ライフスタイル
更新2020.08.23
年収360万円で買える?20代はこの輸入中古車に乗ってシアワセ!
松村 透
また、年明け早々にソニー損保が発表している「2015年 新成人のカーライフ意識調査」によると、「車に興味がある」46%も「所有する経済的な余裕がない」71%というデータがあります。全体の平均額は「189万円」なのだとか。2016年版はどうなるでしょうか…。
出典:http://from.sonysonpo.co.jp/
クルマエンゲル係数50%は、まさに若気の至りかもしれません。ソニー損保の調査結果にある平均額「189万円」に基づき、予算180万円前後で設定し、割と最近のモデルを中心にまとめてみました。
ドイツ車編
●VWゴルフ5 GTI
「GTI is back.」のキャッチコピーとともに、当時大人気となったゴルフ5 GTI。大半はDSGで、MT車は希少。乗り比べて決めるのもありかもしれません
●BMW Z4(先代モデル)
先代BMW Z4も射程圏内。ロードスターの中古を狙うなら、この選択肢もありでしょう。掛けぬける歓びを持つオープンカーを20代から味わうのも一興です
●BMW MINI(先代モデル)
モデルチェンジによる代替が進み、価格もこなれてきてタマ数も増えてきました。現行モデルとの違いもほとんどの人が分からないはずだし、この選択肢は大いにありかも?
イギリス車
●ローバーミニ
ミニといえばやはりこちら…という方には、ぜひ乗っていただきたい1台。ディープなオトナたちの手厚いサポート(?)も期待できるかも
●ランドローバー フリーランダー
人とは違うSUVにさりげなく乗りたい…そんな方にオススメなのがランドローバー フリーランダー。オトナな選択かもしれません
●ランドローバー レンジローバー
さすがにカイエンの中古は届かないけれど、目いっぱい背伸びすればレンジローバーも夢ではありません。若いときから、維持費と愛情の狭間で苦悩するのも悪くないかも!?
フランス車
●シトロエンDS3
カレントライフ的にはまさに一押しの1台。日本車やドイツ車にはない佇まい。ぜひこの種のクルマから輸入車遍歴をスタートしていただきたいです
●プジョー207CC
スポーツカー仕立てのオープンカーは抵抗があるけれど、屋根が開くクルマに乗りたい…そんなときにぜひおすすめしたいのがプジョー207CCです
●ルノー トゥインゴ ゴルディーニ ルノー・スポール
限定車としてすぐさま完売したモデルですが、これもカレントライフ的に推したい1台。親子で楽しむのもありかもしれません
イタリア車
●フィアット500
フィアット500もカレントライフ的に一押しな1台です。さまざまな限定車がありますし、オプションパーツ豊富。手に入れたあとに自分なりにドレスアップしていく楽しみもありそうな1台です。
●アルファロメオ147GTA
少し前までは完全に予算外な1台だったアルファロメオ147GTA。税金面や維持費などを考えると、購入後にそれなりの出費を覚悟する必要はありそうです。しかし、絶滅危惧種になる前に手に入れて楽しむのもありではないでしょうか
●アルファロメオ ミト
現行モデルにあたるアルファロメオ ミトの中古車もなんとか射程圏内です。艶っぽい内外装色の組み合わせはアルファロメオ ミトでも健在。ファッショナブルに着こなしてみるのもありかもしれません
アメリカ車
●クライスラーPTクルーザー
絶版モデルとなって時間が経ちましたが、クライスラーPTクルーザーのデザインが好きという根強い人気のある1台です。絶滅危惧種の可能性もあります。気になる方はお早めに!
●クライスラーグランドチェロキー
見た目の成り立ちからは想像がつきませんが、クライスラーグランドチェロキーも射程圏内です。車内の広さなどは持て余すくらいかもしれませんが、おおらかな気持ちでドライブができそうです。税制面などの維持費はそれなりに掛かりそうです
●キャデラック エスカレード
条件つきではありますが、先々代キャデラック エスカレードも予算内です。ボディサイズおよび排気量といい、かなり大柄なクルマです。何かと維持費が掛かりそうですね
その他、輸入車
●ボルボC30
こちらもカレントライフ的に推したい1台です。すでに絶版車ではありますが、現行モデルと比較しても遜色ないデザインと成り立ち。オーナーに知的な印象をもたらせてくれるかもしれません
●フォードフォーカスST
フォードフォーカスSTも、カレントライフ的に一押しな1台です。まさに通好みな、輸入車ならではの世界観と所有する歓びをかみしめることのできるモデルといえるのではないでしょうか
運転免許を取得したばかりの頃、30代や40代になったら乗ろう…そう心に決めていた輸入車があったとして、実現できたケースはどれほどあるでしょうか。家庭を持ったり、クルマの好みが変わったり、駐車できる環境に合わせなければならなかったり…。
偶然なのか、筆者の周囲にいる20代の人たちはクルマ好きの方が多いです。翌朝仕事なのに、夜な夜なクルマで走り回っているような生活です。私もそうでした。それがある頃を境に、急に億劫になりだしたのです。
目的もなく、ただ夜な夜な市街地だったり、峠道を走るような時間があったら、お酒を飲んだり、ゆっくり眠っていたいと思うようになってしまった自分に愕然としています。ましてや、内装を取り払い、足回りを固めたチューニングカー1台ですべてをこなそうなどとは思えなくなりました。
年を重ねてから似合うクルマがあるように、若いときでなければ乗れないクルマもあるはずです。ましてや、MT車は絶滅危惧種となっていく可能性が高いです。
「頑張れば何とかなる」のであれば、ぜひその一歩を踏み出していただきたいと思います。「乗らないで後悔するより、乗って後悔する」方が、後々、きれいさっぱりと忘れられますし。
[ライター/江上透]