更新2025.01.22
輸入車で6人乗りできるおすすめ車種10選|選ぶ際のポイントも解説
外車王SOKEN編集部
世界的なSUV人気の高まりもあり、近年は輸入車においても6人乗りのモデルが続々と販売されています。そこで本記事では、6人乗り・7人乗りが可能な輸入車のおすすめと選び方のポイントを紹介します。
「ファミリーカーとはいえ、おしゃれな輸入車に乗りたい」「6人乗りの輸入車を探している」という人は、購入時の参考にしてください。
6人乗りのクルマは3列シート
一部の車種を除き、2025年現在販売されている6人乗りのクルマは基本的に3列シートです。
シートをフル活用すれば最大6~7人乗ることができます。また、乗車人数が少ない場合は3列目のシートを格納し、荷室スペースを増やすことも可能です。2列目・3列目をフルフラットにできるモデルもあり、シートアレンジのパターンは車種によってさまざまです。
3列シート車のメリット・デメリットは下記のとおりです。
項目 | 内容 |
メリット | • 多くの人や荷物を載せられる • シートアレンジによって多用途に活用できる |
デメリット | • 3列目シートの居住性や乗り心地が劣る可能性がある • ボディサイズが大きくなるため、車種によっては運転や駐車がしにくいと感じる場合がある |
家族や友人など複数人での移動が多い人やアウトドア利用が多い人であれば、多様な乗り方ができる3列シート車はよい選択肢です。一方で、後部座席の乗り心地や運転・駐車のしやすさについては、車種や人によって感じ方が異なるため、適したクルマの選択が重要です。
たとえばSUVの場合、車高の高さで視界が開けるため「運転しやすい」と感じる人もいれば、車幅があるため、「運転しにくい」と感じる人もいます。ボディの大きさは、必ずしもデメリットになるわけではありません。購入の際は必ず試乗し、乗り心地をよく確認することが大切です。
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6人乗り・7人乗りの輸入車10選
ここでは最大6人乗り・7人乗りが可能なおすすめの輸入車を紹介します。
輸入車はメーカーごとの個性が際立つモデルが多く、多種多様なクルマがあります。自分好みの1台を見つけたい人は、ぜひ参考にしてください。
キャデラック XT6【6人乗り】
キャデラックのXT6は、シンプルな外観に際立つ精悍なフロントグリルが特徴の高級SUVです。ボクシーなフォルムに個性を主張するLEDライト、ゴージャスな内装はアメリカ車らしい風格を備えています。同社のエスカレードより一回りコンパクトなサイズですが、ゆったりとした室内空間が確保されているため、3列シート目でも圧迫感はありません。
なお、XT6は左ハンドル車のみの販売となります。近年は右ハンドルのみの輸入車が増えているため、左ハンドル愛好家にとっては嬉しい仕様といえるでしょう。
テスラ モデルX 【6人乗り】
モデルXは、EV専門メーカーのテスラが開発した高級電動SUVです。6人乗りモデル(モデルX Plaid)と7人乗りモデル(通常のモデルX)があり、キャデラックと同様に左ハンドルのみの販売となっています。翼を広げるように動く後部のファルコンウィングドア、無機質な室内に映える17インチのタッチスクリーンパネルは、近未来のクルマというべき存在感があります。
一充電の走行距離(航続距離)は500kmを超えており、充電インフラの整備も進んでいるため、都市部から長距離ドライブまで幅広いシーンで活躍するでしょう。
ジープ グランドチェロキーL【6人乗り】
グランドチェロキーLは、ジープブランドのステーションワゴンです。通常のグランドチェロキーは5人乗りですが、グランドチェロキーLには6人乗りモデル(L Summit Reserve)と7人乗りモデル(L Limited)が存在します。
全長5,200mm、全幅1,980mmのボディは広々とした室内空間を提供し、高いオフロード性能により、どのような悪路でも快適な走行が可能です。車輌全体の堅牢性と安全性により、家族でのアウトドアや長距離旅行時にも安心して利用できます。
BMW X7【6人乗り】
X7は、BMWのXシリーズ初の3列シートを搭載した高級SUVです。
Xシリーズのハイエンドモデルであり、全長5,170mm、全幅2,000mmものダイナミックなボディが特徴です。ゆったりとした室内には優美なデザインのコックピットや最新鋭のパネル、手作業で仕上げられたガラス素材のボタンやレバーが光り、随所に高級感があります。
通常のX7は最大7人乗車可能ですが、オプションで2列目にコンフォート・シートを装備した6人乗りモデルも選べます。個別に調整可能なコンフォート・シートを装備すれば、後部座席の快適性がさらに向上するでしょう。
メルセデス・ベンツ GLB【7人乗り】
メルセデス・ベンツのGLBは、コンパクトでスクエアなデザインが特徴的な7人乗り高級SUVです。
7人乗りながら都市部でも取り回しやすいサイズ感と、メルセデス・ベンツならではの高い安全性能と走行性能が魅力です。
ステアリングに手を添えているだけで加減速を調整するアシスト機能や、周囲の状況が映像で表示される360°カメラシステムが、ドライバーの負担を大きく軽減します。真冬に冷えたシートを温めるシートヒーターや自動開閉可能なテールゲートなどもあり、さまざまな面で日常のドライブをサポートしてくれます。
メルセデス・ベンツ GLE【7人乗り】
メルセデス・ベンツのGLEは、GLBよりも大きめの高級SUVです。
Eクラスには「Executive(高級)」「Experience(経験)」という意味が込められており、メルセデス・ベンツの上位クラスに位置します。
SUVでありながら洗練されたスタイリング、隅々にまで上質な素材をあしらったラグジュアリーな内装、高品質なサウンドシステムなど、プレミアムな体験を可能にする車内装備が魅力です。
メルセデス・ベンツ EQS SUV 【7人乗り】
メルセデス・ベンツのEQSは、同社初の高級電動SUVです。
新世代の大容量リチウムイオンバッテリーを搭載することで、スピーディな充電と長い航続距離を実現しました。一充電の航続可能距離は759kmを誇り、充電を気にせずロングドライブを楽しめます。
高精細のパネルとダッシュボード全体が1枚のガラスで覆われており、未来感がありつつもモダンなインテリアデザインは必見です。
BMW X5【7人乗り】
BMWのX5は、同社のミドルサイズ高級SUVです。
ラグジュアリーな内装にパワフルなエンジン、高い安全性能が特徴で、オフロード走行にも優れています。xDrive40d MSportであれば最大7人乗りが可能になるため、街乗りから家族全員でのアウトドアや長距離の旅行まで、幅広いシーンで活用できるでしょう。
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン【7人乗り】
フォルクスワーゲンのゴルフトゥーランは、輸入車では珍しい7人乗りのミニバンです。
見た目以上に広くゆとりのある室内と多彩なシートアレンジ、ゴルフならではのボディ剛性の高さにより、多用途に活用できます。前の席のレバーを倒せば簡単にシートを格納でき、3列目でも乗り降りの負担が少ない点も魅力の1つです。
シトロエン ベルランゴロング【7人乗り】
シトロエンのベルランゴロングは、名前のとおりロングホイールベース仕様のワゴンです。
同車の5人乗りワゴン「ベルランゴ」の7人乗りモデルで、フランス車らしいモダンな外観と、約3,000mmの長い荷物も運べる積載性の高さが特徴です。ストレージと一体化したガラス仕様のルーフは室内に開放感を、大人3人が乗れるリアシートは快適な乗り心地をもたらします。バックシートはワンタッチでフラットに折りたためるため、シートアレンジも容易です。
6人乗りの輸入車を選ぶときのポイント
ここでは、6人乗りの輸入車を選ぶときのポイントを4つ解説します。
安全性能
6人乗りのクルマは家族や友人など大勢での移動を想定されています。大人数を乗せているときに事故を起こすとそれだけ多くの人が被害にあうため、より同乗者の安全に配慮した運転が求められます。
衝突回避ブレーキや車線逸脱時の警報システムなど、安全技術が搭載されているクルマを検討しましょう。
後部座席の快適性
6人乗りは3列シート車が基本になるため、2列目・3列目の快適性も重要です。室内の広さはもちろん、天井の高さやルーフ開閉・リアモニターの有無、シートのクッション性や足元の広さなど、同乗者視点で気になるポイントを確認しておきましょう。特に、活用機会が少ない3列目シートは狭くなりがちです。試乗の際は、3列目シートの乗り心地もよくチェックしておきましょう。
荷物の積載量と積み下ろしやすさ
荷物を多く積めることも6人乗り車のメリットです。ラゲッジスペースの広さや形状、荷物の積み下ろしやすさはよく確認しておきましょう。
キャンプ用品や子どものベビーカーなど、載せるものや用途に適したクルマを選んでください。
シートアレンジの多彩さ
シートアレンジのパターンも重要なポイントです。
6人乗りのクルマを購入したからといって、常に6人で移動するとは限りません。普段は子どもの送迎時利用や通勤利用がメインで、3列シートをすべて活用する機会は月に数回という家庭は少なくないでしょう。
家族が多いとそれだけ乗車パターンも増えるため、人数や用途にあわせて適宜シートをアレンジできる車種がおすすめです。また、シートの格納方法も重要です。力を入れずワンタッチで格納できるかなど、「しまいやすさ」もよくチェックしておきましょう。
まとめ
輸入車は個性的なクルマが多く、6人乗りのファミリーカーにも多様なモデルがあります。
安全性能や後部座席の快適性、荷物の積載量、シートアレンジの方法などを考慮したうえで、各家庭のライフスタイルや乗車シーンに適したクルマを見つけてください。