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中古車の豆知識

更新2025.02.26

輸入車は3年落ちが狙い目!理由と選ぶときの注意点

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外車王SOKEN編集部

「輸入車に憧れがあるけれど、新車価格では手が届かない」と感じる人には、3年落ちの中古車がおすすめです。ただし、他にも5年落ちや7年落ちなど、お得に購入できる中古車もあります。


この記事では、3年落ち輸入車が狙い目な理由と選ぶときの注意点、5年落ちや7年落ち、10年落ちとの違いを解説します。


3年落ちの輸入車が気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。


3年落ちとは


フィアット500


「3年落ち」は、新車として運輸支局に初めて登録(初度登録)されてから3年経過した車輌を表す言葉です。現在が2025年とすると、2022年に初度登録された「2022年式の中古車」が3年落ち車輌に該当します。


中古車市場では登録からの経過年数が短い車輌ほど状態がよいとされる傾向があるため、高年式の3年落ち車輌は高い人気があります。


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3年落ちの輸入車が狙い目な理由


フィアット 500 インテリア


状態のよい輸入車を手頃な価格で購入したい人には、3年落ち車輌が狙い目です。主な理由を3つ解説します。


価格が下がるタイミング


中古車の価格は車輌の状態やモデルによって異なりますが、「3年目」は一般的に価格が下がりやすいタイミングです。車種によっては3年目で30~40%下落し、最新モデルに近いクルマを手頃な価格で購入できます。


通常、1~2年落ちのクルマは新車保証や車検が残っているうえに車輌の状態もよいため、価格が高く、流通量もそれほど多くありません。一方、3年目は新車保証が切れるタイミングで乗り換える人が一気に増えるため、流通量が多く、価格も下がる傾向があります。


状態がよいクルマが多い


多くの輸入車メーカーは新車に3年程度の保証期間を設定しており、期間内は手厚いメンテナンスを受けることが可能です。3年落ちはパーツの劣化も少ないうえに直前まで十分なケアを受けているため、比較的状態のよいクルマが多いといえます。


実際に、メーカーの認定中古車では状態のよい3年落ち車輌が多数販売されています。


現行モデルをお得に入手できる場合もある


一般的に、輸入車のフルモデルチェンジのサイクルは5~8年です。細かいマイナーチェンジは2~3年で行われていますが、基本的な構造やエンジンは大きく変わりません。数年待つだけで、現行モデルまたは現行に近いモデルをお得に入手できるのは嬉しいポイントです。


3年落ちの輸入車を選ぶ際の注意点


フィアット 500 エンジンルーム


3年落ちの輸入車を選ぶ際は、下記の注意点に気をつけてください。


クルマの状態は走行距離と使用環境の影響を受ける


実際のクルマの状態に大きく影響するのは走行距離や使用環境です。同じ3年落ちでも、走行距離1万km未満と5万km超のクルマでは、コンディションが大きく異なる場合があります。「3年落ち」はあくまで1つの目安のため、購入時には年式以外の要素もよく確認しましょう。


整備歴や事故歴の確認が必要


クルマの整備歴や事故歴の確認も重要です。多くの輸入車には新車購入後3年程度のメーカー保証がありますが、保証があってもメンテナンスを怠っていれば良好な状態を維持できません。そのため、細かい整備歴がわかるメンテナンスノートの有無と内容は必ず確認しましょう。


また、過去に事故を起こしている場合はクルマの寿命に影響します。事故歴と修復歴の確認も必須です。


保証期間を確認して維持費を考慮する


一般的な輸入車には、新車購入後3年または走行距離が一定に達するまでの「新車保証」があり、その後は約2年の「延長保証」を有料で付帯できます。保証期間中は主要部品やシステムの不具合が無償で保証されるため、保証の有無は維持費に大きく影響します。


新車保証または延長保証はどの程度残っているのか、保証の有無と残存期間、料金をよく確認し、購入後の維持費を考慮してください。


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3年落ちの輸入車がおすすめな人


3年落ちの輸入車がおすすめな人


これまでの内容を踏まえて、3年落ちの輸入車がおすすめなのは下記の特徴を持つ人です。


・コストパフォーマンスを重視している
・できる限り新しい技術・機能・デザインのモデルに乗りたい
・購入費だけではなく維持費もある程度抑えたい


1~2年落ちのクルマはまだ価格が高めですが、3年落ちになると手頃な車輌が一気に増えます。価格のわりに比較的新しく状態もよい車輌が多いため、コストパフォーマンスを重視する人に適しています。


3年落ちと5年落ち・7年落ち・10年落ちの違い


3年落ちと5年落ち・7年落ち・10年落ちの違い


先ほど、輸入車の3年落ちは比較的状態がよいクルマが多いとお伝えしました。では、5年落ちや7年・10年落ち車輌になるとクルマの状態や価格はどのように変わるのでしょうか。それぞれの違いを解説します。


5年落ち


多くの輸入車メーカーの保証期間は、延長保証を含めても5年です。そのため、5年のタイミングで手放す人がさらに増え、価格も下がりやすくなります。手厚いメーカー保証により、こまめなメンテナンスを受けられているため、状態のよい車輌を手頃な価格で見つけやすいでしょう。


7年落ち


輸入車の多くは5~7年程度のサイクルでフルモデルチェンジを行います。7年落ちになると現行モデルではなくなる可能性が高いため、購入価格の相場はさらに下がるでしょう。


購入価格はお手頃になる一方で、消耗品などの交換が必要になってくる点には留意が必要です。購入時にはできる限り走行距離が短く、整備歴がしっかりあるクルマを選びましょう。


10年落ち


一般的に、クルマは10年または10万kmが寿命の目安といわれています。価格も大幅に下がるため、新車時に1,000万円を超える高級車でも、10年落ちであれば100万~200万円程度で購入できる場合があります。


ただし、10年落ちとなると必然的にクルマの不具合が増え、小まめなメンテナンスと維持費が不可欠です。また、車検代や自動車保険料も高額になりがちです。車輌価格だけではなく、購入後にかかる維持費も十分に考慮したうえで購入を検討しましょう。


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まとめ


まとめ


3年落ちの輸入車は価格と品質のバランスがよく、コストパフォーマンスを重視する人におすすめです。


とはいえ、3年落ちはあくまで1つの目安として考えましょう。実際のクルマのコンディションを左右するのは走行距離や使用環境、これまでの整備歴や事故歴です。また、輸入車は年式が古くなるほど維持費が高額になるため、メーカー保証の残存期間や金額なども重要です。


中古車サイトで探す際は、3年前の年式で絞った後に走行距離や保証の有無など他の要素も十分チェックするようにしてください。

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