更新2025.01.22
リセールバリューの高い輸入車7選|高く売る方法も解説
外車王SOKEN編集部
輸入車は国産車と比べて市場規模が小さいため、リセールバリューも低いと思われがちです。しかし、実際には人気や希少性の高さから、輸入車でも価格が落ちにくいモデルは存在します。
本記事では、リセールバリューが高い輸入車の特徴と人気モデルを厳選して紹介します。各モデルの最新のリセールバリューも解説しているため、「輸入車の購入を検討していて、売却時に少しでも高く売りたい人」は参考にしてください。
リセールが高い輸入車の特徴
リセールバリューが高い輸入車の特徴を3つ解説します。
長年にわたって人気がある
クルマのリセールバリューは、中古車市場の需要と供給のバランスで決まります。長年にわたり人気のあるモデルは、型落ちでも購入希望者がゼロになることが通常はないため、リセールが極端に下がることはありません。
例としては、ポルシェの911シリーズやメルセデス・ベンツのGクラスがあります。このように、長い歴史と根強いファンが人気を支えているモデルであれば、高いリセールバリューが期待できるでしょう。
デザイン性が高い
独自のデザインで固定のファン層を形成している輸入車も、価格が落ちにくい傾向にあります。たとえば、BMW MINIのミニクーパーやジープのラングラーなどです。
どちらも高いデザイン性によって熱量の高いファン層をもっており、特にBMW MINIは日本での人気が高いメーカーです。国内の輸入車新車登録台数においては、2016年から6年連続で1位を獲得するほどで、新車でも圧倒的な人気を誇ります(※)。
このように特定のファン層を獲得していることも、リセールバリューに影響を与える要因の1つです。
※出典:日本自動車販売協会連合会「外国メーカー車モデル別新車登録台数順位の推移(暦年)」
希少性が高い
生産終了や限定販売により、中古車市場での流通がほとんどない人気モデルにも、高いリセールバリューが期待できます。
たとえば、1980年代後半に登場したメルセデス・ベンツの初代Eクラスは、登場から30年経過してもなお根強いファンがいる名車です。特にAMGモデルの流通量は極めて少なく、高額で取引されています。こうした希少車は購入時のハードルが高いものの、年月が経つほどプレミアが付くモデルもあります。
輸入車を少しでも高く売る方法
同じモデルでも、クルマの状態や買取業者によって査定額は変動します。
少しでも輸入車を高く売るために、次のポイントを押さえましょう。
メンテナンスで良好な状態をなるべく保つ
同じモデルでも、定期的なメンテナンス履歴がある車輌は高く評価される傾向があります。高額売却するためには、法定点検に加えてメーカー指定の点検もしっかり行い、各車輌を最適なコンディションに保つことが大切です。
なお、点検を記録する記録簿(メンテナンスノート)の有無は査定額に影響することがあります。紛失に気をつけて管理しましょう。
寿命を縮める運転・保管をしない
定期的にメンテナンスをしていても、日常的な運転・保管方法が適切でなければ、車輌の寿命、ひいては査定額に大きく影響します。たとえば急発進・急加速はクラッチやミッションに負担をかけ、急ブレーキはブレーキパッドの消耗を早めます。
普段からクルマに負担をかけない運転を心がけましょう。また、タイヤの空気圧を適度に維持することや、車体に汚れが付いたらすぐに取り除き、清潔な状態に保つことなども重要です。
輸入車に特化した業者に査定を依頼する
中古車買取業者はそれぞれ独自の査定基準をもつため、同じクルマでも業者によって査定額が異なります。
適正な評価を期待するのであれば、輸入車のモデルや年式ごとの需要を細かく把握している輸入車専門業者に依頼しましょう。
外車王は、欧州車からアメリカ車まで幅広い中古輸入車を専門で扱う買取業者です。豊富な輸入車買取実績があるため、「大切に乗ってきたクルマを適正価格で評価してほしい」という人はぜひご利用ください。全国どこでも無料で出張査定にまいります。
リセールバリューがよい輸入車7選
ここでは、人気やデザイン性の高さなど、リセールバリューが期待できる特徴を備えた輸入車を7つ紹介します。
メルセデス・ベンツ Gクラス
Gクラスは、40年以上の歴史を持つメルセデス・ベンツの高級SUVです。古くからのファンには「ゲレンデ」とも呼ばれており、メルセデス・ベンツのブランド価値と、本格的なオフローダーとしての走行性能を兼ね備えた人気モデルです。
◼︎現在のリセールバリュー:最大60%程度(5年落ち)
※2025年1月記事執筆時点、外車王調べ
ジープ ラングラー
ラングラーは、ジープの本格クロスカントリーSUVです。1987年の初登場時から変わらない角形のデザインと丸目のヘッドライトが特徴で、ジープを代表する人気モデルとして知られています。近年、世界的にSUV人気が高まるなかでも、ジープらしい無骨なスタイリングは唯一無二の存在感を放っています。
◼︎現在のリセールバリュー:最大55%程度(6年落ち)
※2025年1月記事執筆時点、外車王調べ
ジープ レネゲード
レネゲードは、ジープブランド初のスモールSUVです。ラングラーから受け継いだ特徴的なデザイン・快適なオフロード性能はそのままに、都会の街乗りに適したボディサイズになりました。最新モデルでは、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車が登場し、燃費性能も格段に向上しています。
◼︎現在のリセールバリュー:最大60%程度(5年落ち)
※2025年1月記事執筆時点、外車王調べ
ポルシェ 718ケイマン
718ケイマンは、ポルシェの伝説的なレーシングカー「718」の名を継承したクーペタイプのスポーツカーです。2005年にボクスターのクーペモデルとして登場し、その後20年でポルシェを代表する人気モデルの1つに成長しました。
クーペらしいエレガントなデザインと、ポルシェならではの高い走行性能が特徴です。
◼︎現在のリセールバリュー :最大60%程度(5年落ち)
※2025年1月記事執筆時点、外車王調べ
ポルシェ マカン
マカンは、スポーツカーブランドとして確固たる地位を築くポルシェの高級SUVです。コンパクトで取り回しやすいボディサイズ、ファミリーカーとしての実用性を備えながら、少し踏み込むと6.4秒で時速100kmに到達する圧巻の走りが魅力です。
◼︎現在のリセールバリュー :最大70%程度(5年落ち)
※2025年1月記事執筆時点、外車王調べ
ポルシェ 911
911は、言わずと知れた名車です。1964年の発売から60年以上スポーツカーのトップを走り続けており、各年代のモデルに熱狂的なファンがいます。中古車市場でも別格の人気があるため、5年落ちでも100%超えのリセールバリューを誇ります。
◼︎現在のリセールバリュー 最大109%程度(5年落ち)
※2025年1月記事執筆時点、外車王調べ
BMW MINI ミニクロスオーバー
ミニクロスオーバー(日本以外ではMINIカントリーマンの呼称で販売。なお、現在はカントリーマンとして日本でも新型モデルが販売中)は、MINIブランド初の4ドアクロスオーバーSUVです。MINIシリーズのなかでもっとも大きなボディサイズで、SUVらしい眺めのよさと、ラゲッジスペースの広さが特徴です。近年はプラグインハイブリッドモデルも登場し、洗練されたデザイン性の高さに加え、燃費や走行性能も向上しています。
◼︎現在のリセールバリュー 最大70%程度(5年落ち)
※2025年1月記事執筆時点、外車王調べ
まとめ
リセールバリューの高い輸入車を選ぶポイントは、人気の持続性、固定ファンがいるデザイン性の高さ、希少性の高さです。
ただし、中古車の価格は車輌の状態や業者によっても異なります。定期的なメンテナンスとクルマに負担を掛けない乗り方を心がけること、輸入車に詳しい専門の買取業者に依頼することも大切です。
外車王は、輸入車専門業者として幅広い輸入車の買取実績があります。お持ちの輸入車を少しでも高値で売却したい人、適正価格で評価してほしい人は、ぜひご相談ください。