立った事故・修復歴がなく、整備が行き届いているクルマであれば、コンディションがよい可能性があります。購入前にメンテナンスノートなどで詳しく確認しましょう。
信頼できる販売店で購入する
中古輸入車の販売実績が豊富にあり、信頼性が高い販売店で購入することも重要です。
取扱い車輌が多く実績のある販売店は品質管理が徹底しており、販売車輌の状態も安定している傾向があります。状態のよいクルマを効率的に探すためにも、取扱い車輌の多さや販売実績を事前に確認しましょう。
また、事故・修復歴やボディの傷などが細かく公開されているか、諸費用の説明は明瞭かどうかも、信頼できる販売店選びのポイントです。
できるだけ試乗する
クルマの状態は、実際に乗ってみなければわからないことが多々あります。たとえば、エンジンのかかり具合やステアリングの反応、ペダルの操作性などは、写真だけではわかりません。
また、古いクルマには車室に独特の匂いがついていたり、シートのクッション性が劣化していたりする場合もあります。できるだけ試乗し、実際の乗り心地や内装の状態をチェックしましょう。
100万円以下の輸入車の注意点
100万円以下の輸入車には、下記の注意点があります。
維持費はある程度かかる
一般的に、クルマは年式が古くなるほど不具合が増えるものです。日常的に細かいメンテナンス費がかかるうえ、自動車保険料や車検代は年数が経つほど高額になります。また、輸入車のガソリンは基本的にハイオク指定のため、ガソリン代もある程度かかります。
さらに、古い輸入車はパーツが高く、故障時の修理費が数十万円になることもあります。維持費は多めにかかると想定しておき、余裕をもった購入計画を立てましょう。
燃費が悪い車種も多い
メーカーの開発努力により、近年は輸入車でも燃費性能のよい車輌が増えてきました。
ただし、輸入車にはさまざまな車種があり、燃費より走行性能重視のモデルもあります。また、長年のメンテナンス状況や使用環境の影響により、燃費が悪化している場合もあります。一概に「古いから燃費が悪い」とはいえませんが、可能性は考慮しておきましょう。
車輌の状態にばらつきがある
輸入車に限らず、中古車は車輌の状態にばらつきがあります。同じ車種でも、事故・修復歴の有無やメンテナンス状況、走行距離などでクルマのコンディションは大きく異なるため、外観だけでは判別できません。
クルマの正しいコンディションを把握するためにも、メンテナンスノートの確認や試乗が重要です。
100万円以下の輸入車がおすすめな人
これまでの内容をふまえて、100万円以下の輸入車は下記のような人におすすめです。
・細かいメンテナンスや修理に柔軟な対応ができる
・購入後の維持費用も含めた資金計画を立てられる
・故障リスクを承知で乗りたいブランド・車種がある
古い輸入車はいつ不具合が起きるかわかりません。日常的なメンテナンスに加えて、突発的な故障に伴う修理への備え、それらにすぐ対応するための柔軟性や計画性が不可欠です。
こうした故障リスクやデメリットを考慮しても、なお「乗りたいブランドや車種の魅力が勝る」という人は、ぜひ100万円以下の輸入車を検討してみてください。
100万円以下の輸入車12選
ここでは、100万円以下で購入できるおすすめの輸入車をメーカー別にご紹介します。
※【車輌の特徴】は2025年3月時点の情報です。
メルセデス・ベンツ
ドイツの高級車メーカー、メルセデス・ベンツのおすすめモデルは下記の3つです。
Aクラス
Aクラスは、メルセデス・ベンツのなかでもっともコンパクトなエントリーモデルです。ボディタイプはセダンとコンパクトカーで、洗練されたデザインと実用性、高い安全性能を兼ね備えています。中古車市場では、ベーシックタイプのほかスポーツタイプも多く販売されています。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10年落ち程度
・走行距離:3万~5万km程度
・金額:90万〜100万円程度
Bクラス
BクラスはAクラスより背が高めのハッチバックで、コンパクトカーとセダンがあります。コンパクトな車幅はそのままで室内空間が広く、長距離移動時の快適性や乗り心地も重視されているため、ファミリーユースに適したクルマです。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10~15年落ち程度
・走行距離:3万~5万km程度
・金額 :90万〜100万円程度
Cクラス
Cクラスは、Aクラス・Bクラスよりも大きめのミッドサイズカーです。2ドアのクーペからセダン、ステーションワゴンまで幅広い車種があり、中古車市場でも多くのモデルが流通しています。
エレガントで存在感のあるデザインと高い走行性能が特徴で、10年以上前のモデルでも古さを感じることはありません。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10~20年落ち程度
・走行距離:3万~8万km程度
・金額:80万〜100万円程度
BMW
メルセデス・ベンツと並ぶドイツの高級車メーカー、BMWのおすすめモデルは下記の3つです。
1シリーズ
1シリーズはBMWのコンパクトカーで、メルセデス・ベンツのAクラスに相当するエントリーモデルです。スポーティな走行性能にスタイリッシュなデザインが特徴で、BMWのなかでは「プレミアムコンパクト」に位置づけられています。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10年落ち程度
・走行距離:4万~7万km程度
・金額:60万〜100万円程度
2シリーズアクティブツアラー
2シリーズは、クーペタイプのベーシックモデルとグレードの高い「グランクーペ」、ハッチバック型の「アクティブツアラー」からなるシリーズです。
アクティブツアラーはクーペタイプより背が高く、より広くなった室内空間と大きな荷室が特徴です。スポーティな走行性能と快適な乗り心地、安全なドライブをサポートするアシスト機能も充実しています。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10年落ち程度
・走行距離:4万~6万km程度
・金額:90万〜100万円程度
3シリーズ
3シリーズはBMWの中核をなすモデルで、スタイリッシュなデザインと卓越した走行性能が特徴です。セダンからツーリング用ワゴンにクーペ、カブリオレ、コンパクトカーまで幅広いボディタイプがあります。100万円以下のハイブリッドカーもあり、燃費が気になる人にもおすすめです。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10~15年落ち程度
・走行距離:3万~5万km程度
・金額:70万〜100万円程度
アウディ
ドイツ御三家の1つ、アウディのおすすめモデルは下記の3つです。
A1スポーツバック
A1スポーツバックはアウディの魅力を凝縮したコンパクトカーです。スポーティな走行性能と実用性、乗り回しやすいコンパクトサイズが特徴です。車幅は1,740mmで狭い道路でも運転しやすく、気軽に街乗りしたい人に適しています。
新車価格でも300万円台の手頃さにより買い換え需要も多いため、中古車市場でも100万円以下の車輌が多数販売されています。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10~15年落ち程度
・走行距離:4万~10万km程度
・金額:60万〜100万円程度
A4
A4は、A1スポーツバックより一回り大きいミッドサイズカーです。
フォーマルなセダンにマルチユースなワゴン型の「アバント」、オフロード走行に適した「オールロードクワトロ」があります。
なお、内燃機関を搭載したA4は2024年7月に生産が終了しました。次期A4は電動モデルとなり、従来のA4は「A5」に統合されます。A4の中古車は最新モデルと名称が異なる点に留意しましょう。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10~15年落ち程度
・走行距離:4万~11万km程度
・金額:50万〜100万円程度
A4アバント
A4アバントは、A4の美しいフォルムを引き継ぎつつ、より幅広い利用シーンに適応できるようになったステーションワゴンです。荷室容量がさらに広くなり、後部座席を倒してフルフラット化も可能です。車中泊したい人や、大型のテントなどキャンプ用品を多く積み込みたい人に適しています。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10~15落ち程度
・走行距離:5万~10万km程度
・金額:70万〜100万円程度
フォルクスワーゲン
世界有数の売上を誇るドイツの大衆車メーカー、フォルクスワーゲンのおすすめモデルを3つ紹介します。
up!
up!はハッチバック型コンパクトカーで、2023年末に生産が終了しました。かわいらしいフォルムにシンプルなエクステリア、街乗りしやすいボディサイズが特徴です。ベーシックモデルに加えて、クロスオーバータイプやスポーツグレードもあります。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10年落ち程度
・走行距離:3万~7万km程度
・金額:50万〜100万円程度
ザ・ビートル
ザ・ビートルは、丸みを帯びたレトロなフォルムが目を引くコンパクトカーです。すでに生産は終了しているものの、一目でザ・ビートルとわかる独自のデザインは高い人気を誇り、今でも世界中に根強いファンがいます。
ポップなカラーバリエーションも魅力で、100万円以下で多様な車輌が販売されています。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10~15年落ち程度
・走行距離:6万~7万km程度
・金額:60万〜100万円程度
ポロ
ポロは、フォルクスワーゲンを代表するハッチバック型のコンパクトカーです。
1975年の登場以降、改良を重ねながら販売されてきた歴史があり、中古車市場でも多様なモデルを探すことができます。外装・内装ともにシンプルで普遍的なデザイン、コンパクトで上質な乗り心地と高いボディ剛性は、初めて輸入車に乗る人にもおすすめです。
【100万円以下の車輌の特徴】
・年式:10年落ち程度
・走行距離:2万~8万km程度
・金額:70万〜100万円程度
まとめ
100万円以下の輸入車は中古車市場に多数あり、コンパクトカーからクーペまで選択肢が豊富です。そのため、「低予算でもかっこいい輸入車に乗りたい」人や、「どうしても買いたいモデルがある」人におすすめです。
とはいえ、年式が古いと不具合が起こりやすく、維持費もある程度かかります。信頼できる販売店でできるだけ状態のよい車輌を選び、購入後の維持費や故障リスクもふまえた購入計画を立てるようにしてください。