ライフスタイル
更新2018.03.29
婚活者必見!ヘンタイ級のクルマ好きにとって理想的な妻とは?
北沢 剛司
クルマ好きにとっての良妻とは?
クルマ好きが真っ先に思い浮かべる理想的な妻の姿は「一緒に楽しんでくれる妻」。ツーリングや旧車イベントなどにはふたりで参加し、奥さんもイベントを楽しんでいる場合です。特に人当たりの良い奥さんの場合は仲間からの評判もよく、周りから「羨ましい」と言われることも多々あります。私の経験では、このような奥さんはクルマが好きということ以上に、結婚した旦那さんが大好きという場合が多いように思えます。そのため、仮に夫がクルマ以外の趣味を持っていたとしても、きっと彼女は楽しめるでしょう。逆にいえば、夫婦仲が冷え込んだ場合、彼女にとって夫のクルマ趣味は目の敵になる可能性があるので注意が必要です。
クルマが大好きな女性は、ヘンタイ系クルマ好きにとっては理想的な結婚相手の候補でしょう。旧車、レース観戦、スポーツ走行など、自分たちが「楽しい」と思えるカテゴリーが同じ場合は幸せ度合いも極めて高く、バラ色の趣味生活を楽しめる可能性があります。デメリットとしては、高価なパーツや趣味のアイテムを買った場合、その金額がすぐに分かってしまうこと。この場合でも「ふたりの共有財産」ということにすれば、大きな問題にはならずに済むかもしれません。
注意したいのは、ふたりの方向性にズレが生じたときです。結婚して子どもが生まれると、妻は母になり、生活スタイルも価値観も一変します。しかし、夫のほうは父親になっても趣味を続けることが可能なため、妻のほうが被害者意識を持つことが考えられます。「私は家事で毎日忙しいのに、あなたは好きなことばかりしている」という不満です。このような場合は、日頃から妻のサポートをするのはもちろん、週末のクルマ系イベントには家族全員で参加するのが良いでしょう。最近は家族で楽しめるイベントも多いので、これをきっかけにみんなをクルマ趣味に巻き込んでいけば、それこそ最高の幸せといえるかもしれません。
クルマ好きにとっての悪妻とは?
逆にクルマ好きにとって最悪の妻とはどんな女性でしょうか?
第一に挙げられるのは、さまざまな事柄に対して否定的な態度をとる女性です。趣味のクルマなんて無駄遣い以外の何者でもなく、修理にお金が掛かるなんて理解不能。ましてや実用性のないミニカーコレクションなんて愚の骨頂です。夫の趣味が理解できないので、部屋を掃除するついでに大事な物も断捨離されてしまう危険性があります。そんな女性には、いくらアイテムの希少性などを訴えても無意味です。「そんなに価値があるなら今すぐ売って金にしろ」と言われるのがオチでしょう。下手をすれば、お宝アイテムをヤフオクやメルカリで処分されてしまうかもしれません。妻が金銭面に厳しい最大の理由は、ひとえに生活費への不安と不満です。生活が潤っている場合はそんな文句を言う必要もないので、クルマ趣味の継続には、まず収支の改善を図るのが第一です。
また、物事を斜めに見るクセがついている女性も要注意です。クルマを買いたいと相談した場合には「何か裏がある」と思われ、その真意を問い詰められます。そしてお金を使う大義名分がない場合、まず稟議は通りません。そういう女性はアタマの切れが非常に良かったりするので、たとえ妻に隠れてクルマを買ったとしても、ただちにその違和感に気づき、たちまち証拠を挙げられてしまうでしょう。ウソを見抜く能力も高いため、まず勝ち目はありません。
しかし、それらはまだ対処可能なだけマシといえるでしょう。クルマ好きが結婚相手としてもっとも避けたいのは、キレると何をするか分からない「デンジャラス妻」です。普段からクルマを汚く使ったり、物を大切に扱わない妻は、夫の趣味に対する理解もなく、ストレスは溜まる一方。さらにそんな相手と夫婦げんかをした場合には、どんな攻撃を仕掛けてくるかわかりません。大事な愛車を蹴飛ばしたり、棚に飾っている貴重なミニカーを投げつけたり、あるいは大切なカタログやサービスマニュアルなどを破られたりする場合が考えられます。そのような物品に対するテロ攻撃は、歴史的な建造物を破壊するタリバンやイスラム国と同じです。そんな出来事が目の前で起きた場合には、理性の壁を容易に超えてしまうことでしょう。逆ギレして自分が加害者になってしまわぬよう、結婚前に「デンジャラス妻」になりそうな要素はないか、しっかり見極めることが大切です。
クルマ好きにとって本当に理想的な妻とは?
周りでうまくいっている夫婦関係を見てみると、例えば性格の強い奥さんには優しい旦那さん、無頓着な旦那さんにはしっかり者の奥さんがいるなど、絶妙なバランスが取れている夫婦が多いように感じます。そう考えると、ヘンタイ級クルマ好きにとって最適なパートナーは、夫の趣味に無関心、あるいは黙認してくれる女性ではないでしょうか。
夫の趣味がエクストリームなレベルの場合、妻にも熱心に活動している別の趣味があれば、お互いの趣味活動を尊重し合うことができます。もしくは夫の趣味に特に関心がない場合、たとえ高価なパーツや趣味のアイテムを購入しても、深く追求されることは少ないでしょう。ただ、それが家計に影響するような場合は、さすがに黙認することはできなくなります。そうなるとチェックの目が厳しくなるので、やりすぎは禁物。夫婦関係に支障がない範囲で楽しむのが良いでしょう。
極論をいえば、結婚よりもクルマ趣味のプライオリティが高い場合は、無理に結婚する必要はありません。「そんなに趣味が大事なら結婚するな」というのも正論です。とはいえ、趣味と結婚生活を上手にバランスさせているクルマ好きが多いことも事実。もちろん子どもが生まれても、趣味を続けることは可能です。素敵なパートナーと新しい楽しさのカタチを見つけてください。
[ライター・画像/北沢剛司]